“春から同志社”必見‼︎同志社生協学生委員会ってどんなところ?
もくじ
不安と期待を胸に入学した人へ
入学を前にして「何をすればいいんだろう?」、「友達できるかな?」といった不安を抱いている方、多いですよね。
そんな時、「入学前の不安を解消してくれる企画や雑誌があれば……。」と思いませんか?
実は、そうした新入生の不安を解消して、よりよい大学生活を送ってもらうためのサポートをする団体があります。それが「同志社生協学生委員会(GI)(以下、『GI』)」です。
今回は今出川キャンパスのGIの皆さんにインタビューさせていただきました。
ぜひ最後までご覧ください‼︎
今回のインタビューは「コトカレ高校生プロジェクト」の一環で行われたものです。
同志社生協学生委員会(GI)の魅力とは……?
(GIで活動している中屋敷さん(左)、檀上さん(中央)、糸村さん(右))
――GIではどんな活動をしていますか?
檀上さん
活動は、主に2つに分かれています。1つは同志社生協協同組合員である学生に対し、生協の利益を還元しようという取り組みです。生協に加入している学生が多いので、その代表として声を届けるという役割をしています。
もう1つは、これから大学生になる高校生たちに向けて「同志社大学はどういうところか」を入学前に説明することで不安を取り除いたり、友達づくりを助けたり、生協に加盟してもらうように働きかけたりすることです。
――今、具体的に力を入れている活動は何ですか?
糸村さん
GIは、いくつかの部署に分かれて活動するのが基本なのですが、個人的にやりがいを感じられるのは新学期活動です。新学期活動では、これから同志社大学に入学する高校生に向けて情報発信したり、Zoomで話をしたりすることで、新入生の大学生活に対する不安が解消できるように努めます。
また、大学生活に関わる取材を行い、写真と共にまとめた『東と西と』という新入生向け冊子の発行もしています。冊子の作成は夏休みから始まり、半年がかりで行っていて、こうした新歓活動にはやはり力を入れています。
――他にも高校生向けに活動はしているのですか?
檀上さん
入学準備説明会を12月から3月にかけて10回ほどオンラインで開催しています。入学準備説明会では、“同志社大学がどういうところであるのか”を説明します。
また「分科会」という、各学部別に分かれて新入生が自分と同じ学部の先輩にオンラインで相談できる機会も用意しています。
大学生活を支える多種多様なルーム
――先程、GIにはさまざまな部署があるとおっしゃっていましたが、どのような部署があるのでしょうか?
中屋敷さん
私たちはそれぞれの部署を“ルーム”と呼んでいるのですが、大きく分けて、一年を通じて活動する常設ルーム、新歓活動などを行う秋ルーム、やりたい人が自由に活動する有志ルームに分かれています。常設ルームには、新学期総代会、書籍旅行、共済、食堂コンビニの部署が存在しています。
糸村さん
書籍旅行ルームでは、その名の通り書籍と旅行に関する活動を行っています。書籍系の活動ですと、良心館ブック&ショップで部員のおすすめの本を紹介したり、過去には“シークレットブック”を作ったりました。本の表紙を隠し、何の本かわからないようにして売るという活動です。旅行系の活動は、自分達で旅行に行ってレポートを書くような活動をしています。
中屋敷さん
秋ルームには、キャリアデザイン、京都散策、歓迎パーティーの部署があります。
京都散策ルームは、私たちがGIに入部したきっかけでもあります。新入生とGIの先輩でグループを作り、京都散策を行い、その中で友達づくりをお手伝いしています。
最後に、有志ルームは、常設ルーム、秋ルームと比べて自由度が高いルームになっています。常設ルーム、秋ルームとの兼任が可能ですし、ルームの趣旨に沿う範囲で自由に企画できます。ファンファンルーム、パピプペックルーム、広報ルーム、祭りルーム、オンライン新歓ルームがあります。
糸村さん
特に広報ルームでは、上述した『東と西と』という冊子を作っています。
また、広報ルームでは新入生ウェブサイト(記事の末尾にURL掲載)の制作にも携わっています。このサイトの趣旨は、高校生に大学生活を知ってもらうというもので、そのサイトを作る人員を集めることも広報ルームの仕事です。このサイトは、会議でどのような内容にするかを協議して取材し、記事にまとめたものをデザイン会社さんに送って、サイトにしてもらっています。個人的には、これから大学生活を始める高校生の保護者の方に安心してもらえるようなサイトになっているかと思います。
――個性豊かなルームがあって楽しそうですね!
