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よしもと祇園花月を語る会第2弾!!~木村支配人&制作企画担当の萩原さん~

2020年は新型コロナウイルスの影響で、世界中の人が脅威に陥りましたね。
学生の皆さんも、学生ライフや受験勉強など当たり前だった生活が当たり前でない生活になり、不安や心配を感じている方も多いことでしょう。
「(笑いたくても)笑っていいのかな」「みんなに会って喋りたいな」という思いを持たれている方も多いですよね。私たちも同じです。

昨年度はよしもと園花月×京都学生広報部が手掛けた「園花月大学」というコラボイベントを通して、中高生の学生の皆さんに京都や大学生活の魅力をお伝えしてきました!

今年度は、新型コロナウイルスの影響で以前のようなイベントが難しい状況です
でもコロナだからといって、私たちは「全国の中高生に京都での大学生活とよしもと園花月の笑いの魅力について、私たちの活動で届けたい!」この気持ちをなくすことはできませんでした。

ということで、感染防止の観点から『リモート取材』を通して、京都の園にある「よしもと園花月の魅力について語る会」をスタートしました!!
普段、よしもと園花月の舞台でたくさんの人を笑顔にしている芸人さんとともに、レトロな建物のよしもと園花月の魅力に迫りたいと思います!!!!

第1弾は漫才コンビ「園」のおふたりにインタビューしました。
今回は劇場を支える人をクローズアップします!

第2弾は、今年の6月からよしもと園花月でお仕事をされている笑顔が素敵な木村支配人と、制作企画担当をされている萩原さんに、「よしもと園花月の魅力について」お話を伺ってきました!

よしもと園花月を1つの観光地に!


※上記の写真は、本サイトで「【レッツソロ活】京都のボッチ大学生がよしもと祇園花月で一人遊びの達人になった件」で撮影した写真です。シュールすぎる内容で話題なのでぜひ興味のある方は見てみてくださいね!

――よしもと園衹園花月の激推しポイントを教えてください。

木村さん:よしもと園花月は「園」という京都有数の観光エリアにあるので、劇場が観光地の1つとして存在するのが強みだと思います。
他の劇場だと「駅→漫才を観る→帰る」のように劇場が1つのスポットになりがちですけど、よしもと園花月なら駅から地上にあがると鴨川には等間隔で座っているカップルが見えて、開演まで時間があれば和食を食べて、清水寺に行って、よしもと園花月で漫才を見て…という感じで京都観光の1つとして楽しんでもらうことができます。

――確かに!園花月の近くはお寺や神社など有名観光スポットが多いから、開演までの時間に参拝するという楽しみ方もありますね。

 

萩原さん:私は制作の立場なのでやはり公演の内容でしょうか。よしもと園花月は、なんばグランド花月に比べるとアクセスが少し不便なんです。だから「わざわざ来たい」と思ってもらえるような面白い公演を考えるようにしています。
例えば、師匠・中堅・若手といった本来の寄席のスタイルではなく、「中堅芸人3組だけ」など世代によって好まれる芸人をキャスティングすることで、より楽しんでもらえるんじゃないかと試してみるなど工夫を凝らしています。

――そうだったんですね。これまでも園花月の公演スケジュールを毎月楽しく見ていましたが、これからはその視点でも見てみます!

 

よしもと園花月は「笑いのドン・キホーテ」


――よしもと園花月を一言で表すと?

木村さん:「声」ですかね。声にあふれた劇場だと思います。
お客様の笑い声も、演者の声も、劇場エントランスにいるスタッフの声も届きやすいんです。

――わかります!公演を観に行った時に、幕が上がる前に舞台上から「おねがいしまーす」という声が聞こえるとテンションがあがります(笑)。

木村さん:そう言ってもらえると嬉しいです。ここにいると劇場に関わる多くの人の「声」が1つになって、笑いの空間をつくり上げているということと、お客様の生の反応を日々感じることができます。

萩原さん:私は例えるなら「笑いのドン・キホーテ」かな。
なんばグランド花月は「百貨店」。笑いの品格があって、品質の保証がされている。よしもと漫才劇場は「ファストファション」。カジュアルで流行を背負っている。よしもと園花月は「笑いのドン・キホーテ」。新喜劇も寄席も何でもある場所。
特に、夜は2組の仲良しコンビで行うトークや漫才・ゲーム企画を繰り広げる「園一会」といった園ならではのコアなイベントもある。幅広い層に楽しんでもらえる点は、色々な商品をワクワクするような陳列で見せてくれるあの「ドン・キホーテ」と似てるかなって思いますね。

――深いですね!確かに、先ほどのキャスティングの話でも感じましたが、私たちは「“選んで”観る」楽しみがあるので、よしもと園花月はさながら「笑いのドン・キホーテ」ということになりますね!

動画配信を使って「劇場の機会の拡大」へ🌟


――新型コロナウイルス感染症の影響で、劇場にはどんな変化がありましたか?

木村さん:劇場からの動画配信をしたことが吉本興業として大きな変化です。すべてが初めてのことだったので不安もありましたが、社員や芸人みんなで挑戦しました。まだ手探りの状況ですが、新たなツールを作ることができましたね。テレビと違う劇場配信ならではの魅力や工夫を考えないといけないので、発展していくことが必要だと思います。
全国のお客様に動画配信を通してよしもと園花月の魅力を知っていただき、「次は劇場へ観に行こう!」って思ってもらえればうれしいですね。

――全国のお客様に観てもらえるのは、配信ならではの魅力ですよね!萩原さんは企画担当として、有料配信をやってみていかがでしたか?

萩原さん:無観客の動画配信は初めての試みで……。企画に自信はありつつも、お客様の反応がない中で芸人に漫才をしてもらうのは申し訳ない気持ちがありました。どんな時でも面白いものを作ろうと柔軟に対応してくれるので感謝の一言に尽きます。
出演してくれる芸人やお客様に「またよしもと園花月に行きたい!」と思っていただけるように、京都らしい公演名をつけたり京都出身の芸人を呼んだりとこれからも魅力あるコンテンツを考え続けます。

10周年は盛大に盛り上がる企画を


――コロナ禍で、お客様を笑顔にするために心がけていることは?

木村さん:環境づくりです。お客様がコロナ禍でも安心して笑っていただけるように、そして演者も安心して漫才や新喜劇ができるように気温や換気、消毒は特に注意して可能な限りの環境づくりを行っています。これは全国どこの劇場でも力を尽くされているところだと思います。

――今後の公演で意識されているところがあれば。

萩原さん:今はとにかく安心してお客様に来ていただけるようにする、そして面白い公演を作るのみです。来年はよしもと園花月が10周年を迎えるので、その時は盛大に盛り上がれる公演ができるよう少しずつ考えています。是非楽しみにしてください!!!

2021年は笑って過ごせますように


コロナ対策を徹底しながら、お客様も芸人さんも社員さんも、皆さんを笑いで包み込ませることができる「よしもと園花月」。

2020年は不安な状況も多かったですが、
2021年は笑うことでコロナを吹っ飛ばすことができたらと思います。
木村さん、萩原さん、ありがとうございました!!!

※祇園・祇園花月の正式表記は、しめすへん「示」ではなく「ネ」です。

同志社大学政策学部 山口実由加
同志社大学政策学部 山越奈美

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