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国立大学落ち私立文系の民が贈る5つの受験アドバイス

こんにちは。タイトル通り国立大学に落ち、同志社大学に入学した笠原です。
今回は受験のエピソードということで、僕の受験を振り返りつつ、受験生の皆さんに少しでも役に立つアドバイスを届けられたらいいなと思います。

皆さんに伝えたいことは5つあります。

 

1.明確かつ具体的な、受験する動機を考えてみよう!

まずはこれですね。

辛い時ほど、「自分はなんでこんなことしてるんだろう?何のためにこんなに勉強しているんだろう?」と思ってしまいます。こんな時、より強固な目標や動機を持っていると挫けずに耐え抜くことが出来ると思うんです。

「どうしても親元を離れたい!」とか

「あの大学に行って将来いい会社に入ってやる!」とか

「俺もキラキラ華やかな大学生活をエンジョイしたい!」とか、どんな理由でもいいです。

ですが、できれば

「親元を離れて京都で和食や和菓子を食べまくって毎日観光してやる!」

など、より具体的に大学へ行きたいという気持ちを育てるといいと思います。
僕もオープンキャンパスに行ったり、大学の授業を詳しく調べたりしてモチベーションを上げていました。
同志社大学に関しても、そのようなモチベーションの上げ方をしていたからこそ、受かったのかもしれません。

 

2.何度もやる単語帳、問題集を何冊か持っておこう!

筆者が受験で使用していた参考書

学校に1人くらいはいる参考書マニア。
いっぱい買ってるからといって勉強が得意とは限らなかったりします。

正直、どんなにいい参考書でも一通りやるだけでは身につきません。
逆に、書店でなんとなく手に取った参考書でも、何度もすれば実力はつくと思うのです(持論です)。
できれば買った参考書は3周ぐらい繰り返しやってみてください。そうすると「この問題はここらへんのページにある」とか、「はいはい、またこのコラムね…」など、細かいところまで覚えられるほど理解が深まり、さらに愛着も湧きます。

実際僕も受験当日にはずっと使ってきた単語帳や問題集を持って行って、それらを会場でパラパラ。
「俺こんなにやったんだぜ?何百ページもある問題集3周したんだぜ?よし、俺大丈夫だよ」
と、参考書ごとにある、難解な問題を理解した時の喜びなどのエピソードを回想して自信や励みにしていました。ここまでくるとお守りですけどね(笑)。

 

3.スケジューリングが大切

筆者が受験期に使用していた思い出の消しゴム
(受験期の思い出の消しゴム)

自分のことを過信しすぎず、かつ予定を少なくしすぎず、毎日の学習計画を立てましょう。
僕は実際、
「まあ単語1日100個、問題集10ページ、リスニング30分、模試復習1時間、これくらい1日で出来るな!」
→「やばい全然終わらない…」
を繰り返していました。これが僕の受験の1番の反省点です。

自分の集中力や性格を加味しながらスケジュールを立ててみてください。そしてしばらく実行してみて、修正する所はしてまた実行。を繰り返していけば最適なスケジュールが完成するはずです。

長期的な計画も大切です。具体的には、
「いつから過去問題をやるか、いつからセンター試験対策をするか、この問題集をいつまでに終わらせるのか」などです。

僕の個人的な判断ミスは、世界史と数学における比重の置き方。僕は世界史の対策が特に必要な私立大学を受験するという理由で、多くの時間を世界史につぎ込みました。その結果、センター試験でも私立・国立大学の入試でも使う数学の勉強が満足にできませんでした。昔の僕にアドバイスできるなら、

「現在の成績や重要度、そして受験までのタイムリミットを考慮して一番するべき科目・分野を把握しろ。犠牲もいとわないでキッパリ決断しろ。」

と言いたいです。そうしないと本末転倒になってしまいます。
実際に僕は数学の勉強不足が影響して、センター試験や前述の私立大学の試験に失敗してしまいました。もっと数学の勉強をしていたらいろんな試験でうまく立ち回れたのでは、と後悔してます。皆さんは同じような目に合わないでくださいね(泣)。

 

4.他人に左右されるな、絶対!

国立大学落ち私立文系の民が贈る5つの受験アドバイス

「あいつもこの問題集をやった」とか、「急にあの子の成績が上がったのに俺は下がってしまった」とかあると思います。
人の成功や努力をみて自分のやり方を変えようかと思ったりしますよね。

ある程度はいいと思うんです。でも、自分で決めた目標ややり方を人に合わせるという理由だけで易々と変えてしまうのはどうかと思います。辛い時も嬉しい時も互いに影響しあえる友達は大切。でも自分の受験は自分だけのやり方でいいと思います。

 

5.逃げることと息抜きは違う!

国立大学落ち私立文系の民が贈る5つの受験アドバイス

僕の周りで受験に成功している人は、完全に勉強ばかりしているわけでもなく、部活もしていたし、遊びにもたまには行ってました。
みんな『君の名は。』を受験期に観に行ってました。ちなみに僕は観てません。悲しいなぁ…

っていう話ではなくて!

僕が言いたいのは、たまには遊んでもいいけど勉強とのメリハリをつけよう、ということです。1か月に1回友達とボーリングとかカラオケに行く。それを楽しみにして1か月ひたすら勉強する。みたいな。

逆にやってはいけないのが逃げること。僕は受験直前に塾の自習室の雰囲気に耐えられず、家に引きこもって動画を見る日が数日ありました。これは現実逃避であって、息抜きではありません。息抜きは解放感や達成感が生まれますが、逃げるのは自分でも背徳感を感じます。良くないです。遊ぶならやること、目標を達成してから遊びましょう。

 

まとめ

5つのことをまとめると、

具体的で明確な動機をもって受験に臨み、自分にあったスケジュールで程よい量の問題集を何周もやって、たまに遊んでもいいけどメリハリを大事にしつつ他人に流されず初志を貫徹してください。

ということです。

最後に、後悔のないように受験期を乗り切れたのなら、たとえ志望校に合格できなくてもそれは受験成功と言えるのでは、と思います。人事を尽くして天命を待つ。そんな受験が僕も出来ればよかったなぁと思います。
その後悔が少しあるため、今は精いっぱい良い大学生活にしようと頑張ってます。

受験期は長いようで短いです。その短い期間にいかに頑張れるかであなたの未来も決まります。どうか、後悔のない受験にしてくださいね。

 

(同志社大学 経済学部 笠原真史)

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