部員インタビュー

総務ブログ~懇親会で大文字山に登ってきたの巻~

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突然ですが京都学生広報部において総務チームの役割とはいったい何だと思いますか?議事録の作成、各種文書のフォーマットの作成、メンバーの名簿作り、新入部員の勧誘・説明会の準備、情報共有用の掲示板の管理、そしてこの「総ブロ」の執筆、様々な範囲のタスクを任されていますが、どのタスクにおいても根本にあるのは一つの志です。

「広報部員が自分の役割にだけ集中して楽しく取り組めること。」

そこで部員の皆さんにさらに楽しんで取り組んでもらうために、新しい企画を立ち上げました。月に一度の懇親会を開催し、部員同士の親睦を深めることです。残念ながら現状は各チームのミーティングの曜日が異なっており、嵐電企画のようにチームをまたいだ企画でもない限り、ほかのチームのメンバーと交流する機会はありません。「いろいろな大学の人と仲良くなりたい」と思って広報部に参加することを決めたメンバーもいます。そこでこのような状況はもったいないなと感じ、企画を立ち上げることになりました。

急に懇親会をすることになったので、いつものミーティングスペースはすでにほかの予約で埋まっており利用できず、市営の体育館やグラウンドも予約でいっぱいでした。やっぱり急には無理か・・・とあきらめかけていたとき、ふと周りを見渡す と京都は山に囲まれた街です。山は予約で埋まっているということはありません。こうして10月の懇親会では、大文字山に登ることに決めました。

幹事を務めてくれたのは河村芹奈さんと吉沢美南さん。いつどこに集合するか、どのルートで登山するかを決めてくれました。市街地からすぐの大文字山といえど遭難して救助を要請することもたまにあるらしく、そのような事態に陥らないように書籍やインターネットの情報を基にして登山ルートを決めたそうです。また総務チーム副リーダーの川村環奈さんは当日大学の講義があって懇親会には参加できないのに、この懇親会の情報をほかのチームのメンバーに伝達してくれました。

迎えた懇親会当日、天気予報では雨であったにもかかわらず、日ごろの行いが良かったのか太陽が燦々と輝いていました。12時50分に京都市営地下鉄蹴上駅に集合する前に、山頂でのおやつとして駄菓子屋などでお菓子を購入しました。

地下鉄蹴上駅を出発すると、煉瓦造りの「ねじりまんぽ」と呼ばれるトンネルをくぐりぬけ、かつて琵琶湖疏水を運航する船を運搬した「インクライン」という傾斜鉄道の跡地のほうへと向かいます。蹴上インクラインは昭和中期に稼働停止されましたが、現在では産業遺産として残されています。ここでは復元されたレールや船を載せていた台車を見ることができました。

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インクラインを通り過ぎてから少し歩くと、本格的な山道に入ってきました。木々がうっそうと生い茂る中、「京都一周トレイル」という道しるべと、先に登ったであろう人々が踏みしめて残した道らしき道だけを頼りに一歩ずつ足を進めていきます。途中には予想以上に険しいところもあり、落伍者が出ないようこまめに休息を取りました。

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時には足を滑らせないよう木の根っこに足をかけて、幹に抱きつくようにして体を支えて登ることもあり、肝を冷やしました。また元気に登山されている人生の大先輩の方々に先を越されるときには、「まだまだ若いねんから頑張りや」と声をかけていただき、励みになりました。

約2時間登っているとようやく頂上へと到着しました。頂上からの景色は言葉で表せないほどの絶景で、これまでの登山の疲れも吹き飛びます。日頃生活している京都の街が端から端まで見渡すことができ、まるでジオラマのように小さく見えます。

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頂上で少し休息を取ったあと下山の途に就いて少し進むと、五山の送り火の大文字の「火床」に着きました。そこでは頂上以上に登山客が多く、絵を描いている人や読書している人、犬を散歩させている人、昼寝をしている人といったように人々が様々なことをしていました。私たちはそこで記念写真を撮影しました。

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このように広報部の仲間で楽しい時間を共に過ごすことができました。これから先も総務チームとして広報部の活動の円滑化に尽力していきたいと思います。

この記事を書いた学生

かれんちゃん

かれんちゃん

卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!