芝でゴロゴロ、カフェも併設、1日中楽しめると噂の京都国際マンガミュージアムに行ってきた!!
マンガがいっぱい読めて、外でゴロゴロできて、カフェもあって…
マンガ好きなら1日中いても飽きないと噂の京都国際マンガミュージアムに遊びに行ってきました!
京都国際マンガミュージアムは京都市キャンパス文化パートナーズ制度(※1)を利用すると、大学生は通常800円のところ、640円で入場することができるんです!
(※1「京都市キャンパス文化パートナーズ制度」大学コンソーシアム京都に加盟している大学・短期大学の学生が対象で事前登録が必要。スマホからも登録可。)
こんなにたくさんのマンガが置かれています。
手にとって自由に読むことができるマンガは約5万冊、所蔵されているマンガ関連資料は約30万点もあるそうです。
ここは発刊された年代ごとに並べられている場所。
自分の生まれた年の棚に知っている作品があるとちょっと親近感が持てますよね。
マンガミュージアム内にはプロの漫画家さんが実際にマンガを描いているところを見ることができる場所もあるんです。
すごい…めちゃうまい…!
「こんなにじーっと見られたりして、気が散ったりしないんですか?」と尋ねてみると、
「もう慣れました!最初は全然集中できなくて、消しゴムで消しては描き、消しては描きを繰り返してましたけど(笑)」
と笑顔で答えてくれました。
自分の描いたマンガやキャラクターを持っていくと、ちょっと見てもらえるそうですよ!プロの漫画家さんとこんなふうに近い距離で会話ができるチャンスって、なかなかないですよね。
このマンガミュージアム内には、日本語のマンガだけでなく、フランス語、英語、韓国語、中国語など、様々な言語に翻訳されたマンガも読むことができます。
外国語の勉強にもなりそう!
マンガが並べられている棚の近くには、たくさんの椅子が置かれていて、好きなマンガを選んだら、座ってゆっくり読むことができます。
なんと外にはグラウンドも!
マンガを自由に持ち出して、芝生の上でゴロゴロしながら読むこともできるんです。
こんなに自由に持ち運べて、盗られたり、なくなったりしないのか…とちょっと心配になりますが、
京都国際マンガミュージアムのマンガの紛失率はとても低いそうです。
利用者がきちんとマナーを守って利用しているからこそ、こうして自由に読むことができるんですね。
マンガミュージアムにはカフェが併設されており、ドリンクメニューはもちろん、軽食も取ることもできるので、お休みの日に朝から出かけるのもいいですね。
特に魅力的なのはスタンドカフェ。壁面にこれまで来館された漫画家の先生の直筆イラストがズラリ。すごい先生ばかりでついつい見惚れてしまう…。
最後に、京都国際マンガミュージアムの方にお話を伺いました。
この京都国際マンガミュージアムは、閉校した龍池小学校の校舎を活用してつくられた施設だそうです。
ミュージアム内の廊下の一部は、歩くとギシギシ音がします。また、校長室があったり、壁に卒業制作の作品が飾られていたりして、随所に小学校の校舎としての面影を感じられます。
京都国際マンガミュージアムは、読み手だけでなく描き手の視点も考えられるように、展示を充実させているそうです。
そのため、ただマンガを読めるだけではなく、マンガの原画やマンガ的記号(吹き出し、効果線、擬態語、擬声語など)などの展示もあります。
他にも、マンガの歴史が紹介されていたり、歴代のマンガ雑誌がズラリと並んでいる展示があったりして、とても勉強になります。
なかには、漫画家さんのお給料の話が紹介されている場所もあって、筆者の知らないことがたくさんありました。
ちなみに研究閲覧室という部屋もあって、身分登録と事前予約をすれば、かなり昔の貴重なマンガ雑誌も読むことができるそうです。マンガをテーマに大学で研究をしてみるのも面白そうですね。
京都国際マンガミュージアムでたくさんのマンガと出会い、マンガの歴史に触れ、マンガの奥深さを多くの人に体感してほしいです。
京都国際マンガミュージアム
アクセス:京都市営地下鉄/烏丸線・東西線「烏丸御池」駅北改札口2番出口すぐ
入場料:大人1200円、中高生400円、小学生200円
開館時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:水曜日(休祝日の場合は翌日)、年末年始、メンテナンス期間
公式ホームページ:http://www.kyotomm.jp/
(京都産業大学 文化学部 石永路人 )