受験は辛いが役に立つ!
もくじ
『死ぬ気で頑張るって意外といいもんでした』
これは映画『ビリギャル』の主人公、さやかのセリフです。
そしてわたしの受験期をひとことで表すと同じことが言えると思います。
受験を終えた今、高校生に偉そうなアドバイスは出来ませんが、もし今高校生の自分が目の前にいれば伝えたいことを大きく3つにまとめました。
模試の判定に一喜一憂せんでええ!
どうしても、今やっている勉強方法が合っているのか不安で、目に見える結果をすぐに求めてしまいますよね。
だから模試でも、校内順位や志望校判定に目が飛びつく。
でも、学校の人たちがみんな自分の志望校を受験するわけではありません。あくまでも、模試の判定は目安であって、本番の結果がすべてです。
学校ごとに人気の波があるので、自分が受験する年にその波が来れば、模試の判定が良くなくても合格の可能性は十分あります。
実際、私の友達も何人もそれを経験しています。
だから、一番良いことは信頼できる先生を見つけてその人が出してくれる課題をがむしゃらにやること、つまり目の前の勉強を精一杯することだと思います。
支えてくれる友達に感謝を!
高校の友達はとても大切。本当に大切。
大学生になっても、わたしは高校の友達と遊んでいます。
もしかしたら、大学で知り合った友達よりも高校の友達と遊ぶ方が多いかもしれません。
しかも、面白いことに高校時代にはそんなに話さなかった人とたくさん遊んでいます。
当時は気づいていませんでしたが、高校で過ごした毎日は普通の日々のようで普通ではありませんでした。
文化祭のダンスで新宝島をして真顔で揺れる練習をしたことも、黒板を使ったバースデーサプライズをしてもらったことも、数学の先生が授業中に寝ていたことも(笑)
全てかけがえのない思い出になっています。
これらを共有した友達は、おそらく私の一生の友達になるでしょう。
受験が近づくにつれて、私のスマホのデータフォルダは写し損ねた板書の写真や、世界史の暗記の語呂合わせをまとめたサイトのスクリーンショットばかりになっていきましたが、その間にたまに出てくるイベントの時の写真はとても輝いて見えます。
休み時間や帰り道にたくさんアホなことを喋って笑った友達がいなければ、わたしは自分との闘いともいえる受験勉強を乗り越えることが出来なかったと思います。
当たり前のように横にいてくれる友達がいるのなら、それはとても恵まれている証拠。
その友達にいつも心のどこかで感謝の気持ちを持つこと!
丸亀製麺にも感謝を!
そして、私の受験勉強はこれなしに語れない、、、フードコートにある丸亀製麺!
ショッピングモールの二階に塾があり、一階にはスーパーとフードコートがありました。
そのため、私はフードコート内のお店でご飯を食べることが多く、特に丸亀製麺に通い詰めていました。
コスパ・味・ボリューム、どれをとっても最高。
わたしはぶっかけの冷の並に温泉卵をのせ、無料の天かすとネギをトッピングするのが大好きでした。
この組み合わせばかりを大体毎日同じ時間に食べに行っていたので、「いつもの下さい。」と言っても通じたのではないかと思います(さすがに言う勇気はありませんでしたが)。
そして、いつもより集中できた時やこれからテストだというときには少し高めの期間限定のメニューを食べました。
「なんて美味しい食べ物なの!」
涙が出るくらい感動したこともありました(涙が出るは言い過ぎました)。
受験期に私の胃袋を支えて下さった丸亀製麺さんには頭があがりません。
こうして書いている今も、あのうどんが恋しくなっています。
今日のお昼に食べに行こうかな。
誘惑に負けるな!
受験生にクリスマスもお正月もありませんでした。
年明け早々にセンター試験が待っています。
そのため元旦に初詣も行きませんでした。
三が日は塾が開いていないため近所のマクドナルドに行って勉強していました。
その時は辛かったし早く遊びたいと悔しい思いもしましたが、今考えると、お正月から勉強なんて普通はできないでしょう。
あの切羽詰まった状況がそれを可能にさせました。
そして、ほんの数か月で人間ここまで変わるのか!と思えるようになりました。
今はあの時の辛い気持ちも良い思い出であり、去年作った『受験が終わったらしたいことリスト』にチェックを付けていくのがとても楽しいです。
だからこの時期に辛くてやめたいと思っていた受験生の私に伝えたい言葉を書いて終わろうと思います。
「適当に過ごしても、精一杯頑張ってもどうせあとほんの数か月で終わるから!
20歳になって『あの時の自分よく頑張ったなあ。。。』って思って飲むお酒はきっとおいしい!
将来の自分のために精一杯、今頑張れ!!!
(立命館大学 産業社会学部 山本菜摘)