アフリカ ケニア海外研修紀行 大自然や人々のパワーに触れて人生観が変わった話 【ケニア到着編】
もくじ
いざケニアへ
2018年2月とても寒い京都を離れ、私は日本から約11,000㎞離れた赤道直下の国、アフリカのケニアへ大学の海外研修プログラムで訪れていました。アフリカやケニアの現状を自分の目で見て、それをもとに今後の国際社会の動向や自身の進路について考える。そのような目的で訪れたケニアでは様々なことを経験しました。大自然に圧倒されたり、現地の人々との交流を通じて色々なことを感じたり、帰国直前に病院に運ばれる事態になったり…
とにかく、たくさんのことを経験し、私の人生観にも大きな影響を与えてくれたアフリカ、ケニアでの学び。その一片をここでご紹介したいと思います。
渡航
深夜の日付が変わる直前に私はケニアを目指して飛び立ちました。ケニアまでは直行便ではなく、中東のドバイで一度乗り継ぎをします。そのため、まずはドバイを目指しての出発です。約11時間のフライトを終え、到着。時差の関係で現地時間は朝の5時頃なのでまだ真っ暗でした。次の飛行機は10時出発なので約5時間待つことになります。世界中から人が集まっていることもあり、ドバイの空港では様々な言語が飛び交っており、まさに「グローバル」な感じがしてとてもわくわくしました。
そんなこんなで待ち時間も終わり、10時にドバイを出発。ここからまた約5時間のフライトです。先ほどのフライトが10時間以上だったので、今回は比較的短く感じました。そして現地時間の14時30分頃、ついにアフリカのケニアに到着しました。
ケニア到着
ケニアに降りたった瞬間の感想は……「暑い!」
今回メインで滞在するケニアの首都のナイロビは標高が高い(約1800m)ため赤道直下といえども比較的過ごしやすい気候と言われており、昼間の気温は約30℃です。とはいっても、2月の日本からいきなり30℃の環境に行くとさすがに強烈な暑さを感じました。空港を出て、日差しが照りつける中、標高が高いこともあり青くてきれいな空がとても近くに感じました。まさに、ケニアに来たのだな、と実感した瞬間でした。
その後、バスに乗って滞在するホテルまで向かいます。現地で走っている車は中古の日本車が多く、道も舗装されています。しかし、そのバスの車窓から見える景色がまさに新しい発見に満ちていました。車が行き交う道路で、横断歩道や信号がない場所で横断する人々。渋滞の時、車に乗っている人にペットボトルの水などを売るために車道を歩いている人。道路のすぐ脇で何十頭もの牛を手なずけて歩いているマサイ族の人…。次々と現れる景色に様々な刺激を受けるなかで、改めてケニアに来たことを実感しました。
ケニアに着いた初日から驚きの連続だったのですが、現地でのプログラムはさらに面白い刺激に満ちあふれていました。ケニア到着編は以上になります。引き続きこのケニア研修の様子をレポートしていきますので、お楽しみに。
立命館大学 国際関係学部 児玉邦宏