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【京の七夕】京都の夏の風物詩 鴨川納涼2018

今年も8月4日と5日の2日間、「鴨川納涼」が開催されました。

鴨川納涼は毎年、三条大橋〜四条大橋の鴨川右岸河川敷で開催されます。河川美化や伝統産業の普及啓発コーナーだけでなく、京都府内市町村や各都道府県人会による特産品の販売、伝統芸能のライブパフォーマンスなどが行われ、大変賑わう京都の夏の風物詩です。

今回は初日にお邪魔してきたので、その様子をお伝えします!

会場は涼しげな鴨川の川床

まずは三条大橋右岸河川敷のゲートからスタート。
時刻は17時。始まってすぐにも関わらず、すでに会場には大勢の来場者で溢れていました。
小さな子どもたちや若いカップル、さらには外国からの観光客もたくさん見られ、夏祭りのような熱気です。会場のすぐ側には鴨川が流れ、どこかひんやりとした趣も感じられました。

地域・伝統に関する演目

しばらく歩くと何やら大勢の人の集まりが見えました。賑やかなお囃子のような音色も聞こえてきます。彩線会による「阿波踊り」です。しなやかで美しい舞に、子どもから大人まで目を奪われていました。鴨川は歌舞伎発祥の地ともいわれ、古くから芸能にゆかりのある地。ステージで披露される演目は鴨川の賑わいをより一層創出していました。中央ステージでは「郷土や地域・伝統に関する演目」が、鴨川ふれあい空間ステージでは「パフォーマンス系の演目」が披露されるなど、ステージイベントが充実。全国各地の伝統芸能を楽しむことができました。

鴨川納涼2018開会式

最初に、西脇隆俊京都府知事の挨拶

次に、門川大作京都市長の挨拶

西脇知事と門川市長による開会の挨拶で鴨川納涼2018がいよいよ始まりました。今回取材させていただいた「鴨川納涼2018」は京都府を中心とする「鴨川納涼実行委員会」が主催となり、「京の七夕」と連携して開催され、なんと昭和44年から続く伝統あるイベントです。鴨川の保護に対する啓発だけでなく、全国の観光や物産の振興、さらには人々の交流や憩いの場として京都に定着しています。知事と市長の温かい言葉で2018年度の鴨川納涼がスタートしました。

全国のふるさと産品の出店

少し薄暗くなり、お腹がすいたところで全国各地の特産品が出店されている「全国郷土エリア」へ。日本全国各都道府県の色とりどりの旗がなびき、夏祭りのような熱気と美味しそうな匂いに、私達広報部のメンバーも期待が高まります!

ここで広報部のメンバーが実際に食べたものを紹介。京都島根県人会の出店ブースでは「サザエの壺焼き」をいただきました!隠岐の島直送の新鮮なサザエ、そして焼き立てアツアツ、県人会の方も親しみやすくて温かかったです!

続いての写真は京都徳島県人会の出店ブースでのワンショット。一見普通のスーパーボールすくいに見えますが、よく見ると一つだけ大きさの違う緑色の球体が、、、

なんとこれはスーパーボールとともに徳島県の名産品「すだち」をプールに浮かべた「すだちすくい」なんです!
大きくて綺麗な緑色の新鮮なすだちをすくうことができました!

美味しそうなものがたくさんありましたが今回は、広島県人会の「広島焼」と「はっさくサイダー」、山形県人会の「玉こんにゃく」を鴨川の河川敷でいただきました!京都はもちろん全国各地の郷土料理や名産品が一度に集結し、会場は大盛況でした。

夜になり、ライトアップされた四条大橋河川敷の鴨川納涼ゲートに到着。
鴨川納涼には京都だけでなく全国それぞれの地域が持つ良さを発信し、継承していく意味が込められていました。
そして日本の伝統芸能に触れ、京都の美しい風景を一度に感じることができます。
ぜひ来年の夏は京都の「鴨川納涼」に行ってみてはいかがでしょうか。

(文:同志社大学 文化情報学部 森川梨美)
(取材協力:京都女子大学 現代社会学部 山本奈未

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