関西最大級のキャンドルナイトイベント 地域と学生をつなぐ新町祭
“同志社大学 新町祭”
「知ってる!」「行ったことある~!!」という人も、「ん?初めて聞いたな…」という人も、まずはこの写真をご覧ください↓↓
きれい。。。
皆さん、これが何かお分かりになりますか?
そうです、これは全てキャンドルなんです。(タイトルに正解がありましたね。)
“新町祭”とは、今年で11年目を迎える同志社大学 新町キャンパスでの関西最大級のキャンドルナイトイベントのこと。
今回は、新町祭を運営する同志社大学 学生支援センター登録団体Shinmachi Activate Project (SAP)の代表;野々上 帆香さんにお話を伺ってきました。
もくじ
Shinmachi Activate Project (SAP)とは?
-Shinmachi Activate Project (SAP)とはどういった団体ですか?
Shinmachi Activate Projectは、2008年に出来た同志社大学の新町キャンパス(*)を拠点としている学生団体です。
通称SAP(サップ)です。
様々なイベントを通して、地域や学生とのコミュニティの形成を図りながら、新町キャンパスの活性化を目指して日々の活動を行っています。
(*)新町キャンパス
主に社会学部と政策学部のメインとなるキャンパスで、クラブ・サークルの部室や練習場を備える学生会館もあり、課外活動の拠点でもあります。
“Shinmachi(新町)”を“Activate(活性化する)”“project(計画)”という団体名からも活動の内容が良く分かりますね。
―メンバーや活動内容について教えてください。
現在は68名で活動しています。写真には全員写っていませんが、3回生が12人、2回生が14人、1回生が42人です。
メンバーは全員、新町キャンパスをメインとする社会学部または政策学部に所属する学生です。
活動内容としては、春に新歓イベント・フレッシャーズキャンプ・BBQを行います。
フレッシャーズキャンプというのは、政策学部と社会学部の新入生を対象とした一泊二日のキャンプのことで、毎年恒例の行事です。
夏には地域の子どもたちとの遠足や学生のスポーツイベントを開いています。
今年は寒梅館で行われている夏祭りや、京都の夏の風物詩「京の七夕」などにも参加させて頂きました。
秋からは新町祭に向けての準備が始まり、冬には最大のイベントである新町祭の本番を迎えます。
ここ3年で新町祭は大きくなり、2016年からは同志社大学のツリー点灯式にも参加しています。また、ロームシアターでもキャンドルナイトをさせていただくようになりました。
他にも、年間を通して、食堂や寒梅館のレストラン・アマーク・ド・パラディとのコラボも行っています。
今年はギネスチャレンジと称して、新町キャンパスの昼休みを盛り上げようと「サイコロ積み上げ世界一」にも挑戦しました(笑)。
新町祭とは?
-SAP主催の最大イベント“新町祭”とは、どのようなイベントですか?
新町祭はSAPが出来た2008年から毎年行われている、地域の活性化のための年に一度のキャンドルナイトイベントです。
今年は30,000本のキャンドルを使って新町キャンパスをキャンドルで灯します。関西最大級の規模なんです。
キャンドルは地域の方々にも協力してもらい、1本1本ペットボトルから手作りしています。
今年は小学校や幼稚園、老人ホームといった30施設の方々に協力していただきました。
本当に感謝です。
-どういった方が来られますか?
毎年、同志社大学の学生をはじめ、地域の方々にもたくさん来ていただいています。
現在は学生が3割、地域の方が7割くらいですね。キャンドルづくりに参加してくださった施設の方がご家族で来られることが多いです。
新町祭では同志社大学の団体によるステージや教室展示も行われるので、地域と学生の方が直接交流してもらえる機会にもなっています。
-新町祭の準備はいつごろから始められるのですか?
毎年夏休み頃から始動し始めます。
6つの部署に分かれ、3回生が部署長となり、1・2回生と共に活動します。
当日はSAPのメンバーは全員揃いのパーカーを着てイベント運営を行います。
キャンドルの設置や着火などのために外にもいるので、このパーカーを目印にしてください!
-今年の新町祭のテーマは何ですか?
毎年テーマがあって、去年は10年目の開催だったので、「10th Anniversary」というテーマでした。
今年のテーマは「春夏秋冬~平成最後の灯~」です。キャンドルで四季を表現します。
テーマは9月頃に全員で話し合って決めていきます。だいたい100の案から5つくらいに絞りました。
今年は、「冬の夏祭り」「光の空間」などが出ましたね。でもやっぱり平成最後という要素を入れたいという事になって、今回のテーマに決まりました。
―今年の目玉を教えてください!
今年の目玉は、「未だかつて見たことの無い臨光館」です!
臨光館(りんこうかん)とは新町キャンパス内の校舎のことです。
今回は、臨光館3階をテーマ「春夏秋冬」にあわせたイルミネーションとキャンドルで彩ります。新町祭初の試みなのでぜひ見てもらいたいです!
地域と学生を繋ぐ
-最後に、新町祭への想いや今後の目標を教えてください。
【新町祭への想い】
私は、新町キャンパスが少しでも学生と地域の方々が共有できる場所になってほしいと思っています。
住宅街の中に位置する新町キャンパスだからこそ、ここで学ぶ学生が地域の方々と良い関係を築いていくことが重要です。
わたしたちSAPの新町祭が、そのきっかけとなることを願っています。新町祭を通じて、学生と地域の方々が交流し、理解しあえたら嬉しいです。
【今後の目標】
新町祭は同志社大学の学園祭にあたる同志社EVEの規模が小さいものと捉えられる事が多いのが現状です。
私たちは同志社EVEとはコンセプトを別にしており、学生が中心に活躍する同志社EVEに対して、新町祭は地域の方々により気軽に楽しんでいけるものを目指しています。
学生には、そのことをもっと知ってもらえるように新町祭を広めていきたいです。
また、今後は同志社大学の団体だけでなく、外部の団体にも出ていただき、海外の方にも来ていただけるようなイルミネーションイベントという側面も伸ばしていけたらとも思っています。
地域と学生をつなぐ新町祭が、キャンドルの灯りを通して世界ともつながることが将来的な目標です。
まとめ
新町祭はただ綺麗なだけではなく、地域の方と学生をつなぎたいというSAPの想いが詰まっているイベントだということを知ることができました。
私自身、社会学部に所属しており、新町キャンパスをメインとする学生として今年の新町祭は地域と学生との交流の観点からも楽しみたいと思います。
新町祭は12月のイルミネーションイベントのスタートにも、うってつけです。素敵な写真もたくさん撮れますよ(笑)。
是非皆さんもSAPの想いを感じながら、キャンドルの灯で身も心もあたたまりに来てほしいと思います。
(文:同志社大学 社会学部 岩崎亜美)
(写真:佛教大学 社会学部 唐澤葵衣)
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第11回 新町祭
会場:同志社大学新町キャンパス 入場無料
日時:2018年12月15日(土)18時~21時
※雨天の場合は12月16日(日)に順延
Twitter: @sap__candle
Instagram: sap__candle
Facebook: Shinmachi Activate Project(SAP)