京都に来た理由

気づいたら京都にいた

気づいたら京都にいた
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兵庫県在住の私が、そこそこ都会の兵庫県内も大都市・大阪も飛び越えて選んだのは京都でした。神社仏閣めぐりが趣味というわけでもない私がなぜ、わざわざ家から決して近くはない京都の地で大学生になろうとしたのか。京都在住でも京都出身でもない私の視点から語りたいと思います!

観光スポットだけで終われなかった京都

気づいたら京都にいた
「京都との関わりなんて、小学生のころ舞鶴へ雪遊びに行ったくらいかな」と思っていた私。そんな私が京都の魅力に気づいたのは高校生の時でした。
まだまだ大学受験のことなんて考えていなかった頃、祖母と一緒に京都へ遊びに行きました。その時の舞妓体験や美味しい京都グルメの数々はもちろん良い思い出ですが、何より京都の「観光スポットだけでは語りつくせない感じ」に魅了されました。
ガイドブックに載っている情報だけでも見所が満載なのに、京都には細い路地にこそ、惹きつけられるお店や景色が本当にたくさんありました。
大学生活を送るまちとして京都を選んだことには、「京都の大学に行ったら放課後、好きなだけ京都の魅力を発掘できるじゃん!」という思いがありました。

大学受験期の私と京都への憧れ

気づいたら京都にいた
「京都の大学生になりたい」という思いも、大学受験という長くて過酷な試練を前にして揺らぎそうになった時もあります。
ゆるめの茶道部に所属していた私は、高3になる前から比較的勉強に時間を充てることができており、通知簿の成績も良かったので、指定校推薦の枠を狙っていました。しかし高3の夏が終わったころに発表された指定校推薦の枠には、希望する大学、学部がありませんでした。対照的に大阪の大学にはたくさん枠があったため、「早く受験を終わらせたい。大阪の大学も素敵だし。」と妥協する自分が出てきたと思ったら、「いや、やっぱり京都がいい。」と心の中で呟く自分。そんな時の支えになったのは、放課後に京都めぐりを存分に楽しんでいる自分を想像する時間でした。結局、「観光スポットだけでは語りつくせない」京都を満喫するためには京都の大学生になるしかないと決意を固めて京都の大学を受験した私は、晴れて京都の大学生になりました。

片道90分って実際どう?

気づいたら京都にいた
親から「下宿はNG」と言われていたので、私は兵庫から京都まで電車を乗り継ぎながら、片道1時間30分かけて通学しています。大学に入学すると、「どこに住んでいるか」「どのくらいの時間がかかるか」という話題がよく出ます。訊かれるたびに、ちょっと大変そうに「1時間30分もかかるねん」と言っている私ですが、本当はあまり苦に感じていません(笑)。それどころか通学時間をエンジョイしています。
具体的には、読書や音楽を聴くなど。時には電車内で座らずに体幹トレーニングをすることも(効果は保証できません)。読書で教養も高められるし、たくさん音楽を聴いてカラオケの幅も広げられます。長めの通学時間=しんどいと思われがちですが、私はそれなりにこの時間が心地よいです。
京都の大学に行きたくても「下宿はできないし、長い通学時間が難点」と考えている高校生もいるかもしれませんが、そんな皆さんへ伝えたいことは、「通学時間はいくらでも充実させられる」ということです!

さいごに

新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン授業が始まり、2回生になってからは京都に行く日が少なくなりました。コロナが収束したら、また京都の魅力を「発掘する」作業を再開したいです。今も京都に行きたくてうずうずしています!
この記事には誇張もきれいごとも一切ありません!京都で大学生になることに興味を持っている人の、参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

(同志社大学 社会学部 阿部雪音)

 

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!