立命館大学 国際関係学部に合格した私が勧める4つの英語勉強法
もくじ
受験方式
私は国際関係学部を「IR方式」という英語のみ必要な方式で受験したので、題名の通り、ここでは私が国際関係学部に受かるために実践した「英語」の勉強方法について書きます。
*IR方式を受けるには、一定の基準(立命館大学入試情報サイトを参照してください)を満たしている必要があります。
その1:自分のレベルを知ること
勉強をするにはいい教材を選ぶことが重要だと私は思っています。自分のレベルより上すぎるものでもダメ、同じレベルでもダメです。
そこで、自分のレベルを知るために私がやったことを紹介します。
1.まずはセンター試験の過去問
やってみましたが…自分には簡単すぎた(1年間の留学を終えて帰ってきてすぐの話です)。
そこで、次。
2.受験生にはお馴染みの赤本。
関関同立はもちろん、有名どころの大学の赤本は、片っ端から解きまくりましたが、「どこもそんなに難しくない…」。
こんな感じだったので、「もしかして私、特になにもしなくても受かるのでは…?」と思いました。が、しかし、IR方式の英語の過去問はどうにも良い点数が取れなかったんです。
そんな時、
3.自分にぴったりな教材との出会い
学校の英語の先生に相談したところ、オススメされた教材がこちら。
この教材の中身は一般的な教材と同様、1つの長文があって、それに対する問いが4、5つ。といった感じ。
とりあえずこの中の長文に目を通してみた感想は、「全体の1/3くらいしかわからん…」。
結論から言うと、それくらいで大丈夫です。「ほぼ、意味がわからない。でも全くわからない訳でもない」そういう自分のレベルよりちょっと上すぎるかな?と感じる教材を選ぶといいと思います。
その2:長文の「完璧」和訳
ひたすら長文を訳していました。でも、ただ何となく訳すのではなく、いちいちV(動詞)、S(主語)、接(接続詞)や、that 以下はどの単語に掛かってくるのかなどを書き込み、「完璧」に訳すことがポイント(書き込むのは教材ではなく、そのコピーがいいと思います)。
後のページにそれぞれの長文の訳が載っているので、訳したら
1.自分の訳と照らし合わせ、
2.間違っていたら、何が違うのか塾の先生に聞いたり、自分で調べたりして解決していく。
3.そして最後にもう一度、なにも見ずに、全訳する。
これの繰り返しです。
少し面倒な上、文章自体かなり難しかったので、結構イライラしながらやっていました(笑)。
IR方式の英語を受けた後に感じたのですが、先ほど紹介した教材の長文のほとんどが、IR方式の英語より訳すのは大変だと思います。でも、面倒で地道な作業を続けていたからこそ、本番の試験の方が簡単だと思えるくらい、いつの間にか英語力が伸びていたのです。
その3:単語を覚える
これは当たり前といえば当たり前ですが、英単語を覚えることもやっていました。私は『英単語ターゲット1900』以外は使ってません。覚え方としては1〜100の単語を1週間ひたすら覚え、翌週に101〜200の単語を覚える。それの繰り返しです。
これは私のクラスメイトは全員持っていたのですが、
「本が汚なければ汚いほど努力した証拠だよ」と先生に言われたので、私も頑張って汚しました(笑)。
とりあえず、一度は全単語に目を通して置いてください。覚えてないと思っていた単語を本番でふと思い出した、なんてこともあるので!
その4:国際問題を一応知っておく
最後にもう一つ。『The Japan Times ST』という英字新聞をたまに読んでいました。
でも、これには割とすぐ飽きてしまったので(苦笑)、途中からは、普通に日本語の新聞を読んだり、ニュースを見たりして、国際関係に関する出来事について、「とりあえず知る」ことを心掛けていました。
というのも、IR方式の試験では国際関係に関する話題の長文が出るので、もし自分の知っている話題が出た時に、その内容を少しでも知っていれば、英語がわからなくても長文を理解できる可能性があるからです。
国際問題を知っておくことは、試験だけでなく、国際関係学部に入学した後の授業の手助けにもなるので、やっておいたほうがいいと思います。私はこれを怠ったので、入学してからが大変でした…
ポイントまとめ
1,現在の自分のレベルより、少し上のレベルの教材を見つける。
自分のレベルより高すぎるものをやっても×、同じレベルのものをやっても×(例えば、センター試験の英語で100点前後の人がいきなりシリーズ5をやると、挫ける可能性大です)。
2.その教材の長文を、完璧に訳す(本番では完璧に訳す必要はありませんが、その練習をし続けることで本番でのスキミングができるようになります)。
3.英単語を覚える (長文の完璧和訳で自然と文法は身に付くので、後は単語を覚えれば大丈夫です)。
4.国際関係に関する問題を知る(本当に後々、授業が楽しくなるのでやったほうがいいです)。
以上、4つのことが、私が立命館大学国際関係学部に受かるためにした英語の受験勉強でした。受験勉強は辛いこともたくさんあると思いますが、それを乗り越え、大学に入れば楽しい4年間が待っています。頑張って下さい!
(立命館大学 国際関係学部 末本仁奈)