実家通いになった今!京都・下宿生活3年半を続けてわかったメリット5つとは?
「月日経つのめちゃ早くない?え、どゆこと?」
年末シーズンが近づいてきたこの時期、よく耳にしたり言う機会が多くなるイメージのフレーズ。
聞かれたわけでもないのに私も振り返ってみると、ついこの間、大学に入学し
「京都での下宿生活を充実させていくんだ!」と決意したはずでした。
気づけば、その下宿生活を終え、就活も終え、実家から2時間かけて大学に通っている今日この頃。
最近は大学からの帰り道、電車に揺られながら「ん?私、下宿の時って、この時間に何してたっけ?」と考えるようになりました。
そこで今回は、『実家通いになった今!京都・下宿生活3年半を続けてわかったメリット5つとは?』
を京都の素敵な景色を撮影した写真と共にご紹介していきたいなと思います。
今回の写真提供は、京都学生広報部のOGの藪 琴音さんです。綺麗で淡く温かみのある写真が素敵です。
(琴音さんが学生時代に撮った素敵な京都の写真も多いので、インスタも是非ご覧ください
→ @ykykyk27)
この記事を読んで、下宿のリアルなイメージを掴んでもらえれば嬉しいです。
それではいきましょう!
もくじ
1.強くたくましいメンタルが手に入った
これは、特に寂しくて不安になって震えちゃうぐらいの夜に鍛えられたような気がします。(え…なんて?)
「大抵のことは自分で解決しないと次に進まない」
そう思うと自然とメンタルが強くなっていきました(笑)。
一人暮らしになると、必ず一度は起こる害虫問題。しっかり掃除をして、窓を閉めていたのにも関わらず侵入してきます。
家族や友人に夜遅くてもLINEをして慌てふためきますが、処理するのは自分です。
クッションで顔を守り、片手に殺虫スプレーの態勢で2時間くらい格闘します。
最後はなんやかんや解決できて無事、寝てました(笑)。
また、自然災害があった時。特に今年は多かった…(汗)。
怖い時は「備えあれば憂いなしだろう」と思い、耐え忍んでいました。
例えば、地震の時は防災リュックを準備して靴下をはいてお風呂に水を張っておくとか。
台風の時はベランダのものを全て部屋に入れて懐中電灯を枕元に置いておくとか。
それでも不安なときは、同じ境遇の友達と連絡をするだけでも気持ちが軽くなりました。
「準備は万全、きたときは落ち着いて行動すれば大丈夫だ」と割り切って、強い気持ちをもって横になっていたら、
これまた寝てしまっていました(笑)。
その経験があったからこそ、実家に戻った今いざそれらの事態に陥っても、
物凄く落ち着いて行動できているんだと気づかされました。
2.自然と行動的になっていた
これも当たり前のことかもしれませんね。下宿の利点は大学から近いということ。
自分が全休&バイトなしの日、大学に講義を受けにきている友人たちがご飯や遊びに誘ってくれる時があります。
誘ってくれない場合は、自ら連絡。そうしないと「ぼっち飯」になってしまいます(泣)。
もし、お金がなくて外食ができないのなら一緒に自炊をしてワイワイ騒げばいい。
(もちろん近所迷惑にならない程度に、ね。)
実際に別々で仲良くなった私の友達が、一緒の鍋を取り囲んでいたということもちらほら。
友達とすぐにそして長―く一緒にいることが出来るのは、下宿生の特権だと思っています。
今はというと、いくら楽しくても常に「終電」を気にしないといけなくなりました。
辛いです…。
毎日の食事が楽しいか寂しいかは、自分の行動次第で決まっていたんだということに気づかされました。
3.常識や生活の知恵が身についたこと
「身についた」というより「なかったことに気づいた」といったほうが妥当かもしれません。
いざ郵便物、宅配便を送る時、はがきやお手紙を送る時、そこで初めて一般常識がないことに気づかされていました。
と同時に親に任せていたんだと痛感もしました。
改めてしっかりしないとなと思う機会は、この時期にしかなかったことだと気づきました。
またこの「生活の知恵」というのは、私は「ちょっとした工夫」と捉えていて、
その工夫は別の下宿の子の家で意識的に探し、見つけては「これいい!」と思い、パクっていました。
例えば、捨てる歯ブラシを窓の桟(さん)を掃除する時に使うとか、
近くの100、300円均一のお店は暇さえあれば物色していました。
特にジップロック®は万能でお風呂で音楽を聴くときの防水機能を果たしてくれるし、
料理ではキュウリの漬物も作れちゃいますよ?
