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京都四大祭!?京都市長×文化庁×京都学生祭典×京都学生広報部で座談会!

毎月15日は第15回京都学生祭典の企画として、学生が文化について学び、発信する「京都学生文化発信の日」。今回はその最終回として、門川大作市長×文化庁地域文化創生本部の松坂浩史事務局長×京都学生祭典実行委員長の喜馬 爽×京都学生広報部の石永 路人の4人で座談会を無鄰菴(むりんあん)にて行いました。学生と文化との関わりから、就活、クイズ番組についてまで、幅広いテーマで盛り上がった様子をご覧ください。

参加者プロフィール

○門川 大作(かどかわ だいさく)
立命館大学二部法学部卒業。京都市教育長を経て、平成20年2月より第26代京都市長に就任(3期目)。

○松坂 浩史(まつざか ひろし)
早稲田大学社会科学部卒業。平成29年3月末まで官房参事官を務め、同年4月から文化庁地域文化創生本部事務局長に就任。京都の町家(長屋)に住まい、茂山家に入門して狂言を学ぶ。

○喜馬 爽(きば さやか)
京都女子大学家政学部生活福祉学科3回生。第15回京都学生祭典実行委員長。

○石永 路人(いしなが みちと)
京都産業大学文化学部京都文化学科3回生。京都学生広報部 企画・取材・編集チーム副リーダー。

正座をしても足がしびれない門川市長の秘訣は…

喜馬「京都四大祭を目指して作られた京都学生祭典の今年のテーマは、“京都学生文化の創出”。京都は学生の街と言われるほど学生が多いので、京都ならではの学生の文化を私たちで作ろうじゃないかと1年間活動してきました。
今回は文化を発信する企画ということで、みんなできものを着てみました。私自身、成人式以来の着物です。帯の高さによって全く印象が違い、柄の見せ方で雰囲気が違い、着物の奥深さを感じています。今の洋服とは違うおしゃれの仕方だと思いました。」

石永「僕は今回初めて着物を着ました。帯を締めて着るのは身が引き締まる思いがしますし、どこか日本人らしさを感じますね。大学のレポートでは、日本人は着物を着るべきと書いたこともあるので、今回このような機会をいただいて嬉しく思います。」

松坂「私はこれから着る機会を増やそうと思っています。今のところ市長のように毎日着物を着る勇気はないんですが、京都の街なら着れそうな気がしています。」

市長「日本の大切な文化は「生活文化」。衣食住の文化です。その中に「服育」というものがあります。「襟を正す」とか「袖振り合うも他生の縁」とか「折り目正しい」とか「懐の深い人」など服から来ている言葉があるように、服というのは大切な文化で、教育の手法の一つです。したがって、和装をすることによって姿勢から違ってくるんです。」

喜馬「昔の人はしっかりしているイメージがありますが、和装をしていると自然とそうなるのかもしれませんね。形から入ることでそうなっているのではないでしょうか。少なくとも私は毎日着ていたらしっかりできる気がします。(笑)」

市長「3日に一度くらい着てみたらどうでしょうか。(笑)若いうちに着ていたら、一生、自分で着物を着られるんですよ。私の妻は、2年ほどかかってやっと自分で着られるようになったくらいですから。」

喜馬「自分で着物を着られる大人を目指します。」

松坂「最近、床の間が無くなってきているのも問題ですよね。これは聞いた話ですが、茶道の家元に挨拶に行ったときに、お部屋に入って好きなところに座ってくださいと言われたので、床の間の段に座った人がいたそうです。さすがに絶句しましたね。(笑)」

市長「それは結局、「住育」~住まいで教える~に原因があります。その人が悪いのではなく、教わっていないからなんです。教えていなかった我々が至らないんだと思います。最近、正座できない人が増えていますよね。お茶会や法事で正座する機会がありますが、私は2、3時間は大丈夫です。実はコツがあって、足の指先を動かすんです。しびれるのは足先への血液の循環が滞るわけですから、血をめぐらせてやるわけです。」

石永「これだけで全然違うんですか?」

市長「全然、違います。座布団だったら、座布団から指先を出して時々動かすだけでだいぶ違います。これができていないと1時間程度で立ち上がれなくなってしまいます。」

喜馬「足がしびれて目の前でこける人をよく見ますね。」

市長「これからは大丈夫です。でも、このことは誰も教えてくれませんね。(笑)」

喜馬「これから市長が指先を動かしていると、足がしびれそうなんだなと思っておきます。(笑)」

サービスではなく生活としての「介護」

喜馬「私は京都女子大学家政学部生活福祉学科で勉強しています。石永君は文化系のことを学んでいるんですよね。」

石永「はい。僕は京都産業大学文化学部京都文化学科で勉強しています。そこでは主に京都文化全般のことを学んでいます。例えば、伝統文化や美術工芸史、宗教学、考古学、文学と多岐にわたります。特にフィールドワークに力を入れていて、現地に赴いて実地調査することを重要視していますね。」

喜馬「そのフィールドワークでの経験を京都学生広報部で活かしているんですか?」

石永「そうですね。フィールドワークでも取材活動を行っているんですが、そこで経験を積んだり、情報メディア論という授業でネットリテラシー(情報ネットワークを正しく利用することができる能力)を学んだりして、京都学生広報部の活動に活かしていますね。」

喜馬「学生の街なので学生団体が多いですよね。私も福祉を学んでいますが、福祉文化というものがあるなと感じます。」

松坂「福祉と文化との関わりという観点で、こんな話があります。介護する側とされる側が、たまたま同じ小学校の出身の人に出会ったんです。出会うまでは単なる若者とお年寄りだったそうですが、同じ小学校だと分かった瞬間に、校歌とか学校の周りの環境だとかの話で盛り上がったそうです。介護に文化が入ることで、サービスではなく生活になったんです。徹底的に地域型の介護人材を育てるということを聞いて、ぜひ応援しなければと思いました。別にその地で育っていなくても、その地域の歴史文化を勉強して、それからその施設の人に話を聞くと、介護が楽しいものになるんです。」

喜馬「なるほど勉強になります。」

松坂「福祉というとどうしても上から目線になりがちですが、そうじゃないですよね。」

>>学生文化、学生らしいとは…??(次のページ)

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