大学生からでも遅くない!素人だってここまで弾ける!~音楽サークルのすすめ~
皆さん、楽器を演奏したことはありますか?
始めてみたいけれど、ハードルが高くてなかなか始めることができない…
そんな方も多いのではないでしょうか?
でも、そんな方でも安心してください!
大学時代は、音楽を始める大チャンスな時期なんです。今回は、大学で音楽サークルに入り、
楽器デビューを果たした、川原侑紗さん(京都府立大学公共政策学部2回生)にインタビューしました。
皆さん、憧れの楽器を自分の手で鳴らしてみませんか?
「これだ!」と思って、気付けば加入していた
川原さんが所属しているサークルは、京都三大学(京都府立大学、京都府立医科大学、京都工芸繊維大学)の学生が集まる、アコースティックミュージックサークル「Hello」。
ギターやベースなどの楽器をやっている人、やりたい人が集まったサークルで、普段は各個人が好きな時に部室に集まって楽器の練習をしたり、演奏したり、部員同士で交流したりしています。また、定期ライブを年に何回か行い、組みたい人たちとバンドを組み、好きな曲を演奏しているそうです。
―どうしてこのサークルに入ろうと思ったのですか?
新入生歓迎会で、「Hello」がライブをしているのを見て、釘付けになったんです。
それまで、全く音楽系のサークルに入ろうとは思っていなかったんですが、「これだ!」って思いました。それくらいかっこよくて素敵なライブだったんです。
―楽器は何をしているんですか?
ベースです。父がベースを持っていたので、何の迷いもなくベースを選びました。佐賀県の実家からわざわざ持って来てもらったんですよ(笑)。ピアノ以外、全然楽器をやったことがなかったので、先輩にベース講習会を開いてもらったりしながら毎日練習していました。「きれいな音が出ない」ことが最初にぶつかった壁でしたが、ひたすら練習したり、先輩に質問したりしてようやく克服できました!
―ベースを始めることに対して「できないかもしれない」という不安はありませんでしたか?
私は、あまりなかったんです。幼い頃からピアノをやっていたこともあって、「練習したらきっとできるようになる」って思いこんでいたのかもしれません。
―実際に、ベースを始めてみてその考えは変わりましたか?
ベースは難しいです(笑)。
でも、周りに教えてくれる先輩たちがたくさんいる環境だからこそ、素人の状態から少しずつ成長できているんだと思っています。だから、「ストイックに練習し続ければなんとかできるようになる」っていう根本の考えは変わっていないです。
バンドを組んで演奏する、そこに見出す楽しさ
―初ライブはいつだったんですか?
7月のライブが最初でした。4月にサークルに入ってベースを始めたんですが、その3か月後に、もうライブに出ちゃったんですよ。その時に全然弾けなくて、もっと練習を頑張らないといけないって思いましたね。でも、その後の11月のライブで「音楽できるんだね」ってライブを見てくれた友達が褒めてくれたんです。今度はそれが嬉しくて、もっと頑張ろうって思うようになりました。
―悔しさも喜びも成長の糧にしてきたんですね。今はどうですか?
最近あったライブで、いろんな人やとても演奏が上手な先輩に自分たちのバンドを褒めてもらったことが嬉しかったです。バンドの難しさは「合わせる」ことにあると思うんです。音はもちろん、テンポも呼吸も合わせないと音楽にならないですし…。個人では演奏できても、合わせてみるとできなくなるっていうことが多々あります。でも、初ライブで組んだ時から、そういう課題をひとつひとつ解決してきたからこそ、今の成長を認めてもらえて褒めてもらえるのが一番の喜びです。
「入ってよかった」と心から言える
―ベースを始めてよかったなと思っていることはありますか?
自分の好きな音楽を自分たちの手で演奏できることです。まだ、コピーだけでアレンジはできないけれど、今後できるように頑張っていきたいと思います。そして、何より「Hello」に入って本当によかったと思います。様々な音楽に出会うことができるし、その音楽を生で聞くことができるんです。また、「Hello」で、音楽を教えてくれる先輩たちや一緒に頑張れるバンドの仲間など、自分にとって刺激的な人たちに多く出会うことができたこともとてもよかったと思います。
―最後に、今の目標は何ですか?
自分にベースの弾き方を教えてくれた先輩や、ストイックに楽器と向き合っている先輩のようになることですね!
川原さん、ありがとうございました。皆さん、いかがでしたか?大学で音楽サークルに入れば、独学よりもずっと簡単に、青春を感じながら楽器が弾けるようになる気がしませんか?
これを機に、大学で入ってみたいサークルの候補の一つとして音楽サークルを考えてみるのはいかがでしょうか?
(立命館大学 文学部 山下杏子)