ラムネって、知ってる? 〜京都の学生はここに行け〜【美容室編】
もくじ
イメチェンしたい
上洛してきた大学生が1回はぶつかる問題。そう、美容室問題です。
せっかく大学生になるならステキなヘアスタイルで大学デビューしたいし、なんなら髪色だって変えてみたいですよね。
でも、私のように田舎から出てきた子は、都会の美容室に恐怖心を抱いている場合も多いのではないでしょうか。
今日は、そんな大学生にオススメの美容室を紹介しようと思います。
美容室ラムネ
お店があるのは、同志社大学寒梅館方面から新町キャンパスに向かう上立売通りを西に入ってすぐ。
一見、カフェかと思ってしまう雰囲気のお店が視界に入ります。
今回は、店長の延兼敬さんにあれやこれや、一歩踏み込んだことまでお話を聞いてきました。
――本日はよろしくお願いします。
とてもおしゃれな店内ですが、お店の雰囲気作りでこだわっていることは?
「アットホームで暖かい雰囲気が出るようにしています。美容室は、真っ白で無機質な空間が多いですが、それではお客さんが入った時に緊張してしまったり、自分も働いていて窮屈だなと思うので。自分が『こんな部屋だったらいいな』と思う部屋をイメージしてデザインしました。」
――確かに、おしゃれだけどとても落ち着く店内ですね!
私も実際にとても悩んだことなのですが、初めて髪を染める大学生にオススメのカラーはありますか?
「初めて髪を染める時は抵抗もあるだろうし、自分が思っていた 通りのカラーにならないことも多いと思います。そのため、地毛を活かしたカラーや、インナーカラーなどのワンポイントから始めてみることをオススメしています。
髪を染めると、ファッションやメイクなどがだんだんと変化していくんです。そこから、『じゃあ次は緑を入れてみよう』など、段階を踏んで楽しむと良いと思います。」
こんなことまで聞いちゃいました
ここからは、普段聞いてみたいけどなかなか聞きづらいことも質問してみました!
――美容室に行く前にオイルやスプレーなどでガチガチにセットして行っても良いですか?
「普段のスタイリングを見ることができるので逆に嬉しいです。僕らは家を覗くことはできないため、お家でのケア・スタイリング剤の付け方をそこから読み取れるので、その人の好みを知ることができます。『この巻き方ができるんだったらこの髪型もできるな』という提案もできるので、ぜひいつも通りにセットしていらして下さい。」
ギリギリアウト!?さらに踏み込んじゃいました
少し調子に乗りました。
――失礼を覚悟で聞きますが……美容師さんという職業は、いわゆる「付き合ってはいけない3B」(美容師、バーテンダー、バンドマン)と言われていますよね。
「これはあくまで私の意見ですが,実際に付き合ってはいけないと思います(笑)。よっぽど理解のある女性でないと。美容師はまずお金がありません。自分で切れるようになるまで給料も低いですし、商売道具のハサミを月々のローンで払い、家賃を払い、練習用の人形を買い……。20代の頃、お給料日の次の日、手元には9000円しか残ってない、ということもありました。
また、「チャラい人が多い」というイメージがあると思いますが、僕らは、おしゃれしてそれを商品としてお客様に提案できたり、お客さんにスタイリストの個性・雰囲気を汲み取っていただけたりします。派手に見えることで外見だけではチャらいと思われるかもしれませんが、美容師ならではの血の滲むような努力をしてハサミを持てています。スーツをかっちり着た人が来たり、パーマをかけていない人にパーマをされたりするのは少し不安になりますよね。一方で、外見はチャラく見えても美容師には中身が真面目な子が多いです。
でも、電話をする時間もデートするお金もありません。それでも付き合える、という人はある意味大人だなと思います(笑)。」
京都の魅力とは?
――店長さんは、生まれも育ちも京都なんですよね。
「はい。」
――他の地ではなく、京都でお店を構えた理由はなんですか?
「実は東京のあるサロンに1年かけて試験を受けて、合格までしたんです。でも、1年通ううちに、どうしても東京を好きになれないと気づいて。やっぱり京都の空気や雰囲気は落ち着くし、好きなんだなと思いました。」
京都をエンジョイ
――最後に、京都に上洛してきた学生に一言お願いします。
「ようこそ京都へ。京都を選んで正解です。
まちも綺麗で、道も整えられているし、都会過ぎず、人の行き来もゆっくりでみんな優しくて住みやすいまちです。本当に京都を選んで正解だと思います。これからも京都を満喫して欲しいです。」
最後に
私は、入学当初から「ラムネ」に通っているのですが、今回は客という立場ではなかなか聞くことのできないことまで話していただきました。
今回取材をしてみて、延兼さんは大学生やお客さん自身に寄り添ってくださっていること、また京都への愛が本当によく伝わってきました。これから先の学生生活も、ずっとお世話になっていきたいです!
店長の延兼さん、ありがとうございました!
(同志社大学 政策学部 吉尾 都萌)
(同志社大学 法学部 石井 魁人)