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未来を創造する施設「QUESTION」の魅力に迫る② STUDENTS LAB編

河原町御池のおしゃれなビル「QUESTION」。ここに学生は無料で使える、学生のためのスペースがあることをご存知でしょうか。
今回は、QUESTION 5F「STUDENTS LAB(スチューデンツラボ)」の魅力について、運営を担当する特定非営利活動法人 グローカル人材開発センターの山田埜(ひら)さんにお話を伺いました。
「そもそもQUESTIONってなんのビル?」という方は、まずこちらの記事をご覧ください。

STUDENTS LABでできること

その1。作業スペースとして利用する

オープンスペースの机で勉強をしたり、会議室に空きがあれば個室でミーティングを行ったりすることもできます。また、無料Wi-Fiが使えるので、PC作業もはかどります。

その2。リラックス

他の学生やグローカルの職員さんと本を読んだり何気ない会話をしたり。
窓際のソファからは改築されたばかりの京都市役所を見渡せます!

その3。人とのつながりを作る

これは STUDNENTS LAB でしかできないことの1つ。
学生同士だけでなく、社会人とも繋がりを作ることができます。
何か取組を始めたいけれど何をすればいいか分からない人、世の中に対してなんとなく疑問を持っている人はぜひ職員さんに声をかけてみてください。解決するために、「QUESTION」のアソシエイトパートナーや会員の方と繋いでもらえるかもしれません。
(このようにして実際に立ち上がった事業に関しては次のインタビューで触れています。)


※アソシエイトパートナーとは:会員さんの問いや課題に答えるQUESTIONの知恵袋となる多様な事業者の方々

職員さんにお話を伺いました

お話を伺ったのはグローカル人材開発センターの山田埜(ひら)さん
山田さんは QUESTION の企画段階から携わり、STUDENTS LABのインテリアも担当されたそうです。
インタビューではたっぷりと QUESTION や STUDENTS LAB の魅力を語っていただきました。

――まず、他の施設と比較した時の「QUESTION」の強みを教えていただけますか?

「起業」という意味ではQUESTIONよりもきちんとしたサポート体制を整えているところが他にもあるので、QUESTIONはどちらかというと面白い大人に出会いたい人にピッタリの場所かも。
先日、就活中の学生さんから「就活せずに今の仕事に就いてキラキラ楽しく働いている人ってどこに居ますか」という質問があって。
QUESTIONのアソシエイトパートナーにはそういう人たちがたくさんいるから、STUDENTS LABではそういう人を紹介したり、起業したい学生さんのメンター探しのお手伝いもしたりしています。

またこれは京都市全体で言えることですが、起業したい学生さんによくお伝えしているのは、他の都道府県と比べて京都は横の繋がりができるのがとても早いので、起業に向いている土地柄だということ。
例えば、東京くらい大きな都市の場合は、大きすぎるからかひとつひとつのコミュニティが分かれちゃってるんだけど、京都の場合はコンパクトな街だから、ネットワークを作り上げるのにそんなに時間がかからない。かといって都市の規模は小さすぎないし。
さらに、昔から大学がたくさんあったからこそ、京都には一風変わった人を受け入れる文化が根付いているというのも、起業に向く風土のひとつかなと思いますね。

――そのような社会人の方との出会いは、ここ(STUDENTS LAB)に座っているだけであるのですか?

自分からアクションすることはやっぱり必要だと思います。
特に何の意思表示もしていない学生さんに、「あなたは何を求めているの?」って私たちが毎日のように聞くのも難しいからね。第1段階として、まず私たち職員に「こういうことに興味がある」っていう意思表示をしてくれたら、サポートできそうな人を紹介できます

STUDENTS LABでは常駐する職員が決まっているので、だんだんとここに通ってくれている学生さんたちとのコミュニティが出来上がってきているかなと、オープンして6か月だけど実感しています。

あとはここで開催しているイベントに参加してもらうことが 人と繋がるには一番早いように思います。
(イベント情報は「QUESTION」のホームページや、Students Memberでログイン後に見ることができるスチューデンツコミュニティに掲載されています。)

――実際に立ち上がった事業はありますか?

ここがきっかけになったものでいうと、伝統産業や服飾産業として大切に作られたのに捨てられてしまう端切れ等をアクセサリーにして売る、という事業を立ち上げた学生さんがいます。
sampai」というブランドで、「さんぱい」とは「産業廃棄物」の略であり、インドネシア語では「〜まで、また(再び)」という意味があるそうです。
「AFURIKA DOGS(アフリカドッグス)」という、アフリカのトーゴの裁縫技術と西陣の染め職人の技術を掛け合わせたプロダクトを作っている企業があるのですが、そこの社長に惚れ込んで大学在学中から働いていた学生さんと、STUDENTS LABに来ていた学生さんが出会って、それがきっかけで起業に結びついた事例です。
https://sampai.theshop.jp/

 

次のページ:STUDENTS LABの利用方法など

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