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現役大学生が着物で楽しむ茶道の世界!

突然ですが、みなさんは茶道をしたことがありますか?
実は私、習ったことがあるんです!といっても幼稚園のときに授業の一環で数回嗜んだ程度で記憶も鮮明ではありません(笑)。

今回、着物をはじめとした伝統文化を体験することができる「京ごころ」にて、西澤先生と塩崎先生にご協力いただき、着物で茶道を体験してきました。
日本、京都の魅力を味わうなら茶道体験は打ってつけです!

京ごころさんへのインタビューはこちらから↓

着物選び あなたは吟味派?直感派?

まず、取材班の部員3人で着物を選びました。

私はちょうど成人式の数日後だったのでイメージがつきやすく、ピンクが好きなので、着物自体は直感ですぐに決めることができました。
置いてある着物は、昔ながらの古風なデザインもあれば、若者や外国人観光客向けの色鮮やかなものまで幅広くあり、目移りしました(笑)。

次に帯選びです。私はこれに苦戦しました。
先生曰く、私が選んだ着物はとても大人っぽいそうで、帯まで大人っぽいと私に合わないのではないかとご教示くださいました。
先生の知恵もお借りして、黒か赤かの二択に絞ることができ、最終的には黒の中でも華やかな柄があるものを選びました。

帯の巻き方にも工夫があり、帯を一部折って裏地が見えるようにしていただきました。折るか折らないかは着る人の好みだそうです。

そして実際に選んだ着物がこちら!
偶然にも3人とも赤系のものを選んでいました。
着物を着るとやはり立ち姿がとても綺麗になりますね!

本格的な茶道体験

着物を着た後はいよいよ茶道体験です。
まずはお点前を見て学びます。
茶道は礼に始まる儀式の一つであり、ふくさ(道具を清めることなどに用いる布)を“ぱん!”と広げたとき、緊張した雰囲気を感じました。
しんとした室内では、柄杓から注がれる水の音や茶筅で素早くかき混ぜる音が美しく聞こえました。

そして立てていただいたお茶をいただきます。

教えていただいた作法によると、お茶碗の柄を時計回りに回してからいただきます。飲み終わった後は軽く茶碗の口元を拭いて反時計回りに回し、元に戻します。
ここで子供の頃に体験した薄い記憶を持った私からの質問。
「出されたお茶を3口で飲み切らないといけないのは本当ですか?」
『三口で飲み切らなくても大丈夫です。』
ここでモヤモヤしていたことが晴れて嬉しかったです。

それでは
「お点前頂戴いたします。」

美味しい。とてもクリーミーでした。
お茶菓子のウサギも可愛く、美味しかったです。

いよいよ自分たちがお茶を点てる番です。
抹茶と湯を茶碗に入れて茶筅で混ぜます。茶碗の底に茶筅がつかないように少し浮かせて素早くかき混ぜます。
お茶を点てることが初めての私は、茶筅を使って混ぜることもそうですが、どれくらい混ぜればよいのか判断することが難しかったです。
混ぜ終わったら“の”の字をかいてゆっくりと茶筅を上げます。

いざ飲み比べです。
感想は……苦い!!!
先生に点てていただいたお茶がより柔らかく感じました。茶道を極めたいです。

難しすぎた昔の遊び

最後に投扇興(とうせんきょう)という江戸時代から伝わる京都の遊びを体験しました。
遊び方は扇子を的に向けて投げ、扇子と的の落ち方で点数をつけます。
上手く投げることができると扇子がくるりと一回転するそうです。

私が投げた一投目……。力が強すぎてばたんとすぐに落ちてしまいました。
遠くに飛ばしたいという気持ちを抑えてふんわり投げることがコツだそうです。
結局3人とも的に当てることはできませんでした…… (笑)。

おわりに

着物を着ることで歩き方や座り方、手の伸ばし方など普段とは違った所作を学ぶことができた貴重な一日でした。
講師の先生方からも、一日の体験を通して、最初よりも着物を着て生活することに慣れてきたねと言っていただきました。
また茶道を見て学び、実際に体験することができ、本当に良い経験になりました。
西澤先生、塩崎先生、ありがとうございました!

(立命館大学 法学部 山岡莉奈)

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