第16回京都学生祭典の実行委員長にゆる〜く取材してきた ー実行委員長の魅力編ー
後半は、京都学生祭典の実行委員長、稲垣知沙(いながき ちさ)に迫ります。
前半に増して後半は、おしゃべり感強めです(笑)
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
京都の大学生だからこそ繋がった出会い
池田:京都の大学生で良かったと思うことは?
稲垣:人との繋がりを実感できるのは、京都の大学生だからかなって思う。それこそ地域の活動に参加させてもらってもそうやし、企業の方と話をさせてもらってもそうやねんけど、京都の人たちって“ご縁”を大切にしているなって思う。京都じゃないと学べなかったことや、生まれなかった出会いがある。
池田:京都学生祭典の実行委員をしているからこそ、感じることやな。
稲垣:そうやな。あと、学生に優しいよね。「学生さんやし」って言ってくれる方たちの温かさを実感してる。
池田:「学生のまち 京都」。大学生活を送るのにベストな場所よね。
多くの人に必要とされて
池田:どうして実行委員長に立候補したの?
稲垣:多くの人に必要としてもらったからっていうのが一番かな。本当は実行委員長をやるつもりは全くなかった。私はそんな器じゃないと思ってたし、今でもそんな器じゃないと思ってるし(笑)
池田:まって、それは嫌味やわ(笑)それで?
稲垣:去年までは、実行委員の中でも広報部に所属してたから、実行委員長の「京都学生祭典の魅力を伝える」っていう活動は、今までしてきたことと同じだなって受けられた。あと、頑張ってる子とか色んな思いを持ってる子がいることに気づいて。色々な仲間の楽しい思いやしんどい思いを受け止められるのが実行委員長かなって思ったから、立候補した。それで「稲垣なら」って言ってくれた人がたくさんいたから、やらせてもらってる感じやな。
池田:私が京都学生祭典の実行委員でも、知沙に投票してたと思う。
実行委員長になって
池田:去年までと今、変わったことは?
稲垣:もう見える範囲が全然違う。京都学生祭典は多くの人に支援してもらって初めて成り立っていることを、なんとなく頭で理解するのと、実感するのとではだいぶ違う。
池田:それって実行委員長にならないと実感しにくいことやね。
稲垣:そう、そのギャップが大変な時もあるかな。実行委員が今現在で285人なんやけど、その中で、このことを本当の意味で理解できるのって、一部の人だけかもしれないと思う。あと今の立場になったことで、実行委員の子にも、出演してくださる方にも、支援してくださる方にも、感謝の気持ちを強く持つようになった。
池田:委員長として一番大事にしていることは?
稲垣:難しいな〜あかねなんかあるの?
池田:私は部員を大切にすること。部員が楽しくないと、何も始まらないし動かないから。常に気を配るようにしてるかな。
稲垣:私は、全てを自分の責任やと思うことかな。
池田:最終的に自分が責任をとるってこと?
稲垣:いや、意識するってこと。例えば、私が細かく把握するのが難しい部署でトラブルが起こったとするやん。そのときに、「私は全然聞いてなかったし、関係ない」って思わない。どこが把握できてなかったか、事前に言えるところはどこだったか、私が部長や統括に声をかけるべきだったのかって考える。京都学生祭典で起こる全ての悪いことを、自分の責任だと思って行動して、受け止めなあかんなって。
池田:自分が恥ずかしくなる(笑)私だったら、自分のせいじゃないことで怒られたときに、「私のせいじゃないのに」ってムキになっちゃうけど、知沙はそうじゃないよね。自分の反省点を見つけて、心から謝れるところが、本当に素晴らしい。
稲垣:というか、全く私に非がないことは、京都学生祭典において絶対ないのよ。この団体で起こるミスには、0.01パーセントでも私に悪いところがあるんだからっていう気持ちで受け止めていったら、自分も強くなれるし。
池田: 確かに、団体のミスが、直接は自分のせいじゃなくても、自分が気にかけていれば起こらなかったことも多いな… 知沙は、そんなときイライラしないの?
稲垣:するよ(笑)一回怒りを抑えて、受け止める。それでも言わなあかんときは言う。言った方が後々トラブルにならないことだったり、叱っておけば責任も軽くなったりするときは、しっかり叱る。どんな叱り方にしても、心の中では自分の悪いところも留めておかなあかんかって。
池田:当たり前のようにできることがほんまにすごい。なかなかできることじゃないと思う。
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