なりたい自分になるために辿り着いた街
金閣寺、嵐山、抹茶……これが私の京都に対するイメージです。大学2回生にもなって京都のイメージはこれくらいしか思いつきません。
京都学生広報部のくせに知らなすぎるだろ!!と思われるかもしれませんが……実はまだ、京都に来てから2か月程しか経っていないのです。
おそらく今頃、皆さんの頭の中は?マークでいっぱいでしょう(笑)。
私は2年次転入生として同志社大学に入学し、この春から京都で生活しています。
もくじ
新たな大学生活の始まり
私は、去年まで愛知県で生活をしていました。レポートを書いて、友人とご飯を食べて、サークル活動をして、アルバイトをして……と普通の大学生活を送ってきました。
ただ1つ、他の大学生と違ったことは、1人の時間のほとんどを転入のための勉強に費やしていたことでしょう。在籍学部での学びは、個性的な友人や教授に囲まれてとても面白いものでした。しかし、学びたかった内容と大学が力を入れている内容にズレがあることに気づき、モヤモヤした気持ちが消えませんでした。
今後の大学生活をどう過ごすか。確実に、今までの人生で一番悩み・考えました。
そして、自分で情報を集める中で転入試験の存在を知り、受験を決めました。
誰にも言わない受験生活だったので孤独でタフな時間でしたが、何とか試験を通過し今に至ります。
何も知らない だから知りたい
私は、同志社大学で学びたくて京都に来ました。そのため、京都の名所や美味しいお店について、ほぼ無知の状態です。京都の魅力を伝える部員として怒られてしまいそうですが、嘘はつけません。
今まで京都に来たことは、小学校の修学旅行と高校での卒業旅行のわずか2回だけ。おそらく、京都のことについて知りたい読者の皆さんと全く同じ立場でしょう。
でも、私はこのことをポジティブに捉えたいと思っています。
例えば、初めて富士山を見たときに感じる「おぉーーー!!!」というあの気持ちを、京都のどの場面でも体験できるのは私の強みです。
初めて見た景色、食べた名物料理などについて、リアルな気持ちを文章で表現していきたいです。
ちなみに景色ではありませんが、先斗町を「ぽんとちょう」と読むと教わった時の衝撃は忘れられません。早めに気づいていなければ、今も私の脳内では「せんとちょう」だったと思うとゾッとします。先斗町は美味しそうなお店がたくさんあり、歩いているだけでも気持ちがいいので今後もお世話になるでしょう。特に夜、ふらふらと散歩に行きたいです。
京都の魅力を発信するために
先日、初めて嵐山に行ってきました。パソコンの背景画面にするくらい行ってみたかった場所で、受験時のモチベーションを支えてくれたといっても過言ではありません。
感想としては、たくさんの観光客で賑わっていたのにも関わらず、静寂と落ち着いた雰囲気があり、「言葉にできない」感覚でした。
これが詩や歌詞であったら素敵ですが、京都学生広報部員として「言葉にできない」はよろしくない。語彙力の無さを痛感しましたが、同時にもっといろんな場所へ向かい、様々な経験をして自分の言葉で魅力を伝えていきたいという気持ちは増しました。
記事のタイトルに記した「なりたい自分」。それは、素直な自分です。やりたいことはとりあえずやってみる。周囲の助言はもちろん大切ですが、一番は自分の気持ちに正直でいたいです。
毎日が刺激的で、新しい発見が山ほどある街「京都」にやってきました。スタバの横で、お寺の鐘が鳴っているなんて、地元にいる頃は想像もしていなかったです。
インドア派で自宅が大好きな私ですが、語彙力向上と情報を正確に届けるということをモットーに、京都での新生活を有意義なものにしていきたいです。
(同志社大学 社会学部 佐渡正弘)