4.3つの管理する力がついたこと
この3つは金銭管理、体調管理、時間管理です。
金銭管理は家計簿をできるだけ毎日つけていたので自然と身につきました。
私は面倒くさがり屋なので紙には書かず、アプリで管理していました。
下宿を経験した今では、ニンジン1本大体いくらなのか答えられますし、3日分の食費代(自炊した時)も把握できます。
日用品が一気に切れて今月出費が多くなりそうだと思えば、近くのスーパーでタイムセールを狙えばいいのです。
もう完全に主婦。
主婦の気持ちがわかりました(笑)。
次に体調管理です。
だって風邪になったら助けてくれる人がいないからです。
病院にいく間も辛いし、大変だし、孤独だし。もう嫌なこと三拍子。
それを防ぐためにもサラダを食べてみたり、多少高くてもビタミン豊富な食材を選んで自分の体調を整えていました。
最後に時間管理です。
これは寝坊が治るとかそういうことじゃなくて、家のスケジュール管理です。
例えば、「洗濯機を回している30分間で部屋のコロコロとお風呂とトイレを掃除しよ~」とか、
「今日は、マンションの関係で水が13時から止められるから、このくらい水溜めとこ~」というスケジューリングです。
これも主婦ですね(笑)。
今は電車に関する時間管理に慣れるのに一苦労してます。
「2限のこの時間はあと2時間寝ていたのに、、、」
あ~ぁ、寝た気がしないよ~ってそっと心の中で思っています。
今は今で早起きができるからいいんです!
早起きは三文の徳、、、っはぁぁぁぁあい!!次―!
5.ダイエットしやすい環境だということ
これは個人差があるかもしれませんが、私はそうでした。
当たり前ですが、下宿の時、食事は毎日、自分で決めないといけません。
痩せたいなと思ったら野菜や体にいいもの、ヘルシーなものだけを買い物かごに入れればいいんです。
そうすると、腐らせまいと3日間の献立は自然とヘルシー料理一択になります。
「そんなのかごに入れる時に、気になった新商品をぶち込んだらジ・エンドじゃん?」
って思う方。想像してみて下さい。
4で述べたように金銭管理も自分で行うんです。当然あなたの左手には、生活費であるお金を握りしめているわけです。
そう思うと新商品をスッと静かに棚に戻す自分が想像できるはずです。
実家になった今は友達との飲みの後、帰宅したら残りの晩御飯がテーブルの上に。
「今日、夜ご飯いらないって言ったはずなのにな…(笑)。」と思いながらも食べてしまう。
冷蔵庫を開けると常に美味しそうなものが陳列されている。
甘い誘惑のオンパレードです。
数字を見ても、下宿を始めてから実家に帰るまでの間、元あった体重から3~5キロ減りました。
逆に今は増え続けていますw。(原因はこれだけじゃないかもですが。)
知らず知らずのうちに痩せやすい環境が整っていたんだなと、生活を振り返っても数字をみても痛感しました。
以上!
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した5つの他にもまだ沢山あるであろう下宿の「気づき」。
実家暮らしになった今、振り返ってみると、結構考えて暮らしていたんだなと自分に感心します(笑)。
大学4年間で両方の暮らしを経験している。貴重なことだし面白いです。
「下宿と実家暮らし、どっちが良い?」とよく聞かれるようになりましたが、
答えはナッシングです(笑)。
どっちにもメリットはあるし、デメリットもあるから何とも言えません。
しいて私からいえることは、「熱中できるものがありそう、または見つけられそうな人は下宿がおススメ!」ということです。
上記でもわかる通り下宿は1人の時間が多いです。その時間を熱中できることに使えば、成長にもつながるし、
充実した学生生活になること間違いなしです。
ただし、お金のことを考えると実家暮らしのほうがいいと思います。
こちらのほうが自分のことに使えるお金は、断然多いです。
どちらにしろ、自分だけで決めず親や周りの先輩にも相談し、
たくさん意見を聞いてから自分に合った選択をしてみて下さい。
実家暮らしのメリットを紹介した記事もアップしているのでこちらも是非ご覧ください↓
(京都女子大学 現代社会学部 山本奈未)