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京都に来たのも何かのご縁。映画『夜は短し歩けよ乙女』を観てきた!

京都に来たのも何かのご縁。映画『夜は短し歩けよ乙女』を観てきた!
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先日インタビューさせていただいた作家の森見登美彦さん。その数ある代表作の一つ『夜は短し歩けよ乙女』がこの春アニメ映画化され、4月7日から大ヒット上映中です!
というわけで今回は、我々「京都学生広報部」と「京都学生祭典」のメンバーが試写会に参加した時の様子をお届けします!

▽森見登美彦さんインタビュー記事

[前編]https://kotocollege.jp/archives/4547
[後編]https://kotocollege.jp/archives/4561

 

物語のあらすじ

京都に来たのも何かのご縁。映画『夜は短し歩けよ乙女』を観てきた!

クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は今日も「なるべくかのじょのめにとまる」ように「ナカメ作戦」を実行する。春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。京都の街で、個性豊かな仲間たちが次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、季節はどんどん過ぎてゆく。外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?(公式サイトより)

「森見登美彦と言えば京都、京都と言えば森見登美彦」ということで、本作の舞台もやっぱり京都。特に夜の先斗町・木屋町界隈のシーンが印象的です。居酒屋やバーが立ち並ぶ先斗町・木屋町エリア。京都の大学生なら一度は行ったことがあるのではないかと思います。先輩や黒髪の乙女が歩いた街並みを、実際に歩いてみることが出来るのも、京都の学生としてこの映画を観る醍醐味の一つです。

 

何と言ってもヒロイン“黒髪の乙女”が魅力的

京都に来たのも何かのご縁。映画『夜は短し歩けよ乙女』を観てきた!

キービジュアルのど真ん中、横顔の女性が、劇中で“先輩”が思いを寄せるヒロイン“黒髪の乙女”。この女性がとてつもなく魅力的です!彼女が京都の街を歩くだけで物語になっちゃうくらいなので、当然と言えば当然かもしれませんが…。
天然で、好奇心旺盛で、おまけに酒豪。オモチロイことが大好きで何事にも首を突っ込み、巻き込まれる。原作小説でも彼女の可愛さは十分伝わってきましたが、映像化され、声がついて、その可愛さに拍車がかかっていました。あっちへふらふら、こっちへゆらゆらな姿勢は、抜けているようで大学生にとっては大事なことなのかもしれません。個人的には「こうして出逢ったのも、何かのご縁。」というセリフが好きです!

 

『四畳半神話大系』のスタッフが再び集結

2005年に刊行され、2010年にテレビアニメが放送された森見登美彦さんの代表作『四畳半神話大系』。この作品も京都が舞台で、学生が主人公の物語です。この『四畳半神話大系』のアニメ制作スタッフが7年ぶりに再集結し『夜は短し歩けよ乙女』を手がけました。『四畳半神話大系』の作風が好きな方なら、懐かしくもわくわくしながら映画を楽しめると思います。
さらに『四畳半神話大系』や『有頂天家族』など、別の森見登美彦作品のキャラクターも登場するので、森見登美彦作品ファンならビビッと来ること間違いなしです!

 

映画を観た参加者たちの感想は…?

京都に来たのも何かのご縁。映画『夜は短し歩けよ乙女』を観てきた!

喜馬さん(京都女子大学)

面白かったです。ハマりました。哲学的で、独特な世界観で中毒性があると感じました。本を読んでから、もう一度映画を観ようかな。この映画を見て京都をさらに好きになりました。あ、あと時計のシーンが好きでした。

堀田くん(京都大学)

自分と同じ京大出身の森見先生が描かれた作品なので興味がありました。観たことのある景色がたくさん出てきて、親しみを感じさせてくれながらも、現実からは離れている独特の世界観でした。最後に話がつながった感じがしましたね。

杉山くん(立命館大学)

予告の映像を見て、クセがありそうと思ったけど、その独特な絵がこの作品に合っていると思います。冷静に見ると内容はめちゃくちゃだけど、面白かった。いつの間にか観終わっていた感じです。

奥山くん(同志社大学)

本の面白さを自分に教えてくれたのが、中学生の時に読んだ『四畳半神話大系』でした。大学で京都に来た理由も森見先生の本の影響です。ほとんどの作品を読んだくらい好きです。やはり、本と映画でストーリーの違いはあったけど、あの世界観がしっかり映像で表されていて凄く良かったです。『四畳半神話大系』や『有頂天家族』のキャラクターも出てくるので、他の作品を観ているともっと楽しめるかも。

末本さん(立命館大学)

主題歌と絵が好きで、インターネットで映画公開を知った時から観に行こうと思っていました。声優が星野源さんということで、最初の方は主人公の声を聞くたびに星野さんの顔が思い浮かんでしょうがなかったのですが、気づけば物語に入り込んで、最後の方には忘れていたくらい面白かったです。個人的に好きだったのが、喜馬さんと同じく時計のシーン。映画を観る際はここもしっかり観て欲しいです(笑)

 

まとめ

古都を舞台に、魅力的なキャラクターが数多く登場する『夜は短し歩けよ乙女』。間違いなく京都に憧れるきっかけになる作品です。修学旅行の時とはまた一味違った摩訶不思議な京都体験を、ぜひ劇場でお楽しみください!

[映画『夜は短し歩けよ乙女』公式サイト]
http://kurokaminootome.com/

 

(龍谷大学 経済学部 井上祐希)
(立命館大学 国際関係学部 末本仁奈)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

かれんちゃん

卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!