私の「好き」なものを繋ぎ合わせたら京都に
大学生になって、京都に来て、新しい生活が始まって…
たくさんの試行錯誤を重ねているうちに気付けば5か月が経とうとしているそんな今。
少しずつ生活や時間に余裕が生まれてきたからこそ思い返すことがあります。
“私はどうして京都にいるの…?”
うだるような暑さにやる気をなくすそんな季節だからこそ
中だるみをしないよう自分の為に、そして誰かの進路を決める参考になればいいなと思ってこの記事を書くことにしました。
もくじ
自分を見つめ直した受験期
高校三年生。
私は受験期を迎え大学を決めることになったのですが、興味のあることや好きなものが多すぎて本当にやりたいことを決めきれずにいました。
そこで1つずつ自分の好きなものを書き出してみることに。
文学、日本や世界の文化、ジェンダー学。
なるほど、文学部向きだなぁと絞れてきました。
では次。読書、甘いもの、かわいい下着、、、、、、。
読書、甘いもの、かわいい下着…?
そこで思いついたのです。
“京都、いいかも。”
とっさの思い付きが素敵な出会いに
読書が大好きな私。その中でも一番好きなのが森見登美彦さんです。いつか「夜は短し歩けよ乙女」の聖地巡礼をして月面歩行でお酒を嗜むことが私の憧れでした。
次に甘いもの。ケーキやアイスも好きですが餡子、特に練り切りの和菓子が大好きでそれを食べるために茶道を小中5年間習いました。和菓子目当てに始めた茶道でしたがお茶席に座ると大人の仲間入りをしたような感覚が好きでした。京都に行けば綺麗な着物でお茶を飲みながら雅な風景を楽しめたりするのでは?うん、悪くない!
最後にかわいい下着。私は自分に自信がなくてかわいい服を着ても絶対似合わんぞ!?と思ってしまうめんどくさいタイプです。でも下着なら自分の好みを思いきり楽しめるのでは?と思って買ったのが京都に本社のあるブランドの下着でした。お気に入りのものを身につけた時の背筋がすっと伸びる感覚をもっとたくさんの人に感じて欲しい。好きを楽しむことを商品だけでなく広告で伝えたい!広報部に入ったのももっと伝える力を養えたらと思った事がきっかけの1つです。
こうして私の好きなものを繋ぎ合わせてみたら京都という出会いの場に辿り着きました。
歩いて感じる京都
大学に入って、京都に来て私の生活はきらきらしています。
大学の空きコマや休日に、京都の街を散歩するだけで出会える様々な寺社仏閣にワクワクし、見つけるたびに観光ガイドを開いたり御朱印をもらったりしています。
通学路の途中にある等持院や妙心寺を見るたびに京都であることを実感しますし、小学生のころに修学旅行で訪れた嵐山や清水寺にふらっと行けることも嬉しいです。
京都を舞台にした作品も多く、たくさんの人が時間をかけて見に来るような観光地が日常にあること。それが京都に住む一番の魅力だと思います。
さいごに
今、私は文学部で国際文化を学んでいます。またサークルで寺社仏閣を巡ったり、着物を着たり、京都学生広報部にて自分の「好き!」を発信しています。
なんとなく好きだったものが自分を導いてくれることがある、そして素敵なご縁ときっかけが京都にはたくさんあることを知っていただけたら嬉しいです。
(立命館大学 文学部 田中陽奈子)