インタビュー

クラウドファンディング初挑戦で大成功「京大グルメフェス」とは!?

クラウドファンディング初挑戦で大成功「京大グルメフェス」とは!?
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京都大学の周辺には多くの飲食店があり、京大の学生や地域の方々に愛されています。
しかし、新型コロナウィルス感染症の影響で、大学の講義がオンラインで開講され、課外活動が厳しく制限されたことから、大学周辺の飲食店は大きな打撃を受けています。

いつもお世話になってきた京大周辺の飲食店のみなさんの力になりたい。
そんな想いで立ち上がったのが、京都大学経済学部若林靖永(わかばやしやすなが)ゼミのBプロジェクトのみなさんです。
7名のメンバーで「京大グルメフェス」というイベントを企画し、大学周辺の飲食店支援に取り組んでいらっしゃいます。

この活動を支援する人は多く、9月から開始されたクラウドファンディングでは、なんと、開始から1日足らずで目標金額の18万円を達成しました。

「京大グルメフェス」とは一体どのようなイベントなのか?プロジェクトの舞台裏は?
今回は、「京大グルメフェス」のプロジェクトリーダーを務める、京都大学3年生の勝村瑠海(かつむらるみ)さんにお話を伺いました。

 

ひとりひとりの意見を大切にするゼミ

――ゼミではどのようなことを学んでいるのですか?
ゼミでは、週に1度集まって、マーケティングについて学んでいます。
また、ゼミでの学習とは別に、ゼミのメンバーが数人ずつに分かれて、1年を通してプロジェクトに取り組んでいます。
プロジェクトの内容はゼミで学んでいるマーケティングに関連しなくてもよいとされているので、自由にテーマを決めて取り組んでいます。
「京大グルメフェス」はそのプロジェクトの1つです。

――ゼミの雰囲気はどうですか?
和気藹々としていて、メンバー同士で活発に意見交換をしています!
プロジェクトには2回生も3回生も参加しているのですが、学年関係なく議論していますね。

――2回生でも意見が言いやすい雰囲気なのはとても素敵ですね!
もちろん、ゼミが始まってしばらくは、2回生は3回生に遠慮してしまったり、緊張していたりして、意見を出せないことも多かったです。
しかし、「自分の意見を持って発信することは大切なことなんだ」ということを伝え続けた結果、今では議論に積極的に参加してくれるようになりました。

 

プロジェクトの舞台裏

――なぜ、「京大グルメフェス」を企画されたのですか。
コロナ禍で苦しむ飲食店を支援したいと考えたからです。
飲食店でアルバイトしているプロジェクトメンバーが多いのですが、彼らのほとんどが、来店するお客様の減少を日々実感していました。
飲食店がコロナ禍で大きな打撃を受けていることへの強い問題意識が「京大グルメフェス」の企画の原点です。

――企画の立ち上げ、進行に関して新型コロナウィルスの影響はありましたか?
感染防止の観点から、ミーティングは全てオンラインで行いましたが、特に大きな問題はなかったです。
今までホワイトボードで行なっていた情報共有をクラウド(共有された情報を自分のスマホやパソコンで確認できるサービス)で行うようにしたり、オンライン上でも全員が発言しやすい雰囲気を作ることを意識したりと、色んな工夫をしながら話し合いを進めていきました。

――企画を進める中で大変だったことや不安だったことはありましたか。
飲食店の支援をするという方針は決めたものの、実際にどのような企画を行うか考えるのはかなり大変でしたね。
案は多く出るのですが、実際に行うとなると、飲食店の方々が賛同してくださるものでなくてはなりません。
様々な案を飲食店の方々に提案し、ご意見を頂くことで、より現場の声に寄り添った企画を考え出そうと努めました。
また、新型コロナウィルスの感染拡大が今後どうなるか読めない中で、プロジェクトを進行する不安は大きかったですね。
「京大グルメフェス」が実際に行なわれる11月に感染が拡大しているのか、それとも収束しているのか、全く予想ができない中で、「本当にこの企画は飲食店のみなさんの役に立てるのか?」という思いがありました。

