#春から京都 ならこれを読め!下宿生のための京都エリア別解説
もくじ
1.はじめに
春から京都の大学に通う新入生の皆さん、合格おめでとうございます◎
これから下宿のために京都へ引っ越してくる方も多いのではないでしょうか。
なんだかわくわくするけれど、でもなんてったって初めてのひとり暮らし……不安がいっぱいですよね。
みんなどこで遊ぶの?「西陣」ってよく聞くけどどんなところ?
この記事を読めばすべてわかります!それではどうぞ
2.四条・河原町エリア(みんなの遊び場)
人でいっぱいの四条通 百貨店や有名アパレルブランドが立ち並ぶ
「京都」と聞いてビルが立ち並ぶ都会を想像する人は少ないかもしれませんが、実は京都ってけっこう都会なんです。
四条通・河原町通・烏丸通・御池通に囲まれたエリアは特に栄えていて、デパートやカラオケ、ボウリングなどのアミューズメント施設や各種飲食店など、なんでも揃っていますよ。
石畳が美しい先斗町(ぽんとちょう) 少し高級な料理屋さんがある花街
飲み屋がひしめく木屋町通 中央には高瀬川が流れる
同じ中心に位置するエリアでも烏丸通はビジネス街、寺町通・新京極・河原町通はショッピング街、木屋町通や先斗町(ぽんとちょう)、鴨川を渡った先の祇園は繁華街といったところでしょうか。それぞれ特徴があるのも面白いですね。
3.西陣エリア(同志社・立命館・同志社女子・平安女学院など)
北野天満宮のお膝元 北野商店街
「西陣織」で有名なこのエリア。
学生数が多い同志社大学と立命館大学の間にあることから、京都有数の下宿生密集地帯となっています。
上京区から北区にわたる比較的広いエリアですが細い道が多いのが特徴で、メインストリートとして使われる今出川通(東西の通り)や千本通(南北の通り)も車線数は多くありません。
そんな細い道も朝は自転車がたくさん!通学時はスピードを出し過ぎないように気を付けましょう(1限に遅れない程度に)。
「学生のまち」ということでなんだか慌ただしい印象の西陣エリアですが、路地を入っていくと途端に静かな町並みとなります。隠れ家カフェも多く、ふとしたところで素敵なお店に出会えるかも……。
4.叡電沿いエリア(京大・京都芸術大学(旧名称:京都造形芸術大学)など)
叡電のホーム ラッピングされた電車が走ります
出町柳駅から貴船・鞍馬や比叡山に向かってぐにゃぐにゃと走っているのは叡山電車、略して叡電(えいでん)。叡電や嵐電(京福電気鉄道嵐山本線のこと。略して「らんでん」と言う。)など、京都では今なお路面電車が活躍しています。
叡山電車の出町柳駅・元田中駅は全部で3つある京都大学の最寄り駅のうちの2つで、京都大学の下宿生が多いエリアとなっています。
また、茶山駅が京都芸術大学(旧名称:京都造形芸術大学)の最寄り駅であることから、学生も多く見られます。
そうした学生の個性の強さが手伝ってか、叡電沿いには個性的なお店がたくさん。一乗寺はラーメン街、元田中は雑貨屋さんや本屋さんが多かったりと、駅ごとに特徴がはっきり分かれている印象です。
少し歩いて白川通に出れば、古着屋さんもちらほら。哲学の道や銀閣寺にも近く、京都の趣と学生街の活気、どちらも味わえるまちですね。
5.下鴨エリア(京大・京産・京都府立・京都工繊・ダム女など)
鴨川デルタ近辺の交差点
賀茂川と高野川、ふたつの川に挟まれた半島状のようなエリアは下鴨と呼ばれています。それぞれの川がエモとチルの概念を運び、それらが混ぜ合わされ鴨川となって京都のまちに流れ込んでいくのです……。
やはり人間の生活には川が欠かせないのでしょうか……川沿いに人は集まるもので、近辺には多くの大学があります。
鴨川はみんなの憩いの場
下鴨神社を中心として、最南端の出町柳・鴨川デルタ地帯は付近一帯の学生が集まる憩いの場。
北側に位置する京都市営地下鉄北山駅や松ヶ崎駅の近辺は閑静な住宅街となっており、植物園やおしゃれなお店も多く、住むのに人気のエリアです。
6.まとめ
いかがでしたか?
まだまだわからない京都のこと、少しはお分かりいただけたのではないかと思います。
少しでも下宿生の皆さんの不安が解消されたなら嬉しいです!
ぜひこの記事を参考に、京都でまち歩きをお楽しみください◎
※ご紹介した写真のいくつかは京都学生広報部OBの阿部 拓海さんのインスタグラムよりご提供いただきました。
ありがとうございます!
https://www.instagram.com/ab_108/?igshid=1djbm47qa3d4r
(文:同志社大学 法学部 石井魁人)
(写真:京都大学 理学部 難波宏樹)
(写真:京都女子大学 文学部 内海万知子)