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京都府立植物園100周年記念イベント「LIGHT CYCLES KYOTO」に行ってきた!

京都府立植物園100周年記念イベント「LIGHT CYCLES KYOTO」に行ってきた!
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皆さん、こんにちは!

今回は、2024年10月18日(金)~12月26日(木)にかけて京都府立植物園で開催されている「LIGHT CYCLES KYOTO」の内覧会に一足先にお邪魔させていただき、取材してきました!
いつもと違う植物園の魅力をレポートしていきます!

はじめに

京都府立植物園は日本最古の公立の植物園で、なんと今年で100周年を迎えました!世界的観光都市である京都市の中心に位置する国内有数の植物園として、12,000種類、約12万本の植物を栽培しており、憩いの場としてだけでなく、研究・博物館としての機能も兼ね備えています。

開園100周年を記念して開催されている「LIGHT CYCLES KYOTO」は、京都府立植物園を夜間に開放し、日本最大級の観覧温室で光や音、プロジェクションによって昼間とは異なる植物たちの多彩な表情を彩るイベントです。
このイベントを手掛けているのは、世界最高峰のマルチメディア・スタジオ「Moment Factory」。カナダのモントリオール本社をはじめ、東京、パリ、ニューヨーク、シンガポールに拠点を持ち、2001年の創立以来、550以上ものユニークなプロジェクトを世界各国で展開しています。今回のイベントでは、「生物多様性」をテーマに、人と自然の関係を探求する没入型体験を提供します。

今しか見られない夜の植物園

メイン会場である観覧温室の中は4つの体験ゾーンに分かれており、それぞれ「LIGHT WILL FIND YOU」、「MEMORY OF WATER」、「(IN)VISIBLE」、「FOREST FREQUENCIES」というテーマとともに植物の魅力を引き出していました。
それぞれの体験ゾーンについて、紹介していきます。

最初の体験ゾーン「LIGHT WILL FIND YOU」

まず最初のゾーン「LIGHT WILL FIND YOU」では、光と神秘的な音楽によって森の中にいるような幻想的な空間が創り出されていました。

木々の間から差し込む光は日本古来の「こもれび」にインスピレーションを受けたそうです。たくさんの光の筋が植物たちと一緒に、体験者である私たちのことも照らします。
私たちも森の一部であるような感覚になり、世界観に引き込まれました。

柔らかな光に照らされる植物がとても綺麗で感動しました!
こちらは、『ニンファエア・ギガンテア』というスイレン科の大型の花で、開花すると直径が30㎝にもなるそうです。水面に浮かぶ様子が宝石のようでした。

「MEMORY OF WATER」

二番目の体験ゾーンである「MEMORY OF WATER」では、海の水が太陽の光に温められ水蒸気となり、雲となり、熱帯果樹に降る雨となって戻る「水のサイクル」が光の演出で表現されています。
ここでは、水が雨となって降りそそぐ熱帯の植物が生い茂っていました。

暗闇の中で照らされる緑の葉からは静かな情熱を感じます!

虹のようにカラフルなライトが熱帯植物と私たちを照らし、とても鮮やかな空間でした。

「(IN)VISIBLE」

そして三つ目の体験ゾーンである「(IN)VISIBLE」では、それまでとは異なり光の模様が不思議な動きとともに木々に映し出され、また新たな世界に入ったことを感じました。
それまでの大きな葉を持つ熱帯植物からサボテンや幹の細い木々へと変わり、まるでサバンナのようでした。
砂漠の植物と映し出される光の演出により、これまで見たことのない植物の「見方」を感じさせてくれます。

様々な形のサボテンが鮮やかに照らされる姿は迫力がありました!
サボテンの名前には「金鯱(きんしゃち)」や「金毛ライオン」と独特なものが多いという意外な発見があり面白かったです!

ライトに照らされた植物からは生命力を感じました。

太陽の光に当たる、植物の普段の姿も見たくなりました。植物園では、四季を通じて様々な景色が見られるので、お散歩などにおすすめです!

こちらは、今年の春ごろに植物園で散歩をした際、撮影した花たちです!このときはチューリップやネモフィラも見頃で、広い植物園を見て回るのがとても楽しかったです。

「FOREST FREQUENCIES」

ついに最後となる体験ゾーン「FOREST FREQUENCIES」では、神秘的な雰囲気に情熱的な音楽と光が加わり、より植物たちの生命力を感じました。
この音楽と光は、信号により繰り広げられる「植物同士のコミュニケーション」を演出しているそうです。


暗闇の中で煌めく光とそれに連動した音楽は、本当に植物たちが奏でるハーモニーのように感じられました。

さいごに

いかがでしたか?それぞれの体験ゾーンに込められた思いを知った上で見て回ると、より植物たちの美しさを感じられるのではないでしょうか。

観覧温室を出ると、「LIGHT CYCLES KYOTO」の看板と温室と一緒に写真を撮ることができました!温室からはたくさんのライトにより光が漏れ出ていて、幻想的でした。

京都府立植物園にはこれまで何度か行ったことがあるのですが、光や音を巧みに使って植物を見せるというのは新鮮で、とても感動しました。森の中にいるような不思議な感覚が面白かったです。

ホームページに書かれていた、「豊かな緑に囲まれたこの空間で、あなたは光を見つけるのでしょうか?それとも光にあなたを見つけてもらうのでしょうか?」という問いが印象的でした。歩いていく中で何か新しい発見があるかもしれませんね。
イベントに行かれる方は、ぜひ五感を使って様々な視点から世界観を楽しんでください!

そして今回、「LIGHT CYCLES KYOTO」のイベントチケットを抽選で5名様にプレゼントいたします!
-チケットプレゼントは終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました!-

暗闇の中に佇む神秘的な植物たちの姿は、このイベントでしか見られません!
ぜひこの機会に、夜の植物園に足を運んでみてはいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました!

LIGHT CYCLES KYOTOの詳細はこちらをご覧ください↓

京都府立植物園の詳細はこちら↓

(京都府立大学 生命環境学部 井手上友香)

この記事を書いた学生

井手上 友香

井手上 友香

京都府立大学 生命環境学部

おいしいものと音楽が好きです