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京都の大学生だとこんなことができる!

私は京都府の南部にあたる山城地域という田舎で育ちました。
地元は茶畑が広がり、ゆったりとした時間が流れています。その影響もあり、大学では「地域活性化について学びたい」と強く思っていました。

その学びを大切にするある大学に進学するため必死に勉強しましたが、結果は「不合格」。そのため、地元の京都の大学に進学しました。

本音を言うと
「一人暮らしをしてみたかった、外の世界に飛び出してみたかった。」
そんな気持ちがしばらく残っていました。

しかし、今は京都の「学び、成長できる」環境がやりがいとなり、新しいチャンスを得ています。この記事を読んで、京都の学生だとこんなことができるんだ!と感じてもらえれば嬉しいです。

訪日観光客との交流の機会が多い

訪日観光客にインタビューをする筆者

まず、京都市の大学に通い始めて感じたことは訪日観光客との交流の機会が多いこと。京都にある寺社仏閣をはじめとした魅力的な文化がその理由だと感じます。

上の写真は、大学でフリーペーパーを作る授業を履修し、金閣寺付近を訪れた訪日観光客にインタビューをした時の様子です。通学途中やアルバイト中にも、京都の道を聞かれることが多く、語学力を養うこと、そして出会うことをより大切にするようになりました。

大学・学生と地域が『コラボ』して実施する取組を応援!

わくわく研究室の学生と門川京都市長と記念撮影をする筆者
(同じ佛教大学の「わくわく研究室」の学生(写真向かって右手)とともに門川京都市長と記念撮影)

魅力ある地域づくり・課題解決に向けて、大学生が地域と協働で取り組む事業に対して京都市と大学コンソーシアム京都が助成・支援をする制度「学まちコラボ事業」()をご存じでしょうか。

私が所属している「京都・高雄活性化プロジェクト」は、今年度この事業に応募しプレゼンテーション審査の結果、採択され、助成金をいただくことができました。

本プロジェクトは、2016年度に、高雄保勝会より大学生目線で活性化案を提案してほしいとの要望から発足したものです。古くから紅葉の名所である高雄に視察に行き、現地での分析・議論を重ね「高雄もみじのライトアップ」に合わせて企画を提案し、実施しました。さらに、高雄の中学生と連携して活動を行うことにより、地元愛を深めるとともに交流の促進も図っています。

)「学まちコラボ」について詳しくはこちらから

2016年度の活動

夢パックライト
夢パックライト(400個の紙パックを利用し、佛大生と高雄の中学生が協同作成)

高雄活性化プロジェクトで作成した巨大走馬灯
巨大走馬灯(直径90cm×90cm。中の回転テーブルにより、デザインが回る仕組み)

2017年度の活動

高雄活性化プロジェクトで作成した夢風鈴
夢風鈴(850個の願いを風鈴棚として設置・高雄の中学生と佛大生の協同作成)

今年度の「学まちコラボ事業」採択の結果、

①   実質的な面
助成金はもちろん市民の税金から賄われていること、地域が求める意思を読み解くこと、後援・協力と主催・共催の立ち位置を明らかにすること
②   交流面
採択された他大学のプロジェクトメンバーとの意見交換・発表の場

この二つの面において、学び活動する機会が増えています。
今年度は新たに夏企画も実施することができ、年間を通した活動を今後も実施できたらと考えています。

学んだことをふるさとで活かす

地域の子どもたちとお米作りに励む筆者

大学では主に公共事業や環境問題について、学んでいます。
反対にふるさとや地域の現場で感じ、気づいたことを大学の勉強に活かす場合もあります。

例えば、「小中学校の統廃合は地域にとってどのような影響を与えるのか」という問題。
自分の通っていた母校がなくなる、周りの商店街、子どもの遊び場が縮小される、といったマイナスのリスクに加えて、学年を超えた学びの場が増えるというプラスの面もあります。

このように、自分のふるさとで実際に起こっている課題にどう向き合うのか。常にアンテナを張るために、休日には地域の子どもたちと一緒に田んぼでお米作りをしたり、屋台で出店を開いたりしています。また、農家さんの野菜づくりのお手伝いや、小学校のALT講師との交流授業なども行っています。

大学、地域(フィールド)の相互作用による現状を踏まえ、次の提案・学びへと役立っています。今後の研究テーマも、ふるさとの課題解決に設定することを目指しています。

やっぱり楽しい京都で過ごす時間

京都学生祭典で京都学生広報部の活動を行う筆者

そして最後にもう一つ。

京都の大学生だからこそ出会うことのできた「京都学生広報部」。
学生主体で企画、取材、記事の執筆などをする中で、もっと京都の素敵な場所を発見したい、たくさんの人達に出会いたいと感じるようになりました。

記事が完成し、WEBサイト「コトカレ」にアップされた時が一番達成感があります。
自分が高校生の時にコトカレを見ることができたら、京都の大学生活のイメージはきっと変わっていたのだろうと思います。

大学生活も2年が過ぎようとしていますが、この記事で挙げたいろんな環境を最大限に活かして、これからも進んでいきたいです。

 

(佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)

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