現在、京都では唯一の路面電車である京福電鉄嵐山線（通称:嵐電“らんでん”）。
市街の一般道路を走り、車窓からの眺めを楽しみながら山や川が広がる嵐山まで行くことができます。そんな嵐電でパーティーができるというウワサを聞き、私たちは実際に開催してみることにしました。

会場はズバリ嵐電の車内。車両も景色もまるごと貸し切り

なんと、会場は嵐電の車内。1車両まるごと使い、車窓からの眺めを楽しみながら飲んだり食べたりできるんです。普段、何気なく眺めている風景を、違った視点から楽しめるのも路面電車ならでは。

“動く”パーティーで、嵐山へプチ観光

この嵐電貸し切りパーティーの1番の特徴は“動く”ところ。四条大宮駅から約20分で嵐山駅に到着します。四条大宮駅は、バスや阪急電車といった複数の交通機関と接続している駅なので集合しやすいのも嬉しいですね。

嵐山は竹林や保津川など自然で溢れる人気観光地のひとつ。季節ごとに桜や紅葉が見られ、日本のさくら名所１００選に選ばれるほど美しい景色なんです。京都学生広報部の部員たちが特に驚いたのは、嵐山駅で見つけた、友禅を施した600本もの“京友禅ポール”。オレンジ色のライトに包まれた京友禅が本当に幻想的でした。こうしてパーティーの途中で観光できるなんて、京都ならではの贅沢さですね。

車内で乾杯！飲みたいものが持ち込めます。

頭上につり革。パーティーでは珍しい光景ですよね。
でも実際に体験してみると、違和感なく楽しめました。食べ物や飲み物は自由に持ち込むことができるので、私たちはピザとたこ焼きを持ち込み、乾杯の後すぐに食べ物にかぶりつきました。
出発した四条大宮駅付近には、コンビニエンスストアやピザ屋さんなどがあり、現地に着いてから調達することもできるんです！また、事前に専用ごみ袋が配付されており、食後のごみを置いて帰ることができました。

人数が多いほどオトクにパーティー。みんなで貸し切ろう！

1車両まるごと貸し切るのにいくらかかるか、想像できませんよね。
今回は３０人でパーティーを開催したのですが、１人当たりなんと１,０９５円でできました。どんな料金システムなのでしょうか？

四条大宮駅⇔嵐山駅１往復(片道約２０分)+嵐山の滞在時間(６０分)

【利用料金】 10,500円×2（往復）        　＝21,000円

+【運賃】1人110円×2（往復）×30人 　 ＝6,600円

+【留置料金】1時間　　　　　　　　＝5,250円

※留置料金は30分まで無料、1時間から30分毎に5,250円

合計  32,850円

つまり、運賃以外は何人でも同じなので、大人数になればなるほどオトクになるというシステムなんです。（定員88人、座席数36席）
この基本料金に車内での飲食代金を入れても、普段お店で集まるより安い！私たち学生に優しい価格で、安心してパーティーを楽しむことができるんです。

京都ならでは！が詰まった新感覚パーティー

「嵐山ではどこを観光しようかな？」「車内で何を食べる？」とみんなで企画をするのも楽しみのひとつ。今回参加した部員もみんな、この斬新なパーティースタイルに興奮していました。
ゼミやサークルの打ち上げにクリスマスパーティーなど、大人数で食事や飲み会をする機会が多くなる大学生に、おススメのサービスです

参照:京福電気鉄道株式会社公式HP
http://randen.keifuku.co.jp/fun/rental.php
(立命館大学  国際関係学部 堀野未紗)