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ラニーノーズから夢ある話を聞いてきた!!!

私たち京都学生広報部とよしもと祇園花月がコラボした「京都学生広報部presents 祇園花月大学~秋のオープンキャンパス~」がついに11月22日に行われます!

このイベントの出演者でもある、「ラニーノーズ」のお二人にインタビューをさせていただきました!

芸人である傍ら、「Runny  Noize」としてバンド活動を行うなど様々な顔を持つお二人。
海外留学のエピソードや芸人とバンドの両立 のコツ、中高生の皆さんへのアドバイスなど貴重なお話が盛りだくさんです。将来の夢がある方も、まだない方も、ぜひ読んでみてください。

プロフィール

 

2012年結成。吉本興業所属。
洲崎 貴郁さん(写真左)と山田健人さん(写真右)による漫才コンビ。
リズミカルなギター漫才を得意とし、今年9月18日に行われた「歌ネタ王決定戦2019」で優勝を果たすなど今大注目の芸人。
自身の公式YouTubeアカウント「ラニーノーズのラニーラニーラニー」ではホラーコメディ映画「劇団ラニー」の制作など多岐にわたって活動している。
またバンド「Runny Noize」として音楽活動も行っている。
公式YouTubeチャンネル 「ラニーノーズのラニーラニーラニー」https://www.youtube.com/user/runnynose1205

 

――まず初めに、「歌ネタ王決定戦2019」優勝おめでとうございます!!!

山田洲崎:ありがとうございます!!

山田:大優勝させて頂きました。

洲崎:いらんこと言わんでええねん、そんなん普通言わんで(笑)。

山田:あとちょっといいですか?お前、青のパーカーに青のジャケットめっちゃ気持ち悪いで。

洲崎:ええやん別に!合ってるやん。お前がそのジャケット着てるからやん!

お二人のテンポ良いやりとりに、一気に会場の雰囲気が和んできました。

それでは、さっそくまいりましょう!

カナダ留学から芸人×音楽の道へ

――お笑いと音楽の二つの活動をされているお二人ですが、芸人になりたいという夢を持ち始めたのはいつ頃からなんでしょうか?

山田:僕は小学校の時から芸人に憧れていたんです。でも高校からバンドを始めて、大学卒業後も、音楽を続けたいという思いから、カナダに留学しました。ワーキングホリデーの制度を使った、1年間という 限られた生活の中で、気が付けば「芸人になりたいな」と思い始めていたんです。本格的に芸人になろうと思ったのはカナダから帰ってきてからですかね。

――カナダ留学中に芸人になりたいと……。何かきっかけがあったんですか?

山田:カナダってそう思わせてくれる都市なんですよ……。

洲崎:お前だけや(笑) 。

山田:カナダには当時バンド活動を一緒にしていた4人で行きました。でも、ドラムとベースの2人が、「辛い」と言って2週間で僕と洲崎を残して日本に帰っちゃったんです。バンドができない間に遊びで撮影したコメディ映画を、ライブの時に上映させてもらったらそれがウケて。
その時にお笑いしたいなって改めて思うようになりました。
日本に帰ってきたときの年齢は23歳で、芸人になるには遅くてギリギリの時期なんです。
同期も年下ばっかりなんですよ。でもお笑いをやりたくて、同じバンドメンバーだった洲崎を誘って芸人になりました 。

――芸人以外の道を考えたことは?

洲崎:考えましたね。カナダから帰ってきてバンドができない時期もあったので、就職しようかなと思っていました。そんなときに、山田から誘いを受けました。まさか本当に芸人になるとは思っていなかったです。

――芸人やバンドなど“アーティスト”として仕事をする中で怖いと思ったことはありますか?

山田:僕、カナダにいた時に強盗にあって、銃向けられたことがあったんです。1回死にかけたんですよ。だから、それ以外の恐怖はない。ちょっと麻痺してるかも(笑)。

―― 一般企業への就職など、安定を考えてしまいそうですが……。

洲崎:自分が一般企業に就職できるとは思ってなかったですね。それに不安な状況でも楽しいな、面白いかなって思っていましたし、今もそう思っています。

山田:強盗にあって、いつ自分が死ぬか分からないと感じたから、好きなことをとことんやりたいなって思いますね。

洲崎:海外留学に行っていた時点で、もともとそんな(とことんやりたいって)考えがあるのかも。

山田:そうやな。僕たち、芸人として売れてない時からバンドもやっていたので、周りからは「前例がない」と言われていました。でもそれも逆に面白いなって、自分たちどうなるんやろって。未来って、想像できてしまうとつまらないなって思うんです。

――めっちゃかっこいいですね!その考え尊敬します。

山田:カナダに1年行って音楽活動するって周りに言ったら、「海外なんか行くな、日本でやったらええやん、調子ええんやし」って言われました。

実際カナダに行って、バンドメンバーの2人が帰って、2人きりになってしまって。日本にいる人達からすれば、ちゃんと“大失敗してる奴ら”になっていました。音楽活動も出来てない、解散ギリギリくらいの状態で何してんねん、あいつらって。それで日本に帰ってきたら芸人なるって、ほんまになにしてんねん!って思われてたはず(笑)。

でも僕らからしたら別に無駄な時間じゃなかったんです。

――カナダでの体験が今に生きてるんですね。

洲崎山田:それはめっちゃあります。あの頃があるから今があると思っています。

――もしお笑いが忙しくなってバンドができない、もしくはその逆になったらどちらかに専念しようって考えたりしますか?

