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「きものステーション・京都」で大学生が文化体験!

体験後には、今回私たちにいけばなを教えてくださった古野志乃美先生にもお話を伺いました。


先生が生けられたお花です。格別の雰囲気がありますね

――今日はありがとうございました。いけばなは初体験でしたがとても楽しかったです!

古野:ありがとうございます。私は中学生のころに習い事の一つとしていけばなを始めました。いけばなを授業の一環で行う学校もありますが最近では習い事の種類も増えましたし、若い人が触れる機会は少なくなってしまったかもしれません。

――私もなんとなくですが、いけばなは敷居が高いというイメージをもっていました。

古野:そうですね。だからこのきものステーションのワークショップは、若い世代にもいけばなに触れてもらえる良いきっかけになると思います。
このワークショップでは必要なものは、こちらで準備していますので手ぶらで来てもらって構わないんです。気軽にいけばなにチャレンジしてほしいです。

――私も実際に体験していけばなに対するイメージが変わりました!最後に先生が思うお花の魅力とは何でしょうか?

古野:いけばなをしていると道端の花にも目が向くようになることでしょうか。知っている花が増えたり、季節を感じるようになったりと、心が和む瞬間が多くなります。
また、私たちはお花を生けるときにお花を綺麗に生けたいと思いがちですが、お花に生かされているのは私たちのほうなんです。花に触れるとほっこりして癒されますよね。いけばなでお花に触れることで花のエネルギーを感じることができるのも魅力だと思います。
はじめはお花を切るのもおっかなびっくりだった私ですが、やっていくうちに、ここにお花を入れたらより華やかになるのでは?などいけばなの楽しさを実感できた気がします。

きものステーションには素敵なきものを着たスタッフが常駐しています。まずはこちらでアルバイトをされている京都産業大学二回生の小松原奈々さんにお話を伺いました!

(写真左:小松原さん)

――小松原さんがきものステーションでアルバイトしようと思ったきっかけは何ですか?

小松原:私は中学生の頃からきものが好きで、京都の大学に進学しようと思ったきっかけも「京都なら大好きなきものともっと関わることができるのでは?」と考えたからなんです。アルバイトを探していた時に、学校の掲示板できものステーションでアルバイトを募集していることを知り、すぐに応募しました。

――ここではどのようなお仕事をしているのですか?

小松原:きものステーションの商品のご案内や、開催しているワークショップの広報を行っています。インスタグラムやブログを書いたりもしているんですよ。

そのインスタグラムとブログはこちらから!きものに関する耳より情報や綺麗なきものの数々はまさにインスタ映えですね!
きものステーション・京都のインスタグラム
https://www.instagram.com/kimono.station_kyoto/

きものステーション・京都のブログ
https://ameblo.jp/kimonostation-kyoto/

――私たちのような若い世代の人にもきものを楽しんでもらいたいと感じることはありますか?

小松原:正直なところ、私もこのアルバイトをしていなかったら、こんなにきものを着る機会はなかったと思います。いざ自分で着るとなるとハードルが高いですよね。
でも一度きものを着る機会を作ってみると、きもの普段から楽しむ人が増えるはずです。きものの魅力は女性を綺麗に見せることができるところだと感じます。もっとたくさんの人にきものを楽しんでほしいです!
大学生でこのようなアルバイトができるのも京都ならではですよね。きものを着て友達と出かける、なんて休日も素敵だと思います!

次はスタッフとしてお手伝いされている、「京都・ミスきもの」にも選ばれた坂元美友さんにインタビューしました。<以下、敬称略>

(写真左:坂元さん)

――坂元さんが京都・ミスきものに応募しようと思ったきっかけは何ですか?

坂元:大学の先輩が京都・ミスきものとして活動されていて憧れていたことと、母が参加を勧めてくれたことがきっかけです。茶道をやっており、きものには馴染みがありました。京都・ミスきものになってからは京都に関するイベントにたくさん参加していましたね。

――京都・ミスきものになったことが、こちらでのお仕事につながっているんですね。きものステーションで働いていて感じることはありますか?

坂元:きものステーションに来てくださる方の多くは、きものが好きという方が多いです。ワークショップに参加したことがきっかけで、よりきものに興味を持たれて、きもの姿を見せに来てくださるお客様もいらっしゃって嬉しいですね。
きものって、着付けに慣れるまでは難しく感じるんですけど、形はどれも同じなのに、色の組み合わせや帯の結び方を変えるだけで雰囲気が一変するのが魅力です。
私自身も、以前は「きもの」を遠い存在と感じていましたが、親しみやすい、触れてもらえば分かる面白さがあると思います。レンタルからでもきものに興味を持っていただけたら嬉しいです。

さいごに

今回自前のきもので参加した私たち。慣れない着付けきものに悪戦苦闘しました(笑)
これで合ってる?と確認しながらきものステーションに入ると、スタッフのみなさんや、ワークショップの参加者の方や先生も「可愛い~!」と褒めてくださり、とても嬉しかったですし、ホッとしました。

「きものを着てみたいけど難しそう」と思っている方、「伝統文化に触れてみたいけど機会がない」、という方は、是非きものステーション・京都に足を運んでみては?

そこにはきっと、日本の素敵な文化との新たな出会いがあるはず!

きものステーション・京都 ホームページ
https://kimonostation.jp/

(文/写真:立命館大学 文学部 田中陽奈子・同志社女子大学 表象文化学部 西山萌花)

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