【学生全員必見】京都市わかもの就職支援センターってどんなとこ?
学生の皆さん!待ちに待った夏休みですね!
それぞれの計画に向けて全力疾走していますか?
暑いからって寝てばっかりはだめですよ(笑)。(ベッドの上の筆者より)
さて、この「夏」。
受験生にとっては「勝負の夏」と言われることが多いですが、それは就活生にとっても同じです。サマーインターンシップ(職業体験)などの選考も終わり、就活(就職活動)の大変さを肌で感じた方も多いのではないでしょうか。
今回は、将来の就活、就職に不安を抱えるすべての皆さんに朗報です!
京都駅から歩いて徒歩5分の建物「キャンパスプラザ京都」の6階に「京都市わかもの就職支援センター」という超良心的な施設があるのをご存じですか?
なんでも「無料」で利用でき、就職支援の「個別カウンセリング」や「就職セミナー」を受けられるそうなんですが……。
一体どんなところなのか、某企業のインターン選考をノリで応募し、ノリノリで落ちた筆者が行って、様々な疑問を解決してきましたよ!
もくじ
そもそも「わかもの就職支援センター」ってなにをしているの?
今回お話を伺ったのは、「京都市わかもの就職支援センター」で主にカウンセリングやインターンシップの担当をしていらっしゃる林さんです。
このセンターの発足当時(2014年)からこれまで様々な学生と関わってきたという林さんに、「京都市わかもの就職支援センター」の活動や、気になる就職活動について聞いてみました!
―単刀直入に「京都市わかもの就職支援センター」って何をされているところなんですか?
主に就職活動を控えた大学生や就職活動中の大学生、中退者、既卒生(慨ね3年以内)の方たちの『就職活動のサポート』と『企業支援』の二つを軸に活動しています。就職活動のサポートは、カウンセリングを行いながら、エントリシート(通称ES)や履歴書の自己PR文を一緒に作ったり、面接の練習などを行ったり、セミナーなどを開催したりしています。
また、企業支援は「京のまち企業訪問」(https://www5.city.kyoto.jp/kigyo/kg_102.cgi?CT=10)というwebサイトやイベントを中心に、京都にある3800以上の企業の情報や魅力を発信しています。
京都には表舞台には出なくとも活躍している中小企業が多くあり、特に「モノづくり」に関する魅力的な企業がたくさんあります。ひとりでも多くの学生さんにそのことを知ってもらうために長期休暇時(夏休みや冬休みなど)には企業訪問の機会も設けています!(詳しくはこちらhttps://kyoto-wakamono.org/)
―最近就職に関する様々な本や事業がありますが、このセンターの強みは何でしょう?
まず、各大学には「キャリアセンター」といって大学が就職活動の支援をしてくれるところがあります。でも、大きな大学になればなるほど学生の数が多いために担当制のカウンセリングや長時間の対応が難しいものです。そんなとき、このセンターならば担当制の個別カウンセリングで1回60分もの時間をとることができるので、有意義に利用することができると思います。何と言っても無料ですしね(笑)。
カウンセリングを受ける必要はあるの?って疑問に思うかもしれませんが、第三者の立場から客観的に自分を評価してくれる人は、就活には少なからず必要だと思います。自分で思い悩む時間が少なくなって円滑に進む一つの鍵ですよ。
相談内容は、「今、なにをしたらいいですか~?」というような気軽な質問から「エントリシートや履歴書の添削、面接の練習をお願いします!」「面接でのマナーを教えてください!」などまで様々です。
ですので、気後れせずに、気軽に身軽で来てもらって大丈夫ですよ!
個人に合わせたそれぞれの対応を行っています。
「自分で考える」をサポートする
なにより私たち「京都市わかもの就職支援センター」では、『自分で考える』『自分が選択する』ことを大切にしています。
就職活動の対策本に書いてあるような模範解答やマニュアルを教えるのではなく、あくまでも『個人』が『自分で考えた』答えの補強を行うのが私たちの役割です。
例えば、「たくさん」という抽象的な言葉を具体的な数字を引き出して可視化したり、いくつかのエピソードの中から重きを置いて話すことの取捨選択のアドバイスをしたり……というような客観的な立場でのアドバイスを行っています。
就職活動に模範解答はありませんし、なにより就職活動の主人公は「自分自身」ですからね。
私たちは当事者ではなく、あくまでも脇役のひとりとして学生の皆さんのお手伝いをしています。
「就活」のホントのところ
「学生」から「社会人」への大切な転機に必ず訪れるのがこの「就活」。
「就活」に関して様々な経験談や憶測話が飛び交う中、不安や自分が査定される恐怖に怯えている人も多いのではないでしょうか。
ここからはそんな不安や疑問の数々を林さんにお応えしていただいたのでQ&A方式で見ていきましょう!
Q1 :就活のために資格を取得したり、なにか特別な活動は行ったりするべきですか?
A1:「就活のため」には特に必要ないと思います。必ずその資格が必要というような専門職や営業職で車の運転免許が必要な場合もありますが、それ以外では特に資格は重視されません。
それよりも大学生活の中での様々な活動を通して『自分』が『やりがい』を感じる瞬間を探したり、多くの社会人と接したりしたほうが得られるものは大きいと思います。
『自分のこと』や『様々な仕事や企業』に常にアンテナを張りながら大学生のうちにしかできない経験や体験、失敗を繰り返すことが就活で最も役に立つと思いますよ。
Q2:文系の就職は大変って本当なんですか?
A2:そんなことないです!よほどの理系研究職でもない限り、文系にも理系と同じくらいたくさんの選択肢がありますよ。そもそも、企業側は新卒の人たちに最初から『即戦力』を期待していません。大学の学びがそのまま企業で生かされることなんてほとんどありませんから。
それよりもその人自身の人柄と企業の欲している人材がマッチしているか、『問題解決能力』がどれほどあるのかといったことが重視されます。
大切なのは自分ができそうな職種につくのではなく、『この企業で働いたら楽しそう!自分もこの企業の一員になりたい』という意志のもとに企業を選ぶことです。そのためには、実際に様々な企業を見て感じることも重要かもしれないですね。
Q3:「京都」の大学生の就職に関する強みは何でしょう?
Q3:やはり京都は「学生のまち」ですから、様々な企業が京都に説明会などの会場を設けてくれます。また、先程も述べたように京都にもたくさんの魅力的な企業があることですかね。「京都」独特のゆったりとした時の流れの中で就活にとらわれ過ぎず、大学生活を満喫しながら就活を行えるのが「京都の大学生」の魅力であり強みだと思いますね。
さいごに
今回は、「京都市わかもの就職支援センター」の事業から就活に関する疑問まで様々な質問にお答えいただきました。皆さんも少しは就活に関する潜在意識が変わったのではないでしょうか?
『働くって楽しい』という意識を若い世代にもっと伝えるべく、これからも筆者自身が体を張ってお伝えしていきますね!
就活って何からすればいいの?と思っていたり、不安だらけの就活から現実逃避したいと思っているそこのあなた!一度京都市わかもの就職支援センターをのぞいてみてはいかがでしょうか。
(文章:立命館大学 文学部 山下杏子)
(写真:同志社大学 社会学部 西野洋史)