ネットを活用! 学生団体に学ぶ “まちづくり事業” と “資金の集め方”
京都すまいるプロジェクトは「ひとも、まちも、えがお。」をコンセプトに、学生と社会人が力を合わせて活動している京都のまちづくり団体。
今回は、その活動拠点「すまいるハウス」と「京much家」にお邪魔してきました!
もくじ
西院の本部「すまいるハウス」
嵐電(京福電鉄嵐山本線)の西院駅にやってきました。
そしてそのすぐ隣、写真の正面右側に見えるのが「すまいるハウス」です。
1F レンタサイクル / シェアサイクル
入口の前には自転車がズラリ。ここでは自転車を借りられるようです。
西院駅周辺は、京都市内でも特に違法駐輪が多いんだとか。そんな状況を改善するために4月から始まったのがこのサービスです。駐輪場が少ない、駐輪場が混んでいる、駐輪場代が高いなど、迷惑駐輪・放置自転車の理由は様々。でも複数の人が1台の自転車を共有することで、こうした問題も解消されるかもしれません。自転車の共有は、海外はもちろん、最近日本全国で注目されている取り組みです。
2F フリースペース
さて、入口を入って…
1階の奥に進み…
のれんをくぐって、階段を上がると…
2階はこんな感じ!
この日はメンバーの皆さんがミーティング中でしたが、一般の方も利用可能。
地域の人達が気軽に集まれるコミュニティスペース「まなviva」として、アットホームな空間づくりを目指しているそうです。
これからの利用イメージ(例)
平日
・地域の方の交流の場
・小中学生の宿題塾
・学生のミーティング
休日
・着付け教室
・茶道教室
ゲストハウス「京much家」
続いてはもう1つの拠点、学生が運営するゲストハウス「京much家(きょうまちや)」に行ってみましょう!
先ほどのすまいるハウスから市バスで移動すること15分…
着きました!
市バス「大将軍」バス停から徒歩3分です。
ここは「京町家の空き家を活用したい!」「安く泊まれる宿を運営したい!」「日本人だけでなく外国人観光客におもてなししたい!」という思いから生まれた古民家ゲストハウス。
金閣寺や北野天満宮などの観光地が近いこともあり、昨年のオープンから外国人観光客の利用がメイン。やはり“和”の雰囲気が人気なんでしょうか。
料金は1人につき1泊約2000円から。京都に安く滞在したい方、ぜひ利用してみては?
京都×クラウドファンディング
今回紹介した取り組みは、たくさんあるプロジェクトのほんの一部。ほかにも、やりたいと思ったことは発案者が中心となって主体的に進めていくのだそうです。
でもここで気になることが。大きなプロジェクトを動かすにはお金が必要なはず。どうやって資金を集めているんでしょうか?
聞いてみるといろんな方法があるようで、基本的にはスポンサーを募ったり、クラウドファンディングを使ったりしているとのこと。「クラウドファンディング」聞き慣れない言葉ですね…
FAAVO京都
こちらが地域密着型クラウドファンディングサイト「FAAVO(ファーボ)」の京都バージョン。
ここでは、「こんなことがしたい!」というプロジェクト案を掲載することで、支援者(出資してくれる人)を募ることができます。
京都すまいるプロジェクトはこれまでに2度、また現在も支援者を募集中です。
<終了>
・東北×京都!修学旅行をふたたび ~京都゛愛(きょうどあい)~
・京都のイエであたたかーいおもてなし。京much家プロジェクト!!
<募集中> ※掲載当時, 現在は終了しています!
・西院駅から3歩の場所に、子どもたちが安全に遊び学べる『まなviva』を!
このようにインターネットをうまく使えば、事業の資金を集めることもできるんです。
このサイトは“学生でも”使えます!みなさんも自分の夢を応援してくれる人を探してみませんか?あなたの想いが形になるかもしれません。
[京都すまいるプロジェクト]
公式Webサイト:http://www.kyoto-smile-project.com
Twitter:https://twitter.com/kyoto_smileprj
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/kyotosmileprj
[FAAVO京都]
https://faavo.jp/kyoto
(同志社大学 法学部 木村望)