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【涼しげ】夏だ!あっつい京都でキラキラ和菓子パーティーしてみた【前編】

【涼しげ】夏だ!あっつい京都でキラキラ和菓子パーティーしてみた【前編】
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2017年夏、時はインスタ戦国時代。スマートフォンでもハイクオリティな写真が撮れるようになった昨今、こんなことを思う人も多いのでは?

かわいいお菓子とか載せて、いいねほしいよ~~」

「でも、インスタ映えするものってなかなかみつからないよ~~」

「そんなことより、お菓子食べたいよ~~」

「てか暑すぎ

はい!そこのあなた!あなたですよ!

あなたのために、今回は「京都っぽい」「キラキラな」「夏の和菓子」をたくさん集めてご紹介します!

なんといっても、写真映え間違いなし!
お土産にしたら家族ウケ・友達ウケ間違いなし!どれも、京都に立ち寄った際に絶対チェックしてほしい逸品です。この記事を読むだけで、涼しくなれる……かも!?

 

京都限定ご当地スイーツ「水無月」って知ってる?

さて、キラキラ和菓子を紹介する前に……ちょっと見てほしい和菓子があります。あなたは「水無月」を知っていますか?

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そう、これが水無月。真っ白なボディにつぶつぶあんこが映えますね。
……えっ、全然キラキラじゃないって?

鋭い!でも、よーく見て。実はこのお菓子、ある「キラキラ」なものを模してつくられたものなんです。

――京都では、毎年6月30日に水無月を食べる習慣があります(私も食べてます)。6月30日は1年の折り返しにあたる日で、「夏越祓(なごしはらえ)」という、文字通り夏を越す前に半年分の罪やケガレを祓って、残り半年の無病息災を祈願する神事が行われます。旧暦を使っていた時代は、この神事も旧暦6月30日に行われていました。2017年でいうと、旧暦6月30日は8月21日にあたります。もう、めちゃくちゃ暑い。当然、クーラーも冷蔵庫もない昔の人は消耗しきって、衛生環境の悪さから伝染病も流行っていました。

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こちらが水無月の図解説明です。もうお分かりですね?小豆には厄除けの意が込められています。そして水無月はなんと「氷」を表しているんです。三角に切った水無月を氷に見立てた昔の人の想像力はすごい。これこそ、見て涼しく、食べて涼しく。庶民にとって氷が中々手が届かなかった時代の知恵がたっぷり詰まったお菓子だったのです。

さっそく実食しました。甘さ控えめのういろうの歯ごたえとホクホクの小豆がいいハーモニーを奏でてますね。冷やして食べるとさらにGood。冷たいお茶と一緒に食べたら最高です。

 

キラキラ和菓子だいしゅうごうだわいわい!

さあさあ皆さんお待ちかね!キラキラ和菓子パーティーの開幕です!会議後に京都学生広報部メンバーを招集し、大規模撮影会&試食会を開催しました!テンション爆上げ!

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いっぱい買ってきました。どきどき。

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じゃーん!和菓子はつるつるなものが多く、滑ったりうまく皿に入らなかったりしてひやひやしましたが、何とか全員集合できました!前編・後編の2記事に分けて説明します!それでは、さっそく一つずつみていきましょう!


 

羊羹を超えた!?「爽やかな」羊羹

よくみるとラメ入り
よくみるとラメ入り

トップバッターはこちら、亀屋清永(かめやきよなが)さんの「星づく夜」。透明な羊羹(!)の中に、あんこでできた月とメレンゲ入りの淡雪羹(あわゆきかん)でできた星が入っているのが分かりますね。すでに、私の知っている羊羹の概念を超えています。

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横からみると上が透明、下が青の2層構造なんですね~。凝ってる。実際食べてみると、ほろほろっと小気味よく崩れていく寒天、その瞬間パッションフルーツとレモンの香りがカーンと響いて……なにこれ!めちゃくちゃ新しい!広報部員からも「爽やかっすね~」と大好評。お友達や家族の興味を引くこと間違いなし!

-商品情報-
亀屋清永「星づく夜」 小 810円(税込)(6月~7月(夏期)限定商品)

 

幾重にも重なる夏の夜空に胸キュン!

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「キラキラ和菓子」といえばこれ!ってぐらい人気の高い七條甘春堂(しちじょうかんしゅんどう)さんの「天の川」。七夕の夜空をイメージした、濃紺~紫の3層、白い味甚(みじん)羹(かん)(もち米から加工した米粉を用いている)、オーソドックスな小倉羹の5層構造。

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切ってみると、色んな深さの青が映えてめちゃくちゃ綺麗……!女子部員からの人気もバツグンで、「食べてみた~い!」という声が随所から聞かれました。ぜひ、ご自身の目で楽しんでほしいです!こちらも星を模した銀箔がキラキラ光って、「羊羹」のイメージが完全に覆されちゃいます。お味も、上質な餡のとっても上品な甘さが楽しめます。冷やした日本茶とも相性バツグン。

-商品情報-
七條甘春堂 季菓「天の川」 半棹 972円(税込)(夏期限定商品、店頭販売は6/1~8/13ごろ)

 

羊羹界の「ゆめかわいい」代表、見つけちゃいました

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今度は、俵屋吉富(たわらやよしとみ)さんの6月限定商品「涼風のみち」。ピンクとブルーの錦玉羹(きんぎょくかん)で白い道明寺羹(どうみょうじかん)を挟んでいます。この写真で見ると、なんだか不思議な色合いですね。でも切りわけてみると……

 

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じゃーん!もう、かわいい色合い全部詰め込みました!っていう感じですね。夢が溢れてます。

メンバーからは、赤・白・青を連想したのか「これどこの国旗?フランス?オランダ?」なんて言葉も飛び交いましたが、鮮やかでとっても印象的な色使いですよね(ちなみに、横に3分割されている国旗はオランダですよ!)。そんな「涼風のみち」は、ほかの2つと比べて少し硬めの不思議な食感が楽しめます。食べた瞬間からじわっと甘さが広がり、目でも口でも楽しめる一品。7月からは姉妹商品として「清流めぐり」が発売されています!

-商品情報-
俵屋吉富 京逍遥(きょうしょうよう)「涼風のみち」 半棹 972円(税込)(6月限定商品、7月限定商品として、京逍遥「清流めぐり」が販売中)
ホームページ http://www.kyogashi.co.jp/

 


今回の紹介はここまで!前編で紹介しきれなかったお菓子は、後編でたっぷり紹介します

次回は、今若者の間で人気沸騰中の「琥珀糖(こはくとう)」、中に金魚が泳いでる!?ステキな和菓子「金魚ばち」を紹介します!また、あるお店でキラキラ和菓子が食べられるという情報を聞きつけ、食レポしてきました!取材しながら、ドキドキワクワクが止まりません!乞うご期待!

※記載している情報は全て2017年6月30日時点のものです。

(京都大学 文学部 池垣早苗)

 

この記事を書いた学生

かれんちゃん

かれんちゃん

卒業生が執筆した記事はかれんが紹介しているよ!