檀上さん
そうですね。
基本的に、生協の職員の方が行っておられる業務にそったルームになっています。
糸村さん
それぞれのルームに担当の職員の方がいらっしゃって、その方とコンタクトを取りつつ、全体的な動きの取りまとめを行うのが我々三役の役割ですね。三役(委員長1人、副委員長2人)は外部や職員の方との交流の窓口となり、毎週の部会の準備運営、GI内での企画作成、また円滑な運営を目指して、率先して多くのメンバーとコミュニケーションをとっています。
入学前の不安がなくなった
――皆さんが入部しようと思ったきっかけは何ですか。
檀上さん
高校3年生の3月中旬に入学準備説明会に参加した時、先輩たちが色々な質問に答えてくれて、自分の不安を取り除いてくれました。こうした機会がすごくありがたいと思い、自分も後輩に向けた活動をしていきたいと思うようになりました。
糸村さん
初めにGIの活動に触れたのは『東と西と』という冊子を読んだ時でした。12月に指定校推薦で受かったので準備の時間は十分あったのですが、友達づくり、服装、一人暮らしのマンション選び……と、もう右も左も分からない状態でした。
しかし、『東と西と』を読んでみると、大学生活に関する様々なことが載っていて「大学生ってこんな感じなんだ」と自分の中で大学生へのイメージが湧いてきました。ただその当時は、この冊子がGIによって作られたものだとは知りませんでしたね。
その後、GI主催の友達作りを目的とした新入生の京都散策があり、それに参加した時に同じグループだった先輩に『東と西と』はGIが作っているということを教えてもらったんです。
「もしよかったら入らないか」と誘いを受けて、「1年後に僕達も主催する側として1回生の不安を少しでも取り除いてあげられたらいいな」と思い入部しました。
中屋敷さん
1番の理由は糸村さんと同じく京都散策です。私の時は対面での実施で宇治に行きました。その時にGIの同じ学部の先輩が相談を聞いてくれたり、同じ学部の友達ができるようにサポートしてくれたりしました。その時にできた友達は今でも1番仲のいい友達です。
入学式では出会えず、授業に行ってもその授業が終わったら疎遠になってしまう友達も多い中で、企画を通じてできた友達のありがたみを感じました。また、その企画がなければその子とも出会うことができなかったので、GIの凄みを実感したんです。
初めは「アルバイトとかどうしよう」など不安に思うことが多かった中で、先輩と話し、その人柄に惹かれ、一緒に活動したいと思い入部しました。
――実際に活動していて、どんなところにやりがいを感じますか?
中屋敷さん
今年の1回生が、私たちの企画した入学準備説明会に参加して、「不安が解消された」「自分もGIに入ろうと思った」などと言ってくれる子がいました。これらを聞いて自分たちのしたことが新入生の力になったと実感できましたね。
糸村さん
僕は、所属するルームの関係上、情報をまとめて発信しても、「この情報いいね」と直接周りからの評価や感謝の声を聞いてやりがいを感じることは少ないので、むしろ準備をする過程でメンバーと一緒に計画を立てて何かを成し遂げることにやりがいを感じます。
大切な仲間と一緒にゴールを目指して頑張る。途中で衝突することもあるけれど、最後は笑って終わることが多いので(笑)。「頑張って良かった。また、皆と仲が深まったな」と感じる。これが僕のやりがいですね。
檀上さん
僕らの取り組みは、頑張って準備してきたものを不特定多数の方々に発表するものが多く、ある特定の学生からの生の声や感謝を聞くことは少ないです。特に去年はコロナの関係上、企画をオンラインで開催することが多かったので……。
しかし、そういう中でも自分もGIに入部したいと思ってくれた子もいて、「先輩方の入学説明会を聞いて入ろうと思ったんです」と言ってくれた時は、自分たちのやってきたことが報われたと思いました。
GIでしか得られない経験
――苦労することはありましたか?
