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【同志社大学】ボランティアサークルBLCとは?

【同志社大学】ボランティアサークルBLCとは?
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サークル。

大学生活において大きな比率を占める活動だと思います。

今回は私が所属する、同志社大学のサークル「BLC」を紹介します!

 

BLCとは

BLCとは、自閉症やダウン症の知的障がいをもつ子供たちと、月に一度交流する有償ボランティアサークルです。サークル名のBLCは、Better Life Creatorの略です 。

現在、活動に参加している部員は約30名です。

 

最初の活動

私は最初の活動で、嵐山モンキーパークに行きました。

子供たちと一緒に山道を登り、モンキーパークで暮らす サルに餌をあげました。

同志社大学BLC
(モンキーパークのサルに餌を手渡す部員。これ、意外と怖いです(笑)。)

BLCの新入部員はボランティア の経験も、知的障がいを持つ子供との交流経験もほどんどありません。私も、子供たちがどの程度話せるのかもわからず全く無知な状態でした。

そんな初めての活動で、一番驚いたのは先輩方の行動でした。先輩方は子供たちと友達のように接し、さらにサルと戯れるなどして活動そのものを楽しんでいました。

部員が子供をみてあげる、管理する、という構図を想像していたから、意外に思ったことを覚えています。

 

結局、最初の活動では子供たちを見るのに精いっぱいで、楽しむ余裕はありませんでした・・・。

 

サマーキャンプ

そんな私が活動を自発的に楽しめるようになったのが、サマーキャンプでした。BLCの活動の中には、1泊2日の春キャンプと、2泊3日のサマーキャンプがあります。今年の夏は石川県の能登の海へ行き、自然の家でキャンプファイヤーなどもしました。

初めこそ3日間も子供を預かることへの責任感と緊張感でいっぱいでしたが、先輩方のサポートもあって2日目の海では子供を見ながらではなく、子供と一緒に楽しむことができました。

活動を楽しいと思えたのはこのときが初めてでした。

同志社大学BLC
(サマーキャンプの一回生企画ではプリキュアをしました!)

 

有償ボランティア

入会される方の多くは口コミでBLCを知ってくださっていたようです。最近では入会費もなくし、新規入会者大募集中です!

ところで、嵐山モンキーパークへ行ったり、能登へ行ったりと、大学生のボランティアにしては大規模ですよね。実はBLCは参加者 から参加費を頂き、その予算内で活動をしています。

ボランティアなのに有償というのは矛盾しているようだし、無償のボランティアもあるのでメリットがわかりづらいですよね。しかしこのサークルは、20年以上も存続しつづけているんです。

 

私がそのわけを理解したのが、まさにサマーキャンプでした。

子供たちにとって、同年代の部員が楽しむ様子を見て、一緒に楽しめることこそが大きなポイントなんです。ヘルパーさんと一緒に出かけても、自分の興味がわくものがない限り子供はつまらないかもしれません。同年代と楽しい時間を共有できる点において、大学生の有償ボランティアにはメリットがあるのです。

さらに無償ボランティアなどの他の団体よりも、支援者と被支援者の関係性が限りなく対等に近いですね。

同志社大学BLC

 

サークルについて

最後に、高校生に向けて、サークル全般について印象が変わった部分をお話ししたいと思います。

 

そもそもなぜボランティアサークルに入部したのかというと、新入生勧誘活動で先輩が面白かったというだけの理由です。最初はいわゆる「大学生らしい」サークルに入るつもりでしたし、最終的な決め手なんかは、入会費が無料だから簡単に辞められるというものでした(笑)。

そんな私も大学生活を過ごして、交友関係を広げるための「大学生らしい」サークルだけではもったいないと思うようになりました。時間がたっぷりあって、何にでも挑戦や失敗ができるのは大学生の今だけ。フリーなこの期間を逃しては、新しい世界を見る機会は少ないですよね。

 

大学生のサークルには、のちに振り返ると友情だけしか残らないものがほとんどです。

BLCでは、差別を回避するために本当は知っておくべき多くの知識や、今しかできないであろう経験を得られます。また、重大な責任感を抱きながら楽しもうとするのも、意外と面白いものです。

でもそれが、賞を取ってやるという類の団結ではないのも、ひとつの「大学らしく」もあると、私は思うのです。

 

(同志社大学 経済学部 田川鈴華)

この記事を書いた学生

かれんちゃん

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