山田洲崎:全くないですね。

洲崎:周りからもよく言われるんですよ。「お笑いで売れてからバンドやったらええやん」って。
でも、それは違うなって思います。実際、両立してるからこそそれぞれの仕事に繋がることも多いんですよ。

カナダ留学の経験があったからこそお笑いの世界に入り、音楽活動もなくてはならないものだと確信していると語ってくれたお二人。歌ネタ王でもその力が発揮されたギター漫才という現在の芸風はどういった経緯で生まれたのでしょうか?さらに話を伺ってみました!

神マネージャーのひとこと

――二人体制でギター漫才をするようになった理由は何ですか?

山田:3年くらい前からギター漫才のネタはあったんですが、コントをやったり、ギターを使わなかったり色々模索していて……。昨年末から担当になったマネージャーが、すごいやる気のある人で「ラニーノーズ、色々やりすぎてぼやけてます。クリアにしてしぼって、ラニーノーズはこれなんだ!!って思ってもらいましょ!」

って言われて、色々話した結果ギター漫才に。

――そのマネージャーさんはラニーノーズにとってキーパーソンですね!!

山田洲崎:いやほんとそうですね、神マネージャー。僕たちの恩人です。この人がいなければ今の僕たちはいないと言っても過言ではありません。

山田:そのマネージャーと一緒に頑張ってきて、今年の1月から単独 ライブもやれて、ギター漫才にしぼって、歌ネタもいっぱいできました。

洲崎:歌ネタ王決定戦2019でやった「ABCの歌」も単独ライブで出来たネタです。

遊びに行くのは京都

――大阪出身のお2人は学生時代、京都での思い出はありますか?

洲崎:僕は樟葉やったから電車に乗ればすぐに京都なんですよ。だから遊びに行くのは京都でした。三条駅で降りて遊んだりしたなー。ベタに鴨川座ったりして。甘酸っぱい(笑)。

山田:京都はね、デートしたこともあるし、NSCの養成所に入った当時は、祇園花月ができてすぐの頃だったので、NSC生の時に鴨川のあたりでチラシ配りをしてました。

――京都と結構関わりがあるんですね!他に観光名所やお店などでよく行かれた場所はありますか?

洲崎:ラーメン屋によく行っていました!左京区一条寺にある「麺屋 極鶏」(めんや ごっけい)ってお店によく行ったな。鶏白湯が美味しいんです。芸人になる前は1人で清水寺に行ったりもしていましたよ。

山田:僕は伏見稲荷に行きました。稲荷山の上までは行ってないですけど、途中までは登って参拝しましたね。小さな鳥居を奉納したりしました。
あ、あとあれ!僕らはYouTubeチャンネルをやっていて、ホラーコメディを撮っていたんですけど、学校を舞台に撮りたいという話になったんです。今はもう廃校になった立誠小学校を貸してもらって教室で映画を撮った!

――(公式YouTubeにあがっているホラーコメディーのネタ)トイレの花子さんも?

山田:あ!そうそう!!それもあそこで撮った。

気にすな!!!やりたいことをやれ!!

――何かを両立するにあたり、中高生にアドバイスをお願いします。

山田:気にすな!!!色々言われることはあると思う!
いまだに僕らも言われています。「バンドやれ!ブレてる!」って。でも全然気にせんでいい、やりたいこと何個あってもいい!一つに縛られなくていいんです。

洲崎:カナダで学んだことなんですけど、日本人はちゃんとできないと人前でやらないし、特技としない。でも海外の人はめっちゃビックマウス。
カナダでバンドメンバーを探してた時に、台湾の人が「ドラム叩ける」って言っていたから自分たちのCDを渡して、練習してきてってお願いしたんです。でも、数日後スタジオでやってもらったら凄く下手くそで、その人も泣きそうになってた(笑)。
お前が叩けるって言ってたのに叩かれへんやん!って(笑)。
でも、大きく言うのはいいことかなーって同時に思ったんです。

山田:僕はギターが上手って思われていますが、まだまだだと思っています。でも、好きでやってるから続けられる。お笑いと音楽を両立していることで、二つが上手く混ざって面白いことができるかなって思う。本当に色々やったらいいと思います。

取材を終えて

このインタビューを通して、芸人という仕事は人々を笑顔にして幸せにする素晴らしい職業だと改めて思います。勉強と部活など、両立や将来に悩む人にとって、この記事が元気づけ後押しするものとなれば嬉しいです!

さて、そんなラニーノーズのお二人が出演する、「京都 学生広報部presents祇園花月大学~秋のオープンキャンパス~」が11月22日、よしもと祇園花月にて開催されます。

京都学生広報部とよしもと祇園花月がタッグを組んだこの公演では、おいでやす小田、ネイビーズアフロ、相席スタート、ラニーノーズ、ミキと学生が出演し、中高生が気になるであろう「大学ってどんなところだろう?」「実際にある面白サークル」を紹介していきます。

面白くて、気になることも学べるこの公演にぜひお越しください!中高生、大学生はもちろんのこと、一般の方も大歓迎です。

チケット購入はこちらから

http://yoshimoto.funity.jp/search/?kgid=G219112218

(取材・文:同志社大学 政策学部 山口実由加
立命館大学 文学部 山田知世)
(写真:京都女子大学 現代社会学部 辨野 真美)

 

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