京都で一人暮らしを始める学生必見!物件選び5つのポイント【前編】
もうすぐ春ですね!もう大学が決まった人の中には、地元から離れて一人暮らしを始める!という人もいると思います。そうと決まれば“物件探し”。でも、物件なんて沢山あるし、何を見て選べばいいのかわからない……という人、多いのではないでしょうか。
今回は、約2年間京都で一人暮らしをしている私が物件選びについて語ります!
実は物件を見るのが大好きな私。高2の時に高校の進路指導室で見つけた物件探しの資料を手に取ったことに始まり、高3の夏休みの間も、まだ進路が東京か京都かも決まっていないにもかかわらず、塾の合間にスマホで物件を探していました。大学が決まってからも、部屋を決めるまでに10件ほど内見に行っている結構な強者で、一人暮らし中の現在も暇さえあれば(なくても)住み替え先を探していたりいなかったり……(笑)。
そんな物件マニアな私が、かなり“斜めから見た”物件探しの見るべきポイントを前編・後編に分けて解説していきます!前編のテーマは“日当たり・物件の構造”です!物件探しのサイトを見ただけではわからないような実体験や失敗から学んだポイントについても語るので、物件選びで後悔したくない方、必見です!
もくじ
高層階は眺望のためではない!
マンションで一人暮らしをする場合、階層選びで何を気にしますか?
防犯面では2階以上、エレベーターがない物件はなるべく低層階、最上階は騒音が気にならない……など、いろいろあると思いますが、私は低層階に住んでみて、「高層階にすればよかった!」と思いました。窓がどの向きに面していようと、目の前に建物があると、日光がその建物に遮られてしまいます。隣接する建物の影響を受けやすいのが、“低層階”なのです!
京都は狭い路地に建つマンションも多いので、低層階に住むと、道路を挟んだ向かいの建物の日陰に入ることがあります。日当たりが悪いと、照明や暖房に電気代がかかりやすいので、”少し高層階”くらいがちょうどいいと私は思いました。
また、私の友達は虫嫌いで、「高層階だとゴ○ブリが出ないらしい」と言って高層階を選んでいます(笑)。
南向きは不要!?
部屋の窓の向きは、一般的に「北<西<東<南」で日当たりが良く、家賃も高くなる傾向にありますが、南向きに住んだ私は「あんまりメリットないな」と思いました。
大通りに面した南向きを選ぶと、日当たりはよくても車が通行する音や排気ガスが気になり、1本、2本入った路地の南向きを選ぶと、日当たりがイマイチだったり、防犯面で心配だったり。
家賃が高い南向きでそういった物件を選ぶよりも、2面採光の角部屋を選んだり、東向きで高層階を探したりしたほうが、家賃に対するコストパフォーマンスが大きい、と思った南向き低層階経験者の感想です。
浴室天井のバー、チェックしたことある?
浴室乾燥機能がついている物件には設置されていることがほとんどですが、意外とない物件もある「浴室のバー」。
これのありがたさ、私は実際に一人暮らしをするまで知りませんでした……。
私は基本的に、洗濯物は外に干す派なのですが、困るのは、梅雨の時期と冬!浴室のバーがなかった私は、梅雨で連日洗濯物が外に干せなかったとき、「どうしよう?」と困りました。
また、冬は異常に洗濯物が乾かない……。南向きに住んでいても低層階かつ目の前の建物によって午後からの日当たりが悪い私の部屋では、朝8時に洗濯物を干しても、厚手のタオルやパーカーが夜になっても乾きませんでした……。実家でこんな経験をしたことがなかった私は「自分で浴室のバーを取り付けようかな」と思ったほどです(笑)。
部屋の窓際に干せばいいのでは、と考える人もいると思うのですが、オンライン授業が多いこのご時勢、カメラをオンにすると、位置によっては洗濯物が映ることもあって、干しにくいこともしばしば……。
このような後悔をしないためにも、浴室にバーがあるかどうかは、私的にかなり重要なポイントです!
“1階”とは??
1階って、全て地面より上にあると思っていませんか?
実は、そうでない物件も沢山あります。
半分地面の下に埋まっている、半地下が“1階”の物件。まさに某有名韓国映画のあの状況。そういった物件の1階は、日当たりがほぼ望めないので家賃が安いこともありますが、注意すべきは2階です。2階、と書いてあっても、実質1.5階なので、防犯的な心配+道路との距離が近いので、窓を開けたら通行人と目が合ってしまう、なんてことも……。
物件の外観はいつでも見に行くことができるので、絶対にプライベートな空間が欲しい人は、物件のそういった構造も、実際に見ておくべきです!
鉄筋コンクリートでも音は響く!
物件は、主に木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造とある中で、「鉄骨造と鉄筋コンクリート造、何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、私も物件を見始めた当初、その違いを全く知りませんでした。
一般的に、鉄筋コンクリート造は音が響かない、と言われています。私も内見に行ったとき、不動産会社の人に「壁を叩くと違いがわかる」と言われました。実際に鉄骨造と鉄筋コンクリート造の物件をそれぞれ見に行って「コンコン」と叩くと、鉄骨造は中が空洞のようによく響くのに対して鉄筋コンクリート造はほとんど響かなかったことから、鉄筋コンクリート造にしよう、と決めました。
……しかし。
私は住んでいた鉄筋コンクリート造の物件で、騒音に悩まされました。原因は、上の階からの足音です。いくら鉄筋コンクリート造でも、上から下へ重量が加わる音は、場合によってはかなり響きます。私の場合は一時期、早朝の足音の大きさにびっくりして目が覚める、という状態が続いたほど。深夜遅くまで起きて授業ギリギリまで寝ようと思っていた、完全夜型の私の朝の目覚めは最悪でした(笑)。
こればかりは物件探しのサイトを見ても何も手がかりがないので、実際に内見に行って足音がどれくらい響くのか聴いたり、不動産会社から上の階の人の情報を聞いたりするのも手だと思います!
さいごに
いかがでしたか?
物件探しサイトの条件検索や、不動産屋に行っても分からないような、超マニアックな物件選びのポイントでした。私が一人暮らしをしていて感じた体験を基に解説しましたが、皆さんの物件選びの参考になれば嬉しいです。
後編では物件の“設備”についてチェックすべきポイントを解説していきます!
物件探しサイトの条件指定だけではわからない部分も……!?
そちらもぜひ併せて読んでみてください!
京都の住まいやトラブルの強い味方「京安心すまいセンター」も要チェックです!
(同志社大学 グローバル地域文化学部 西村彩恵)