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都をどり開幕直前の総仕上げ!大ざらえに行ってきた!

4/1~4/30の間、祇園甲部歌舞練場にて行われる都をどり。その公演に先立ち、最終リハーサルとされる『大ざらえ』に行ってきました!百五十回目となる今回は『都をどり百五十回源氏物語舞扇』という一部演目で源氏物語がモチーフとなっています。都をどり初体験の大学生が、当日の様子をご紹介します!

 

囲み取材を目の前に

公演の前に、京舞井上流五世井上八千代家元、そして今回が初舞台の地方さんと舞妓さんが、公演に対する意気込みや、都をどりに対する思いを語ってくださいました。今回の一部演目の題材は現在放送中のNHK大河ドラマ『光る君へ』でも話題の源氏物語で、身近な題材をモチーフにすることで、色んな人に都をどりを楽しんで欲しいという思いが込められているそうです。

 

都をどり初体験の感想

「ヨーイヤサー」の掛け声で舞台が始まった途端、三味線の音色が響き渡り、列になって舞う芸妓・舞妓さんがあらわれます。非日常の不思議な世界に一瞬にして引き込まれました。セリフはなく、唄で表現され、物語の展開はもちろんですが、『そこが動くの!?』と、舞台転換にも何度も驚かされました。また、芸妓・舞妓さんを至近距離で見ることができるのもひとつの魅力だと思います。都をどりを観るのは初体験で、内容についていけるのか不安でしたが、そんな方々のために舞台で使われる様々な所作を解説してくれるイヤホンガイドの貸出もあります。耳で聞き、目で楽しむ、作り込まれた世界観を是非とも感じて頂きたいです。

 

都をどりの舞台

都をどりは第一景から第八景まであります。その中の1つ、第五景では「須磨ノ浦・明石の浜」が舞台でした。私は出身が兵庫なので、自分の地元が舞台となっていることにテンションが上がりました(笑)。恥ずかしながら、私は須磨・明石が源氏物語にゆかりがあることを都をどりを通して知ったため、「源氏物語」を知ったうえで、「都をどり」を観るとまた違ったおもしろさがあるのだろうなと感じました。

須磨・明石だけでなく、多賀大社や大原野神社や、そして歌舞練場などの場面もありました。みなさんの地元や馴染みが深い場所も都をどりの舞台に登場しているかもしれませんよ。

 

最後に

第百五十回記念公演という節目の年に都をどりを鑑賞することができ、本当によかったです。それと同時に、日本の伝統文化を身近に感じられる京都で大学生活を送ることができて幸せだと感じました。これも京都の魅力の1つです。中高生の皆さん、日本の伝統文化を身近に感じられる京都で学生生活を送ってみるのはいかがですか?

祇園甲部「都をどり」公式HPはこちら

 

(京都女子大学  文学部  田中 澪弥渚 )

(龍谷大学 社会学部 永田藍梨)

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