 

クラウドファンディングへの挑戦

――なぜ、クラウドファンディングを行ったのですか。
プロジェクト開始当時、資金がゼロの状態だったので、「京大グルメフェス」を実現するためには資金を集める必要があったんです。
資金を集める方法はクラウドファンディング以外ももちろんありますが、どの方法にも「集まらない可能性」があると思っていました。
そこで、「どのみち失敗するかもしれないのならば、楽しそうな方法を選んでみよう!」と思い、メンバー全員が未経験のクラウドファンディングに挑戦したんです。

――初挑戦のクラウドファンディング。開始前は不安もあったでしょうが、1日足らずで目標金額を達成なさるとは、本当にすごいですね。クラウドファンディングを成功させるために、工夫した点はありますか。
クラウドファンディングのホームページの作成にはかなり力を入れましたね。
1ページのみで、私たちのやりたいことや熱意を伝えきる必要があるので、色んな工夫をしました。
例えば、文章だけでなく、写真を多く使うことで、企画の実現に向けて熱心に取り組んでいる様子を視覚的に訴えるようにしましたし、他にも、どのような思考回路で「京大グルメフェス」を企画したのかを詳しく書くことで、企画の趣旨に納得してもらえるようにしていました。
このようにして、ページを見てくださった方々に、プロジェクトの魅力を余すところなく伝えられるようにしていました。
(クラウドファンディングのページはこちら!→ https://readyfor.jp/projects/kyodai-gourmetfes

――クラウドファンディングを通して感じたことはありますか?
不安も多かった中で、色々な方から応援の声をもらえて嬉しかったというのが一番ですね。
クラウドファンディングの「応援ページ」で支援してくださっている方からメッセージを頂けたり、クラウドファンディングのページを見てくれた知り合いが連絡をくれたりと、応援されていることを実感できたことはとても嬉しかったですし、勇気づけられました。
また、この経験から、自分自身も頑張っている人に出会ったら応援の声を届けて力になりたいという思いが強くなりましたね。

 

「京大グルメフェス」の魅力

――京大グルメフェスとは、どのようなイベントですか?
ずばり、「限定メニュー祭り」です!
このイベントにご参加いただいた京大周辺の飲食店のみなさんが11月の1ヶ月間、限定メニューを提供してくださいます。
なんと、提供される限定メニューは、当プロジェクトのために特別に考案していただいたものなんです!
また、期間中スタンプラリーによる割引を実施します。具体的には、「お客さんが対象の飲食店のうち3店舗で限定メニューを注文すると、4店舗目で飲食する際に割引を受けられる」というものです。
お得に限定メニューを楽しめる、それが京大グルメフェスの特徴です!

――勝村さんが考える、京大グルメフェスの一番の魅力は何ですか?
やはり普段食べられないメニューを食べられるところですね。
提供される限定メニューは、お店の方に「何か新しいものを提供してほしい」ということのみを伝え、自由に考えていただいたメニューです。
いつもの店の、いつもと違うスペシャルな料理を堪能でき、常連さんにより楽しんでもらえるような企画となっています!

――京大グルメフェスに参加される方々に一言お願いします!
普段行っているお店だけでなく、「近くにはあるけれど、まだ行ったことがないな」というお店にも、この機会にぜひ足を運んでみてください!
そして、美味しい食事をお得に楽しんでくださいね!

 

お話を伺う中で、プロジェクトメンバーのみなさんのたゆまぬ努力と感謝の心、そして活動を応援する多くの方々の支えがあったからこそ、「京大グルメフェス」が実現したのだと強く感じました。

多くの方々の思いが詰まった「京大グルメフェス」は11月1日(日)から11月30日(月)まで開催されます。感染対策をばっちりして、期間限定メニューをお得に楽しみましょう!
(「京大グルメフェス」についての最新情報はこちら!→
Twitter: https://twitter.com/KU_gourmetfes
Instagram: https://www.instagram.com/ku_gourmetfes/)
(京都大学 農学部 吉岡舞香)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!