興味を追求しにはるばる京都へ!
もくじ
東京→京都
僕は名古屋生まれの東京育ちで、高校卒業まで名古屋に4年、東京に14年住んでいました。
小学生・中学生・高校生時代を東京で過ごし、大学進学とともに京都に来たというわけです。
地方から東京への進学はあっても、その逆は一般的に珍しく感じられるようで、「なぜ東京を離れたのか」「なぜ関西に来たのか」、大学生になってから本当によく聞かれます。
答えはいたってシンプルで、「環境を変えたかった」「関西に興味があった」というのが理由でした。
環境を変えたいと思ったきっかけは、東京に住み続けることに疑問を持ったことです。
小さい頃から散歩や旅行が好きで、日本中いろいろな所へ行きました。
各地域にはその土地の色があって、街の様子や使う言葉など多くの違いがあります。
東京は確かに便利ですが、ずっと同じ場所で他の地域を知らないままというのが、どこかつまらないように、もったいないように感じたのです…
また、家族や親戚がみんな関西出身なことから、僕も一度は関西に住んでみたいと思っていました。
特に「京都」に興味を持ったのは、身内に京都人がいなかったからかもしれません。関西の中でも“まだ知らない土地”に惹かれたのだと思います。
結局、願書を出したのも京都・大阪・兵庫の大学だけで、関東の大学は受験しませんでした。
街の地形に驚いた
東京から京都に来て変わったことといえば、何といっても街の「地形」です。これには驚かされました。
よく今出川~四条のあたりを歩くのですが、全然坂がないです!東京は坂が多いので、大きな違いを感じました。歩くのが楽でありがたいですね(笑)
また、格子状の道路も特徴的です。
東京は入り組んだ道が四方八方に伸びているので、整然とした京都のまちは新鮮でした。
各通りに名前がついていて、ある程度覚えてしまえば街を歩く時とても役に立ちます。
例えば、烏丸丸太町から河原町今出川に行きたい時、
➀烏丸通を北に上り
➁烏丸今出川で右折
➂今出川通を東に進む
というルートがすぐにわかります(京都人以外は地図をチェック!)。
こんな感じで、だんだん地図が必要なくなってきます(笑)
この“格子状の道路”は1000年以上前からある仕組みですが(平安京!)、こんなに便利とは知りませんでした。
京都から世界へ
京都というと、やはり「和」や「日本」を連想する人が多い気がします。
もちろんその通りですが、実際京都にいると外国人に接する機会が多く「国際的な都市」という印象を受けます。
観光都市として世界に知られる京都には、多くの外国人観光客が訪れるのです。
さらに、それだけではありません!
京都の大学には、日本語や日本の文化を学ぶため、アジア各国やアメリカなどから多くの留学生がやって来ます。
現在僕のいる同志社大学にも約1500人の留学生が在籍しており(2015年5月1日現在)、一緒に授業を受けたり、お昼ご飯を食べたり、休日には一緒に京都観光をしたりもします。
留学生との授業は一風変わっていて、合気道体験・茶道体験・座禅体験などさまざま。
僕も初めてのことなので毎回新鮮な気持ちで臨んでいます。
こういった様々な交流を通して、お互いの国の文化や価値観を知ることができてとても面白いです。
留学生たちと神社仏閣などの観光地に行くと、「あれは何?」「ここはどんなところなの?」と質問攻めに…
英語で説明するのは大変ですが、完璧でなくても何とかコミュニケーションを取ろうとすることはとても良い経験になっています!
半年で見つけた“驚き”と“発見”
僕の学生生活はまだまだ始まったばかりで、たった半年しかたっていませんが、街並みや地形、留学生との出会いなど、たくさんの驚きや発見がありました。
残りの3年半は、知らない場所に行き、知らない人と出会い、知らないことをやってみる。
そんな積極的な姿勢で、もっと自分の可能性を広げていきたいです。
これからのキャンパスライフも有意義に、自由に、そして楽しむことを第一に過ごしたいと思います!
(同志社大学 法学部 木村望)