【学園祭 番外編】学園祭の裏側…? 同志社で直接聞いてきた
連日、多くの大学で学園祭が開催されています。
そこで、去年まで高校生だった僕は思いました…
「大学の学園祭って規模でかくない!? どうやって準備してんの?」
気になったので自分の大学(同志社大学)に問い合わせると、実行委員長さんが対応してくれました。
せっかくなので色々と聞いてきます!
もくじ
「学園祭じゃないよ」by実行委員長
同志社大学今出川キャンパスでは、毎年「同志社EVE」が開催されます。
しかしアレ、そもそも学園祭ではないらしく…
スタートでコケました(笑)
公式サイトによると↓
多くの人が学園祭だと思っているこの行事、実は学園祭ではありません!同志社EVEとは同志社大学が誇る、「学生主体」という理念のもと学生の手によって作り上げられる行事です。
同志社大学の創立記念日である11月29日を祝し、11月1日から記念日前日(11月28日)までの同志社大学生による催しの総称をいいます。
そういうことらしいです。
ラスト3日間(11月26日~28日)は出店期間といって、他大学の学園祭のように、模擬店やステージで盛り上がります。
似ているように見えても、ポリシーが違うってことですね。
初めて知りました…
さて本題
話を戻して、準備について教えてもらいました。
開催までの道のり
5月
実行委員会発足&幹部決定
今年のテーマが「掻き立てる創造」に
6月
委員会のメンバー募集
7月
本格始動!と思ったらテスト期間
一旦休止…
~夏休み始まり~
8月
テストが終わって夏休み!けど仕事…
全体のルールを作って、各団体に参加を呼びかける
9月
参加する団体に企画書を提出してもらう
~夏休み終わり~
10月
参加団体が決まり、パンフレットも完成
この時までにスポンサーが決定する
11月
直前期&本番!言うまでもなく大忙し
全体の運営はだいたいこんな感じ。
勉強との両立はなかなか大変な様子ですね。
しかし、実行委員の仕事はこれだけではないのです…
実行委員主催企画!
実行委員の仕事が運営だけだと思ったら大間違い。自ら様々な企画を行います。
俳優さんを呼んでの「トークショー」や芸人さんを呼んでの「お笑いLIVE」など、実行委員主催の企画はとても豪華!
しかしその中でも、実行委員長にとって特に思い入れのある企画があるんだとか。
団体の枠を越えた協力 「お化け屋敷」
まず1つが「お化け屋敷」。
実行委員長「他大学の学園祭を含め、こういったイベントは『学生たちの発表の場』。普段関わりのない学生たちも一つになって、大きなイベントを作り上げるんです。」
そんな思いを込めて「お化け屋敷」を企画したそうです。
[お化け屋敷協力団体]
映像制作 … 学生テレビ局
映像原稿 … 文学研究会
音響 … 学生放送局
小道具 … 美術部サークル「軌」
装飾 … カメラクラブ
お化け役 … 大成寮(同志社の男子寮)
特別協力 … 京都お化け屋敷大作戦
このように多くの団体が協力し、それぞれの得意分野を生かして作り上げるんですね!
地域に愛される大学を目指して 「移動動物園&金太郎あめ」
(金太郎あめのデザイン↑ 来場者全員もらえるそうです)
もう1つが「移動動物園&金太郎あめ」。
移動動物園では、40種類の動物がキャンパスにやってきて、ふれあい体験・エサやり体験ができます。
子どもたちに、また子連れの家族に楽しんでほしいという思いから始まった企画です。
金太郎あめは、大学創立140周年を記念して制作された、来場者全員へのサービス。
数量限定ですが、安心してください。3万個用意しているらしいです(笑)
これらはどういう意図なのでしょうか?
実行委員長「大学のイベントとはいえ、大学生のためだけにあるのではありません。日頃お世話になっている地域の方々に、もっとこの大学の事を知ってもらいたいですし、好きになっていただきたいんです。」
今回は「同志社EVE」の裏側を聞いてきましたが、そこには実行委員のみなさんのいろんな思いが詰まっていました。
[140th 同志社EVE]
http://eve140th-doshisha.wix.com/eve140th-doshisha
(同志社大学 法学部 木村望)