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【学生のまち京都映像コンテスト】学生が本気で京都を1分の動画にしたらこうなった

「学生のまち京都映像コンテスト」の授賞式が、12月23日に行われました。
「京都で学ぶ、京都に馴染む」をテーマに動画が募集された今回、受賞者は全員学生!
同じ学生としてあまりに気になったので、授賞式にお邪魔して、受賞者の方にお話を聞いちゃいました!

学生がこのクオリティ…

映像コンテスト2

授賞式ではもちろん受賞作品も上映されます。
正直、びっくりしました。
「同じ学生がこんなクオリティの高い動画を作るのか…」と。
受賞した3作品は全て60秒のもの。
でも、その60秒には本当にいろんな技術や、こだわりが詰まっていました。

受賞作品はコチラから↓
http://www.consortium.or.jp/project/kanren/eicon

「撮りたいカットが撮れた時の感動が大きかった」

【学生のまち京都映像コンテスト】学生が本気で京都を1分の動画にしたらこうなった

最初にお話を伺ったのは、特別賞(近畿総合通信局長賞)を受賞したHidden Kyotoの岩崎航輔さん。普段から京都の隠れた魅力を発信する活動をしているそう。
Hidden Kyotoの作品、「Routine Life」では、筆者には全く分からないような技術が使われていて、なおかつ京都の日常も詰め込まれていたように思いました。
なんだか見ていて不思議な気持ちになる作品!

映像コンテスト4

―いろんな場所が出てきましたけど、どんなところで撮影しましたか?
岩崎さん:東寺や北野天満宮や御所…大学でも撮りました!最後の夜景のシーンは五山の送り火も行われる船山で撮りました。

―専門知識が全くない僕にはよくわからない技術も使われていましたが…
岩崎さん:今回初めて使う技術もあって、タイムラプス(静止画をつないで、動画に見せるもの)とかも使ってみましたし、ちょっと面倒くさかったです(笑)。でも、撮っていてとても楽しかったです。撮りたいな~と思っていたカットが撮れた時の感動は大きかったので。

―動画を作るにあたって、目線やターゲットに関してはどのように考えましたか?
岩崎さん:一応、ターゲットは学生のつもりでした。動画は京都のPRみたいにしなきゃダメかなって最初思ったんですけど、普通でないことをやりたいと思って、自分が普段、京都をどんな風に感じているかを動画に落とし込もうと思いました。

岩崎さんは「今後も動画制作を続けられたら」とのこと。ありがとうございました!

「初監督作品!(笑)」

【学生のまち京都映像コンテスト】学生が本気で京都を1分の動画にしたらこうなった

次にお話を伺ったのは、学生部門で優秀賞(学生のまち京都映像コンテスト実行委員長賞)を受賞された大野将季さん(写真左)と、大野さんとともに動画制作に関わった山内稀恵さん(同右)です。
受賞作品「京都×KYOTO」には終始、凛とした空気が漂っていたように感じました。京都らしい、でもかっこいい、そんな動画の裏側は…

―一番苦労した点は何でしたか?
大野さん:キャストの方にどんな心情を表現してほしいか、上手く伝えられなかったところです。言葉不足っていうか…。難しかったです。

―では逆に、一番楽しかったことはありましたか?
大野さん:みんなで動画を作ること自体、ですかね。6人のチームだったんですけど、会話したりしながら和やかにできてよかったです。
山内さん:留学生もいたから、いろんな国の話もできたよね(笑)。
大野さん:そうそう、アジアの話からヨーロッパの話まで(笑)。

―60秒にまとめるって、難しくなかったですか?
大野さん:難しかったです。どの部分を使うか悩みましたし、入れたかった部分が結局使えなかったこともありました。

―普段からこんな風に動画を撮りますか?
大野さん:いや、撮らないです。これが初監督作品です(笑)。
山内さん:そうだね!(笑)

いやいや、初監督作品とは思えない…。
終始楽しそうに思い出を話していただきました。ありがとうございました!

「普通に京都観光を楽しむ、それが映像に合うと思った」

【学生のまち京都映像コンテスト】学生が本気で京都を1分の動画にしたらこうなった

最後にお話を聞いたのは、学生部門で最優秀賞(大学コンソーシアム京都理事長賞)を受賞された飯阪宗麻さん(写真左)と、動画でいわば「主演」を務めた竹田和哲さん(同右)です。
見事に最優秀賞を受賞した「山登り」。映像も出演者の演技も、思わず見入ってしまう素晴らしさでした。お話を伺うこちら側もなんだか緊張してしまいます。

―今回応募したきっかけは?
飯阪さん:コンテスト全体のレベルはわからなかったんですけど、出すことに意味があるのかな、と思って。竹田さんにも後押しされたんで…。したよね?
竹田さん:そういうことにしとこう(笑)。まあでも、気持ちの面で評価されることにも向き合った方がいいよね、と。
飯阪さん:うん、こういうことを仕事にしていくなら客観的な評価に触れるのも必要だよね、って話してた時にちょうど映像コンテストのチラシを見て、「出ようか」と(笑)。
竹田さん:そうそう(笑)。

―山を登っての撮影はどのように行ったんですか?
飯阪さん:山登りと町の風景の撮影は、2日かけてやりました。山登りの時は素でいてもらったんですけど、それが逆に難しかったかもしれないです。リテイクする時もあったんですけど、基本は感じたまま、普通に京都観光を楽しんでもらう。その方がよく映像に合うかな、と思って。

―なぜ、撮影場所に大文字山を選んだのですか?
飯阪さん:以前、自主映画を撮っていて、ロケ地を探していた時に大文字山を勧められた事があって、今回はそれを思い出して使わせてもらいました(笑)。

撮影や応募にまつわるお話の中から真剣さがひしひしと伝わってきました。
お二方、ありがとうございました。
お二人の普段の活動はコチラからも見られます!
http://nolcasolca.com/

学生のまちである京都のアピールにもつながった、今回のコンテスト。映像に興味があったり関わったりしている学生の方は、こういったコンテストの参加を狙ってみては?

(立命館大学 産業社会学部 宇高浩嗣)

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