「本物」のグラフィックデザインに触れる!京都dddギャラリーの魅力

こんにちは!突然ですが、みなさんは「グラフィックデザイン」という言葉を聞いたことがありますか?
コミュニケーションの手段として用いられるデザインのことで、商品のパッケージやポスターなど、さまざまなところで使用されています。
そんなグラフックデザインを専門に扱う、国内でも珍しいギャラリーが京都にあります。その名も、「京都dddギャラリー」。
大日本印刷という印刷会社の文化活動を担うギャラリーで、年に5回ほど、約2か月ごとの企画展が開催されています。
今回は、DNP文化振興財団の熊本和夫さんと、株式会社DNPアートコミュニケーションズの久保昭子さんにこのギャラリーを案内していただきました!
もくじ
「ないものはない」梅原真展を見学!

「グラフィックデザインを専門に扱っているギャラリーは、他にあまりないんです。デザインを専攻する学生さんが多い京都で、彼らと交流できる場所になっています」と語る熊本さん。このギャラリーは、地下鉄四条駅すぐの好立地。学生が多く集まるのも納得です。
また、最近ではSNSでの発信をきっかけに、海外からの来場者も多いそうです。
取材に伺った3月上旬には、企画展『LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展』が開催されていました。
1992年から始まった京都dddギャラリーでの企画展は、今回でなんと250回目!記念すべき今回の展示で特集されたのは、高知県をはじめとして、全国の地域の魅力をグラフィックデザインを通して発信されている梅原真さんです。
この展示の企画に携わった久保さんは、「第一次産業をデザインの力で盛り上げた梅原さんの活動を、もっとみなさんに知っていただく機会にしたいですね」と話します。
展示コーナーに入るとまず目に飛び込んでくるのは、梅原さんがプロデュースした作品と、壁に大きく書かれたキャッチコピー。柚子の産地として有名な高知県・馬路村の「ゆずの村」ブランドや、「ないものはない」とどこか開き直ったような島根県の離島・海士町のキャッチコピーなど、印象的な作品が並びます。
会場には他にも、梅原さんが携わった作品が多く展示されていました。その中で印象に残ったものをいくつかご紹介します。

南海トラフ巨大地震による津波被害が想定される、高知県・黒潮町。
海岸沿いの美しい景色を守るため、コンクリートの防波堤で津波を「防ぐ」のではなく、町民の「にげる」意識を高めようとしています。
この保存食は、目をひくブルーのラベルに「にげる」の3文字、中央にはユニークなピクトグラムが描かれています。ぱっと見て頭に残りやすく、防災意識が高まるようなデザインになっています。

高知県・四万十町では、荒廃した栗林を再生し、鶏肉のブランド「地鶏」のように、そこで採れた栗を「しまんと地栗」と名付けて売り出しました。テレビで紹介されたり、百貨店で取り扱われるほど有名なブランドになったそうです。
展示会場には二次元コードが設置されていて、梅原さん本人が展示を解説した音声が聴けるというユニークな仕掛けもありました。
デザインから「時代」を読み解く

展示を紹介していただいたあと、お二人に京都dddギャラリーの見どころを伺いました。
熊本さん
うちのギャラリーで、ぜひ「本物」に触れてほしいですね。箔押しやエンボス加工など、パソコン画面ではわからない印刷技術を近くで見られる貴重な場になっています。しかも無料ですし(笑)。
久保さん
一般の人は「グラフィックデザイン」と言われても、あまりよくわからないかもしれませんね。
でも、作品が作られた当時の流行を見るのはおもしろいですよ。写真や色、デザインには流行があります。
例えば、ポスターの展覧会に行くと、商品のポスターに当時の値段や消費税が書いてあったりします。そういう情報を見て、時代を振り返るのもおもしろいですね。
さいごに
京都dddギャラリーを訪れると、ポスターやパッケージなど、私たちが普段何気なく目にしているグラフィックデザインの中に、深いメッセージや技術が詰まっていることに気づくはずです。この感動を、ぜひ京都dddギャラリーで直接感じてみてください。
さらに、京都で学ぶ学生限定で、受付でアプリ「KYO-DENT」の会員証を提示すると、京都dddギャラリーの限定グッズがもらえます!まだインストールしてない方は、この機会にぜひ!
アプリ「KYO-DENT」の詳細はこちら
https://www.consortium.or.jp/project/kanren/kyoto-appli
また、京都dddギャラリーの隣には、「DNP京都太秦文化遺産ギャラリー」が併設されています。このギャラリーでは、大日本印刷の印刷技術によって忠実に再現された文化財などを鑑賞することができます。ぜひこちらもご覧ください!
【京都dddギャラリー】
〒600-8411
京都市下京区水銀屋町620 COCON烏丸3F
TEL:075-585-5370
開館時間:11:00-19:00(土日祝は18:00閉館)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(土日にあたる場合は開館)
アクセス:市バス「四条烏丸」徒歩すぐ
地下鉄烏丸線「四条駅」2番出口・阪急京都線「烏丸駅」23番、25番出口すぐ
HP:https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/
(同志社大学 法学部 足立隼太郎)

