【新大学生必見!】家探しで覚えておくべきこと
もくじ
分からないことだらけの家探し
38の大学・短期大学が集積し、約15万人の学生が学ぶまち、京都。
入試を終え、京都への進学を決めた高校生たちは、次なるミッションを与えられます。
それは「住まい探し」!!
「京都には旅行でしか来たことがない……。」
そんな、あなた!心配しないでください!
かく言う私も、東京出身なので、京都には修学旅行で来たきりでした。その時に訪れたのは祇園や京都駅など、いわゆる観光スポットばかり。京都には縁もゆかりもない高校生でした。
「大学生の生活がわからないから、何を基準に家を選んだらいいかわからない……」
こちらも心配ご無用です!
この記事では、土地勘も無い、大学生活もわからない、京都で初めての一人暮らしをする全国津々浦々から集まる新入生、そして家賃は抑えたいけどどこに目をつけて選べば良いかわからない大学生に向けて、京都の不動産業者でアルバイトをしている私が、家探しのポイントを伝授していきます!!
とは言え、一般的な家探しのポイントについては色々なプロフェッショナルが説明してくれています。なので今回は、「京都ならでは」や、「大学生ならでは」の視点でピックアップしました!京都で大学生活を送る皆さまの参考になりますように!
1.「絶対駅近がいい!!」は果たして全てのパターンに当てはまる??
駅周辺は開発されている事が多く、便利なエリアが多いのも事実。京都にはJRや私鉄、そして市営地下鉄が通っており、電車が頻繁に利用されています。しかしその分家賃もアップしがちですよね。
また、全国から集まっている学生の親御様の中には、
「実家まで新幹線で簡単に帰れるように、京都駅からアクセスの良い駅が便利だろう!!」
という声を多く聞きます。確かに駅が近ければ帰省が楽ですし、将来就活の際にも電車は必須でしょう。現在就活中の私も電車で梅田まで頻繁に移動しています。
大学が駅から近いならそれもいいかもしれない。でも、大学が駅から遠い(例えば北区にある立命館大学や、京都産業大学、佛教大学など……)場合は特に、駅近にこだわる必要はないと私は思っています。
なぜなら、①京都は市バスが発達している!②駅チカより大学チカを優先すべき!だからです!
まず①ですが、京都市内は想像以上に市バスの交通網が張りめぐらされており、京都駅や河原町など、主要な駅には簡単にアクセス可能なのです。たとえ駅が徒歩圏内でなくても、近くのバス停から乗る事ができ、本数も多い!!
市バスが大変便利な京都市では、駅チカに対してあまりこだわらなくてもいいかもしれません。
続いて②!色々便利だからと言って大学から遠いところに住むのは悪手です!!
特に春から大学生になる1回生は大学から遠いことを後悔しがち。なぜなら、1回生では基本科目などで毎日午前に授業が詰め込まれます!!
大学にもよりますが、私が通う立命館大学では1限が9時から始まります。今まで高校生だった皆さんからすると、「そんなの余裕じゃん!」と感じると思います。
でも、それは実家だったからではないですか??
朝は寝過ごしそうになったら起こしてくれる。ご飯は起きたらできている。行きたくないなと思ってもハッパをかけてくれる。そんな優しい親御さんのおかげだったのです。
でも、一人暮らしを始めればそんな事は全て自分でやらなくてはならない……。
そんな一人暮らし大学生にとって、毎日朝から学校に行くことは一苦労。それでも大学の遠くでも便利な駅チカを選ぶべき?私はNOだと思います。
もちろん、大学が駅のそばにある方も他人事ではありません!
何よりも「大学チカ」を基準に、家探しをオススメします。
2.日当たりは絶対良い方がいいのか?
家を探すにあたり、もう一つ重視されるポイントがあります。そう、日当たりの良し悪しです。特に朝夕問わず日当たりが良いとされる南向きに窓がついているお部屋は超人気。「南向きが良い!」と希望される方は多くいらっしゃいます。
それに対し、昼間日が当たりにくいとされる北向きのお部屋は不人気。北向きのお部屋と説明すると、「北向きかあ……」とネガティブな印象を受ける方が多い傾向です。
でも、どちらがお手頃かを考えると、もちろん北向きのお部屋の方が家賃を抑えられます。それでも、昼間日が当たらないと、暗い・寒い・洗濯物乾きにくいの3コンボ。
確かに避けたくなるのも理解できます。家を重視してお金をかけられるなら、南向きの部屋にしたいところです。
それでも、皆が皆家賃にお金をかけられるわけではないですよね。そんな学生さん達はどうすれば良いのか……。
そこで発想の転換をしてみましょう。大学生、特に下回生は毎日授業が入ります。昼間は学校に行くか、アルバイトでお金を稼ぐか、サークルで楽しんでいることが多いです。
つまり、日中家で滞在している時間は少なく、夜の時間の方が長い学生が多いのでは?
家賃をできるだけ抑えたい学生さんは、窓向きについては一旦置いといて、お部屋を探してみると選択肢が広がりますよ!
3.家探しで重要な心構え
最後に、家探しに臨むにあたり、とても重要な心構えを2点伝授します!
それは、①最優先のポイントを決めること、②親に任せきりにしないことです。
①に関しては、何も考えずに家を探していると、「あれも欲しい、あとこれも欲しい……」と雪だるま式に希望条件が増えがちです。そうすると、どんどん選べる物件が減っていき、満足する選択ができないかもしれません。
そのため、何を最優先するかを事前に考え、ランキング付けをすると、スムーズで満足する家探しができる場合が多いと思います。
続いて②は、受験直後という事もあってか、親御さんに連れられて家探しにはきたものの、主体的に意見を言わず、あまり「自分ごと」ではない学生さんが多い様に感じます。
一日中勉強づけの毎日から、受験の終わりを迎えたと思ったら急に家探し。学生さんにとってはピンときませんよね。。
でも、その家探しは今後4年間の住処となるかもしれない、大学生活への大事な一歩です。家探しを親に任せきりにしてしまい、後々住んでみたら不満が続々と出てくることも……
ぜひこだわりを持って、自分の意見をどんどん主張してみてください!!
最後に
人生をかけた受験がやっと終わったのに、次は新生活への準備……。
転居をともなう大学進学をする学生さんは、とっても大変ですよね。
でも、一人暮らしを大学生で経験できることは、今後の人生の大きな財産です。
家探しを終えたら、大学生活への高揚感が高まります!
ぜひ、頑張って家探しに取り組んでみてくださいね!
(立命館大学 法学部 岡田雄大)