コトカレの裏側に潜入!学生を支える、市役所職員と写真家のハイブリッドな働き方!上掛周平さんにインタビュー!

皆さんこんにちは!
皆さんは「京都学生広報部」を知っていますか?
今、皆さんが見ているサイトを運営している団体のことですね。(笑)
実はこの「京都学生広報部」(通称:コトカレ)はただの学生団体ではないんです!
広報部は、京都市や私たちの活動場所である「キャンパスプラザ京都」を管理・運営する京都市と「公益財団法人大学コンソーシアム京都」といった、大人の方も関わっている団体なんです!
そんな団体に関わる大人の方ってどんな人か気になりますよね。
そこで、今回は広報部にこれまで3年間携わっていただいた京都市職員の上掛周平さんにインタビューしてきました!
※上掛さんは令和8年度より京都市立芸術大学へ出向となりました。本記事では異動前に取材させていただいた貴重なエピソードをお届けします。
もくじ
やりたかった「自分探しの場」として選んだ京都市役所

――京都市役所の職員になろうと思ったきっかけについて教えてください
実は大学生の時、本当にやりたいことが何も決まっていなかったんです。
だから「一度社会に出て、自分が本当にやりたいことを見つける時間が欲しいな」と思ったのが、公務員を意識し始めたきっかけです。
また、就職するにあたって、一回ぐらい人生でしっかり勉強してもいいかなというのがあり、公務員試験の勉強を大学と予備校のダブルスクールをして受験しました。
しっかりと腰を据えて基盤を持ちながら、自分が本当に情熱を注げるものを探したい。そんな挑戦の機会として、公務員を選びました。当時は今ほど転職が当たり前の時代でもなかったので、企業で東京、大阪に行って全国転勤するよりは、どこか一つに拠点を構えて、自分のベースを見つけながら、過ごしたいと考えていましたね。
――そのように思う中で「京都市」を選んだ理由は何ですか?
京都市を選んだ理由は、「公務員になろう」と思っていた当時、地方公務員(政令指定都市)であれば、勤務エリアが街中に絞られる点に魅力を感じていました。個人的に好きだった京都で働くことに魅力を感じていました。また、自分が就職活動をしていた当時が、リーマンショックの影響で厳しい時代だったのもありますね。
写真家としての挑戦

――現在は京都市役所で働く一方、写真家としても活動されていますよね。学生の頃に始めた「写真」を続けようと思った理由を教えてください。
私自身、生きていくうえでは「経済的な安定」と「精神的な豊かさ」の両方が大切だと考えています。公務員として様々な課題に向き合う仕事は、私にとって社会的な軸ですが、写真は自分が精神的に充実して生きるために欠かせない表現活動です。だからこそ、どちらか一方を諦めるのではなく、両方を続けていますね。
――公務員と写真家という二つの活動を両立することは大変ではありませんか。
やはり簡単ではありません。しかし、好きなことだけで生計を立てていくことは難しいです。私にとってはどちらか一方を選ぶのではなく、双方に取り組むからこそ得られる発見があると感じています。公務員として大学行政や芸術行政に貢献する仕事、そして、写真を通して自分の感性を表現し、探求する活動。この両分野に挑戦する競合他者は聞いたことがないので、人の挑戦しない組み合わせで新しい分野を切り開ければいいな、と。
――今後は写真家としてどのような活動を目指していますか。
副業許可の取得を機に、フリーランスとして正式に活動を始めています!今後は行政職員として勤務しがら、作品制作だけでなく、依頼を受けた撮影にも取り組み、写真家としてもさらに表現の幅を広げていきたいと考えています。仕事と創作活動の両方を大切にしながら自分らしい活動を続けていきたいです。
2度の大学生活

上掛さん、実は二度の大学生活を経験しているユニークな人なんです!次に大学生活について聞いてみました。
――「最初」の大学時代はどのような学生生活を送っていましたか。
最初の大学では経済学を学びながら、公務員試験の勉強にも取り組んでいました。当時はまだ将来やりたいことが明確に決まっていたわけではなかったので、社会に出てから自分の進む道を見つけたいという思いがありました。
――その後、社会人を経験してから新たな挑戦として芸術大学へ進学されたそうですね。進学を決意した理由を教えてください。
写真について、独学で学ぶだけではなく、専門的な知識や表現方法を体系的に学びたいと考えました。写真は社会人になってから本格的に取り組みましたね。自分自身を表現できることに強い魅力を感じ、趣味として始めたのですが、学問として学びたい気持ちが次第に大きくなって進学に繋がった感じです。また、自分の撮った作品について、大学教授や他の学生から意見をもらえる芸術大学という環境で学びたいという思いもありましたね。仕事と両立しながら学ぶことは大変でしたが、それ以上に得られるものが大きかったです。
――社会人として働きながら大学で学ぶことに苦労はありましたか。
時間のやりくりは大変でしたが、社会人としての経験があったからこそ、大学で学ぶ内容をより深く理解できたと感じています。また、年齢や経歴の異なる学生と交流することで、新しい価値観や考え方に触れることができ、自分自身にとってよい刺激になりました。
――大学での学びは、現在の仕事や写真活動にどのように活かされていますか。
芸術大学では、技術だけでなく「作品を通して何を伝えるか」という考え方も学びました。その経験は写真家として作品を制作するだけでなく、市役所で広報物や式典などの記録写真を撮影する際にも役立っています。写真を「伝えるための表現」として考えられるようになったことが、大きな成長だったと思います。

未来の選択肢を広げるヒント。上掛さんからメッセージ

――学生の皆さんへメッセージをお願いします。
学生のうちは、「やりたいことが見つかっていない」と焦る必要はないと思います。私自身も、大学生の頃は将来の目標が明確ではありませんでした。だからこそ、まずは社会に出て経験を積み、その中で自分が本当にやりたいことを見つけていけばよいと考えています。
――将来の進路に悩んでいる学生には、どのようなことを伝えたいですか。
一つのことだけにこだわる必要はありません。私も公務員として働きながら写真家として活動しています。社会的役割をしっかり果たす仕事と、自分が情熱を注げる表現活動を両立させるという選択肢もあります。自分に合った働き方や生き方を見つけてほしいと思います。
――大学生活をより充実させるために、大切なことは何だと思いますか。
大学は、自分の興味や可能性を広げられる貴重な時間です。授業だけでなく、さまざまな人と出会い、大学生のときにしかできない新しいことに挑戦することで、多くの経験を積むことができます。その経験が、将来の自分の財産になると思います。
――今後、上掛さんご自身はどのようなことに挑戦していきたいですか?
最近は副業として正式に写真活動を始めることができたので、これからも仕事と創作活動の両方を大切にし、自分らしい働き方を続けていきたいです!
終わりに
今回は、普段から京都学生広報部を支えてくださっている上掛周平さんにインタビューしました!京都市役所職員、そして写真家になったきっかけはもちろん、大学生時代のお話もお聞きすることができました。社会人を経てからの芸術大学への進学や、京都市職員になった後も学びを続ける姿勢は皆さんも将来、参考にかもしれませんね!今後も、広報部の裏側を支える素敵な大人たちにスポットを当てていきたいと思っていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
(立命館大学 文学部 福田拓)