糸村さん
苦労は多いですね(笑)。締切に追われるし、1人に負担がかかることも多々あります。また、僕と檀上は大学に入って初めてできた友達ということもあり、親しい仲だからということもありますが、意見がすれ違った時は真正面から衝突することが多いです。意見がぶつかった後は、1時間ほどギスギスする時もあるのですが、結局どちらかが謝って「じゃあ、次はこうしよう」と決めて次に進むことがよくあります。
このように不満が募ったり、衝突したりすることも多いのですが、GI内の仲はかなり良いと思っています。僕はこの2人のことを尊敬しているし、他の皆も互いに尊敬し合っているので、「仲間がいるから頑張れる」と言える環境が整っています。
――3人の結束力を感じますね。
中屋敷さん
わたしは連携に苦労することがあります。入学準備説明会のプレゼンで使うパワーポイントを京田辺キャンパスのGIと一緒に作ることがあるんですが、生協の職員さんから「何日までに作ってください」という締め切りを設定された中で京田辺の方との分担や内容を決めて調節するので、結構ギリギリになることが多く、時間に追われます。
規模も運営の仕方も2つのキャンパス間で大きく異なるので調整が難しいです。
檀上さん
GIが行う内容は大学を広報するアルバイトに近いものですが、無給の活動です。人によってはアルバイトやもっと楽しいサークルがいいと思うこともあるし、熱意も人によって大きく異なります。その中で、負担を上手く分担しながら皆で作業をするのはどのルームでも問題になるところだと思います。
立場上、職員さん、京田辺キャンパスや他大学さんの生協などとも調整しないといけないですし、委員会の中でもそれぞれのルーム長、メンバーともやりとりをしないといけない。いろんなところとの調整をするのが大変なところだと思います。
――多くの人とやりとりをするのが、引っ張っていく人の役目でもあるわけですね。
GIに入って得られるものは大きい
――最後に、同志社大学を目指す高校生に向けてGIのアピールをお願いします。
檀上さん
中学校や高等学校で委員会活動をして楽しかった人や、興味はあったけれどその機会を逃してしまった人にすごく向いていると思います。また、生協の職員の方と一緒に活動するので、現実的な社会活動を学ぶことができることも魅力ですよ。
中屋敷さん
大学生活でなにか一つ頑張ったことがほしい人にもGIは良い環境です。また新入生説明会では、何百人もの前で発表する機会などもあり、発表する力をつけたい人にも向いていると思います。
糸村さん
正直、我々の活動は、評価されることがあまりなく、且つ無償で時間を費やして活動しているため、粘り強さが必要です。個人的にはインターンに近い活動だと思っているので、大学生になって遊ぶのも良いけど、しっかりしたこともやってみたい、身になるようなことをしたい人に向いていると思います。もちろん大変なことも多いですが、GIに入って後悔することは絶対に無いと思います。得られるものは大きいですよ!
さいごに
いかがでしたか?
今回の取材を通して、同志社生協学生委員会は、大学生の学生生活を支える縁の下の力持ちのような存在であるとわかりました。
また、大変だからこそ得られるものがあるという言葉から、同志社生協学生委員会には、大学生活をより充実したものにすることができる環境があると思いました。
檀上さん、中屋敷さん、糸村さん、貴重なお話ありがとうございました!
新入生ウェブサイト:(https://www.univcoop.or.jp/fresh/guide/index.html)
同志社生協学生委員会【今出川】Instagram:(imadegawa_gi)
同志社生協学生委員会【今出川】 Twitter:(@D_GI_imade)
(取材・文:同志社大学 法学部 原田愛菜)
(取材・文:同志社大学 文学部 井上侑紀)
(取材:同志社大学 スポーツ健康科学部 早川茉美)
(撮影:同志社大学 グローバル地域文化学部 西村彩恵)