【京都外国語大学・短期大学 語劇祭】これぞ外大!いろんな言語が飛び交う外国語劇!
京都外国語大学・短期大学で学園祭(外大祭)が行われていたその日、別の場所では「語劇祭」なるものが行われていると耳にしました。さっそく会場へ…
もくじ
語劇祭って?
英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ブラジルポルトガル語、中国語、日本語、イタリア語の計8言語(※)をそれぞれ学ぶ学生が各々の所属する団体で一丸となり、その言語を用いて劇を演じ、競い合います。8団体での公演は2日間に渡ります。日本語字幕があるので、外国語がわからなくても安心して楽しめます。(パンフレットより一部引用)
※2015年は日本語を除く7言語
中国語劇
会場に入ると、壁には各研究会のポスターが。
どれも手作りながら見やすくて興味深いものばかり。
開場後すぐに入場。広々した本格的なホール・舞台です。
出演者の緊張も大きそう…。
まずは中国語の劇『Wizard Of Oz ~魔法使いの嘘と嘘~』を観劇します。
ストーリーは童話『オズの魔法使い』のオリジナル版。
複雑すぎないストーリーで、字幕もあるので、外国語が苦手な僕でも全く苦労せずに見ていられました。
大きな舞台も余すことなく使っていてすごい。
中国語をしゃべりながらも、もちろん演技はおろそかにしていません。
戦うシーンもあったのですが、しっかりとした演出があってピリッとした緊迫感が。
終盤、ある魔女が殺されるシーンでは、こんな風に照明をうまく使った演出も。
会場の空気もガラッと変わり、舞台に思わず集中しちゃいます。
最後には監督も登場して挨拶。長すぎず、楽しんで見られました。
大学生が童話を題材とした劇をするのも悪くない!
ドイツ語劇
次のドイツ語の劇も見て帰ることにしました。
題名は「Lust Vorsicht ~Lust,Caution~」
今度は中国語の劇とは全く違うテイスト。
ナチスの統治下のドイツで、ある劇団の女優が、政府に軍事品を提供する商社の男を殺すよう命じられる…という、シリアスながらいかにもドイツ語劇らしい内容。
殺す対象の男に近づいた女優が恋心を抱いてしまうという複雑な心情、しっかり表現されていてステキでした。照明もいい感じ。
内容がシリアスだっただけに、劇終了後、出演者の笑顔がとてもはじけて見えました。
お疲れ様です。
さすがは外国語大学、といったイベント。
競い合うイベントとは思えないほど、みんな楽しそうだったのが印象的でした。
外国語のセリフを言いつつ演技するなんてすごいなあ…と根本的な部分に感激したのは僕だけじゃないはず。これから外国語の勉強を頑張ろうかな…と思えたよい1日になりました!
[京都外国語大学・短期大学 公式Webサイト]
https://www.kufs.ac.jp/
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