2か月間、北アルプスの山小屋で住み込みバイトをしてみて得たものと失ったもの
こんにちは、京都で大学生をしている今井です。
突然ですが、住み込みバイトというものをご存じでしょうか。
その名の通り、住み込みで働くアルバイトのこと。したがって、そこで働く間は自宅ではない場所で寝泊まりしながら働くわけです。
ぼくが約2か月間、
コンビニ当然無し、wi-fiほぼ無し、電波ほぼ無し、7畳半の4人部屋、共用ボロテレビ1台、食料はヘリで運び、朝5時に起きて朝5時から仕事、
という環境の、とある北アルプスの山小屋(標高2500m)で住み込みアルバイトをしてみてわかったことをまとめてみようと思います。
結論から言うと
✔得たもの
- そこそこのお給料
- 素晴らしすぎる食生活と生活習慣
- 家族のような仲間
- 大学では決して学べないこと
- 下界で働く現代人の闇は深いという気づき
✔失ったもの
- 夏休みの課題による4単位
- 勉強へのモチベーション
- 髪のキューティクル
- 夏の…青春。(意味深)
夏休みの予定がなさ過ぎて、山にこもることを決意
そもそもなぜ、山小屋で住み込みアルバイト?と思う方もいるかもしれませんが、理由は無い。
ガムシャラに受験勉強を頑張っていた受験期から一転、京都の大学に入学して初めての夏休みを目前にして、約2か月間自由に過ごせるという「人生の夏休みの中の夏休み」的な時間をどう使っていいのかわからずに、山にこもることを決めました。
✔そもそも山小屋って?
山小屋というのは、主に登山者が寝泊まりしたり食事をしたりする場所。
まるでホテル・レストランのようなきちんとしたところもあれば、雑魚寝、暖房無し、風呂無し、食事も質素というザ・山小屋というところもあります。
当然標高が高いところにある山小屋は後者で、ぼくが働いていた山小屋もそんなところ。
✔山小屋での生活は下界とは何もかもが違う
ぼくが働いていたのは標高2500mの山小屋。当然下界での生活とは何もかもが違います。
- コンビニはおろか、買い物できる場所などない金使わない)
- とはいえ物価は高い(缶ジュース350円、カップ麺500円)
- テレビは食堂にボロっちいのが一台
- wi-fiはどっか飛んでるらしいが使い物にならん
- 幸いお風呂はあった
- 部屋は7畳半、布団しかない場所に従業員4人で雑魚寝
- 食料などはヘリで運んでくる
ような場所。
毎日の生活は下のような感じ。
- 04:58 起床&出勤
- 05:00 登山者の朝食準備
- 06:00 お風呂掃除
- 08:00 従業員朝食
- 09:00 宿泊者のお部屋掃除
- 11:00 登山道整備、小屋整備etc
- 12:30 喫茶番&昼食
- 13:00 休憩(登りにいくor昼寝)
- 17:00 夕食準備
- 21:00 片づけ終了
- 22:00 従業員お風呂
- 23:00 ダラダラ(おしゃべり&星を見に行く)
- 24:00 就寝
朝は5時から働き始めて、昼寝をかまし、0時くらいに寝る。最初はきついけど、慣れてくると、下界で毎日夜更かしして昼まで寝てた(大学行け)生活よりもむしろとても身体の調子がいい!!まあ朝はきついのだけど…。
そしてこれからがいよいよ本題…
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