グローバルな街、京都
「京都は海外の観光客が多すぎて嫌だ!」そんな声も耳にしますが、私はそうは思いません。むしろ私にとって最高の学び場です。今回はそんな私が考える京都の魅力を話していこうと思います。
もくじ
グローバルな学生生活を求めて
早朝の同志社大学今出川校。人が少ない今出川校が珍しくてついパシャリ。
私の家族は旅行が大好きで、働いている理由を聞くと「旅行に行くため。」と即答します。そんな両親の間に生まれた私は、物心つく前から国内外のいろんな所へ連れていってもらいました。そして海外に行くたびに、日本での当たり前はここでは当たり前ではないという事実に気づかされ、幼いながら日本と海外との違いに対して興味関心を抱いていました。
その影響もあって、私は研修旅行に行く機会が多い中高一貫の学校に通いながら、ぼんやりと「大学は国際関係の学部に入りたい」と思うようになっていました。
そんな時みつけた“同志社大学グローバル地域文化学部 アジア・太平洋コース”
という大学とコース名。
小学校のころから韓国ドラマが好きで、高校生になってから中国ドラマにはまりだした私はその名前に魅力を感じ、受験することを決めました。
京都に来たものの……
京都といえば私は幼少期のことを一番に思い出します。
私が韓国ドラマにはまるきっかけを作ったひいおばあちゃんが、昔京都に住んでおり、家族でよくひいおばあちゃんの家を訪れていました。
帰りに鴨川付近の寿司屋さんで鴨川を眺めながら優雅に食事した思い出や、貴船まで行って流しそうめんを食べ、山に登り、温泉に入り、帰るときはヘトヘトになって、電車で家族全員が爆睡した思い出などは懐かしく、心地よいものばかりが蘇ってきます。
しかしあれから10年以上たった今、京都が思い出の中だけの場所ではなく、これからの生活基盤となる場所になるとは思ってもいませんでした。
実際、同志社大学を受験したものの、オープンキャンパスに行ったこともなく、入試も家の近くの会場で受けた私にとって、京都にある大学に通うという実感はなかなか湧きませんでした。
「まさか私が京都に来るとは」という気持ちで入学式を終え、ここで4年間過ごすのか……とこれから始まる京都での大学生活への不安と期待で胸がいっぱいでした。
理想の場所、京都
京都学生広報部のミーティング帰りの京都タワー。ライトアップがとても綺麗です。
日本にいるのに電車に乗っても、街を歩いていてもどこからともなく聞こえてくる外国語。こんな体験、今までほとんどしたことがありませんでした。
聞こえてきた言語が英語なら、プチリスニングテストのように頑張って聞き取ろうとしてしまう受験生気分が抜けきれてない私ですが、京都にある大学に入ったことだし、京都らしいところに行こうと友達と計画を立てて、少しずつ観光スポットを巡り始めました。
想像通り海外からの観光客らが多く、やはり京都という場所は一番日本らしい場所でありながらグローバルな場所だなと身をもって感じました。
そして現在、京都学生広報部以外で、私はクリケットサークルに所属しています。鴨川グラウンドで練習を行っていると、観光客や、鴨川をジョギングしている海外の人が練習に参加してきます。
そんな国際的な交流が日常生活にあふれている京都。グローバルな学生生活を求めてきた私の来るべき場所はここだったんだと確信しました。
さいごに
京都初心者の私にとって、京都はまだまだ右も左もわからない場所ばかりです。
コトカレ記事を熟読したり、自分の足で歩きながら取材をしたりして、京都を堪能したいと思います!そして今は勉強とサークルでバタバタした日々を過ごしていますが、余裕が出てきたら観光地でバイトなどもしてみたいと思います。
(同志社大学 グローバル地域文化学部 山﨑 凜)