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巷で話題の京都SUSHI劇場に行ってみたー寿司は別腹―

巷で話題の京都SUSHI劇場に行ってみたー寿司は別腹―
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京都SUSHI劇場とは??

京都・時代祭館十二十二(トニトニ)は明治28年から続く京都三大祭のひとつとして知られる記念祭「時代祭」を通じて京都の文化をより知ってもらうため、昨年12月に平安神宮の境内に誕生した文化商業施設で、施設名はこの「時代祭」の催行日である10月22日に由来しているそうです。

この「十二十二(トニトニ)」が、新たな京都の文化・芸術・観光の情報発信拠点となるべく独自の日本エンタテイメントを発信できないかと考え、ご縁があった秋元康さんへ「京都SUSHI劇場」の公演を依頼されたそうです。秋元康さんがプロデュースされたエンタテインメントショーは毎日開催されています。

日本を代表するクリエイター陣とパフォーマーが集結。専属パフォーマンスチームのタコ組とイカ組が日替わりで、日本の伝統舞台芸能、忍者、芸者、寿司、戦隊ヒーロー、ヲタク、サラリーマンを演じます。
日本好きの外国人は勿論、京都好きの日本人も楽しめますよ。(今回、私はSUSHI劇場で、タコ組の公演を観覧してきました。)

それでは当日の様子をご覧下さい!

 

オープニング「京都より愛を込めて」

ガリ佐藤さん

さっそく劇場に入ってみると… 全方向どの位置でも楽しめるステージを発見! ステージとの距離が想像以上に近い(ワクワク)。
珍しいことにこの公演は撮影、録音が自由なのです。ぜひSNSで拡散しましょう~
案内人のガリ佐藤さんのオモシローイお話が終わったら、いよいよ開演。

雅な音楽が流れてきた~と思ったら、ポップなノリノリの曲に変わったー?? こんなに近いのってくらいの距離でダンスを披露してくれました。

日本のサラリーマンに幸あれ…!「We’reサラリーマン」

このショーはオープニング、エンディングを含めて全部で7つのパートに分かれています。
オープニング終了後、間髪入れずに登場したのはサラリーマン。
「We’reサラリーマン」が始まります。
デスクを持ちながらパフォーマーが互い違いに次々と登場。か、顔が真剣だ!表情だけでも多忙なサラリーマンの1日が伝わる! 名刺交換のキレがハンパない!

国を越えて楽しめるようにセリフを多用しないコンセプトとなっていて、表情や仕草で表現する所がこのショーの見所の一つだといえます。

名刺交換するサラリーマン

小道具と人でバスを作り、手に汗を握るだるま落としを披露してくれるなんて…サービス精神旺盛!
「何のこと?」と興味がわいた方は、ぜひ1度見てください。

外国人も大満足なパフォーマー登場!? 「That’s NINJA」

忍者が駆け抜けて、次の瞬間、上からも横からも飛び出してきました! このスピーディーな動き、臨場感をなんと言語化すれば良いのやら…(笑)。
忍者と、くの一の戦闘シーンは特に迫力満点でした!!

1人のくの一を助けた忍者、増え続ける敵、果たして彼らの運命は?

某童話とクールジャパン?「花魁シンデレラ」

休憩を挟んで4つ目のプログラムがスタート(休憩中もガリさんが楽しませてくれますよ~)
某童話を古典芸能風にパロディにしているのですが…なんと言っても、衣装が豪華。衣装チェンジは見逃し厳禁。

登場する人物が花魁ということもあって着物が素敵。妖しげなピンクの光に包まれた舞台。檻に入っている芸妓。美しい!これは惚れてしまいますね~実は男性の芸妓もいるんですよ。

若君と花魁(姫君)の恋愛模様に注目。アクションシーンもあってハラハラドキドキでした。

突如始まるアメコミ「壁戦士 WALLMAN」

話は変わり、アメコミ風の映像?どうやらウォールマンという正義の味方が存在するらしい。悪者に狙われ逃げ惑う女子高生。これもまた迫真の演技!現れたのはなんと…

アメコミ風のヒーロー!!
今回の見どころは戦闘シーン。キレのいいダンスにレーザーの光が効果的。この世界観に引き込まれること間違いなし。

運命の出会い…?「寿司は別腹」

真っ赤なドレスを身にまとった女性と白い服を身にまとった男性。彼らの関係は?何かが始まる予感。

そんな観客の予想を裏切ってくれるのがSUSHI劇場!彼らの正体は、、、劇場で確かめてくださいね!!

「あれ、パンフレットにヲタクが登場するって書いてたような…」ちゃんと出てきてくれますよ(笑) 。

フィナーレ「京都で会いましょう」

かわいらしいアイドルソング風のエンディング。「秋元康さんらしいな」と思いました。出演メンバー全員集合。観客と一体となってウェーブ。

日本の粋な文化「おひねり」(小銭を和紙に包み、ステージ上にいる気にいった役者をめがけて投げるチップのようなもの)も体験できました。

おひねりを貰う出演者達

秋元氏は、「この劇場からスターを誕生させたい」という思いで劇場を創ったそうです。
もう既に誕生しています。全出演者が観客を楽しませるために全力でパフォーマンスする姿はスターそのもの。私たちに笑顔と感動を与えてくれました。

京都には沢山の外国人観光客が訪れます。そんな京都で、今と昔の日本が面白く理解できる公演を行う。そのことで観光だけではわからない日本を理解する手助けとなる。「SUSHI劇場が日本と世界をつなぐ架け橋となって欲しい。」と感じました。

国境を越えて楽しむことができ、ファンと出演者の距離が近いのはSUSHI劇場ならでは。
彼らが躍るキレキレのダンスパフォーマンスをぜひ一度ご覧ください。すでにご覧になった方も、寿司は別腹です!

「京都SUSHI劇場」
住所:京都市左京区岡崎西天王町97-2 京都・時代祭館十二十二(トニトニ)2階
公演名「寿司は別腹」
日時:火・木・土17:00~、水・金・日12:00~(いずれも開場は30分前)
料金:8,640円(全席自由)

▽詳細はこちらから

(同志社女子大学 表象文化学部 樋口樹里)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

かれんちゃん

卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!