【イベントレポート】アートを通じて、人と人とが交わる「Nexus展」に行ってきた!

皆さんは、アートギャラリーにふらっと飛び込んだことはありますか?
京都にはたくさんのアートギャラリーがありますが、「なんだか敷居が高そう…」「私が行っても大丈夫かな?」なんて、少し身構えてしまう場所のイメージがあるかもしれません。
そのようなイメージとは異なり、7月1日~5日にアートギャラリー百継で開催された「Nexus展」の会場は非常に穏やかで、作品を通して人と人が言葉を交わす温かな空気に満ちていました。
今回はそんな展示の様子をレポートさせていただきます!
▶︎Nexus展とは?
神山財団芸術支援プログラムの奨学生12期生有志5名によるグループ展です。
もくじ
それぞれの作家が表す「願い」

ギャラリーに入ってまず目に飛び込んできたのは、「願い事」をテーマにした作品コーナー。
そこには、髪の毛をモチーフにしたり、植物を素材に生かした物など様々な作品が展示されていました。
どの作品にも作家の思いや工夫が込められており、魅力を感じました。
その中でも特に印象に残った作品を2点紹介します。

1つ目は、山岸月菜さんの『清武』(きよたけ)です。
この作品には、後輩との平和な日々が続いてほしいという願いが込められています。
作品から切実な願いが感じられ、一つひとつの作品には作家のさまざまな思いが込められていることを改めて実感しました。

2つ目は、辻純さんの『願い』です。
この作品には、石や植物を材料にした絵の具が使われています。
そして、この絵の具は作家自身が自らの手で材料から作ったのだそう。
驚きはもちろん、環境に優しい自然由来の材料で作られた作品を見ていると、心が温かくなりました。
境界線のない、自由な「物語」の重なり

今回のグループ展で印象的だったのは、作家ごとに展示区画を分けるのではなく、異なる個性を持つ作品が同じ空間に並んでいたことです。
それぞれの作家の作品が隣り合って並ぶことで、作品同士に響き合いが生まれ、解釈の幅が広がります。
それぞれの作品を単体で見るだけでなく、展示全体を一つの作品として捉えることで、別の楽しみ方ができるのではないかと思いました。
対話がもたらす、新しい発見
会場では、作家の皆さんが来場者と丁寧に対話されていたのが印象的でした。
私も勇気を出して、作家の夏鈴さんに『飛頭/Rokurokubi』についてのお話を伺いすることに。
お話の中で、作品に対しての思いはもちろん、地域によってろくろ首の姿や特徴が異なることを知り、面白かったです。

また、夏鈴さんはこのようにも仰っていました。
「作家はつい自分の中にこもりがちだけれど、いろいろな人との対話が作品にも大きな影響を与えてくれるんです。」
※夏鈴さんへのインタビュー記事は近日中に公開予定ですのでお楽しみに!
おわりに
少しドキドキしながらギャラリーに飛び込んでみましたが、そこで待っていたのは、作品に込められた熱い思いや、新しい鑑賞の楽しみ方、そして何より人との温かい出会いでした。
皆さんも、このレポートをきっかけに、気になるギャラリーへ思い切って足を運んでみてください。きっと新しい世界が待っているはずです!
(取材 龍谷大学 国際学部 長谷川慶)
(取材・文 立命館大学 文学部 青木花乃)












