【大学の放送サークルって何するの?】同志社学生放送局の局員に活動内容を聞いてきた!
こんにちは!もう今年も残りわずかですね。高校3年生の方たちは入試に向けて、頑張られている頃ではないでしょうか。
今回私は、同志社学生放送局に所属する同志社大学4回生の斉藤哲陽さんと梅垣里樹人さんにインタビューしてきました。普段の活動内容から放送サークルならではのイベントや魅力などについて伺いましたので、受験勉強の息抜きに、ぜひご覧ください!
◎同志社学生放送局
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もくじ
普段の活動ってどんな感じ?
――活動の頻度はどれくらいですか?
斉藤:週5日の中から、自分の時間割に合わせて週に2日練習に参加します。授業の空き時間(空きコマ)に行う練習ということで、コマ練と呼んでいますね。
――1回生のコマ練では具体的にどのような練習をするのですか?
梅垣:先輩から代々受け継いでいるオリジナルの教材を使っています。
機材を扱うミキサー班は、収録のやり方や音楽の流し方など機材の使い方を教えてもらったり、アナウンサー班は発声や滑舌の練習をしたりしています。このように班が分かれているのですが、自分で好きな方を選べます。
――普段、どのような活動をされていますか?
斉藤:空きコマを使って、先輩が入局1年目の部員に「アナウンス」や「機材の使い方」を教えています。
1回生の下積み(コマ練)を経ることで、「昼放送」という校内で放送を流すラジオ番組を担当したり、我々も参加したことのある「大学対抗実況コンテスト」に出場したりすることができます。
他にも「NHK全国大学放送コンテスト」という放送サークルの大会への参加や、学内のサークルから依頼を受け、イベントに司会者を派遣することもあります。
ーー「同志社EVE」もビッグイベントだと思います。どのような取り組みをされているのですか?
斉藤:同志社大学創立記念日を祝う「同志社EVE」では「ラジオ喫茶」という形で出店するのが恒例です。
これは伝統的に続いている活動で、教室を借りてラジオの実演をしています。喫茶店感覚で飲み物を飲みながら、生放送のラジオ番組やラジオドラマを直接楽しんでもらえる機会になっています。
野球が好きな方ならやってみたい魅力的な活動がいっぱい!
―大学4年間で1番印象に残っているイベントは何ですか?
斉藤:私自身2・3 回生でコロナ禍を経験したので、やりたいことができないということもありました。その中でも、2度参加した「大学対抗実況コンテスト」が印象に残っています。
これはオリックスバファローズが主催する大会で、3人1組になって出場するものです。今年は6校から7チームがエントリーしました。
梅垣:私もこの大会が印象に残っています。当日は試合前に、参加者全員でオリックスのコーチと選手に囲み取材をさせて頂きました。実況でのやり取りに使えそうなコメントを引き出すのが面白かったですね。
――実際に実況をするにあたって、どんな練習をされましたか?
梅垣:この大会では、プロ野球の2軍の試合を生で見て、目の前で起こるプレーを実況します。
そのため“選手の情報”や、野球の細かな“ルール”を知っておく必要があります。まずは野球の勉強をしましたね。
その後に「どういう場面で、どういう言葉を使わないといけないのか」研究をしました。だからこそ、最優秀賞を受賞できた時は嬉しかったですね。
――チームで取り組む中で苦労したことはありましたか?
斉藤:実況担当の梅垣とは、高校の同級生で信頼関係がありました。でも、メンバー3人がそろって練習することや機材を触ることがなかったので、そこは苦労しましたね。
ズバリ放送サークルの魅力はどこに?
――同志社学生放送局に入って良かったと思う部分はありますか?
斉藤:私は小さい頃から滑舌が悪くて……。でも約3年間意識することで、早口や舌足らずな喋り方が、なおりました。だから入って良かったなと思います。
梅垣:このサークルは、それぞれが自分の好きなことを全力で表現できる環境だと思います。
野球が好きな人なら「大学対抗実況コンテスト」、ラジオパーソナリティに憧れる人は「昼放送」、というように憧れの職業を実際に体験できるのが楽しいですよね。僕自身もこういった活動に参加するなかで、入局してよかったと感じてきました。
――最後に中高生の読者に向けて、放送サークルの魅力を一言お願いします。
斉藤:個性を受け入れる受け皿が広いのが魅力ですね。“放送”という入り口を通して、やりたいことの幅が色んな方面に広がると思います。
梅垣: 放送局や新聞社など、メディア業界に就職する先輩や同期と繋がれるのも魅力ですね。先輩の就職活動の体験談が聞けるだけでなく、放送局に勤める先輩から、全国に放送される番組企画へのお誘いを受けて参加したこともあります。
同期とはお互いのエントリーシートを添削したり、面接練習をしたりと支え合ってきました。この2点は放送サークルならではだと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。私自身、同志社学生放送局がどのような活動をしているのか知ることができて面白かったです。この記事が、サークル選びの参考になれば幸いです。インタビューを受けてくださったお二方、ありがとうございました!
(取材・文:龍谷大学 政策学部 梅垣舞央香)
(写真提供:同志社大学 法学部 梅垣里樹人,同志社大学 心理学部 斉藤哲陽さん)