銘刀・膝丸に会いに大覚寺へ!
京都・嵯峨に位置する「大覚寺」をご存知ですか?
このお寺は真言宗大覚寺派の大本山で、1200年の歴史を持つとても由緒あるお寺なのです。
今回は、嵯峨御所とも呼ばれる大覚寺と、そこに所蔵されている刀剣について紹介したいと思います!
もくじ
まずは!大覚寺について
大覚寺の正式名称は「旧嵯峨御所大本山大覚寺」。
実はここ、もとは平安初期に嵯峨天皇によって建てられた離宮なのです!初めからお寺だったわけではなく、大覚寺となったのは、桓武天皇の孫・恒寂入道親王が876年に開山された時でした。
ここには、嵯峨天皇が浄写された般若心経が奉られているそうです。
また、大覚寺はいけばな発祥の花の寺とされ、「嵯峨御流」という流派の総司所(家元)です。
大覚寺にある日本最古の庭池とされる「大沢池」の菊ヶ島に咲く野菊を嵯峨天皇が手折り、器にいけたというエピソードが残っているそうです。素敵なお話ですね…。
大覚寺では11月の「嵯峨菊展」をはじめ、季節に合わせた行事がたくさん!興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください!
▽詳しくはコチラ
https://www.daikakuji.or.jp/event_season/
銘刀・膝丸とは…?
皆さんは大覚寺に所蔵されている「膝丸」という日本刀をご存知ですか?
それでは、膝丸について少しご紹介しましょう!
膝丸はあの源氏に代々受け継がれてきた太刀で、重要文化財にも指定される一振り。
持ち主によって次々と名前が変わり、「薄緑」は源義経によって名付けられたと言われています。
昨年10月7日~12月5日には「秋の名宝展」が開催され、「薄緑(膝丸)」も展示されていました。
私も実際に拝見しましたが、膝丸の名前の由来にふさわしい鋭さと妖しさ、また日本刀独特の美しさも間近で感じることができました!
人気のヒミツ!
そして、この日本刀が今、女性を中心にかなりの注目を集めているんです。
それはなぜでしょうか…?
©2015-2017 DMM GAMES/Nitroplus
なっ…なんというイケメン!!
実はこの方、膝丸という名前なのです!
どういうことかというと、「刀剣乱舞-ONLINE-」(DMMゲームズ, 株式会社ニトロプラス)という育成シミュレーションゲームのゲームの中で、今回紹介した膝丸も擬人化された「刀剣男士」の一人として登場しているのです。
髪色も名前の「薄緑」に合わせているんですね♪
3月12日まで開催されている「刀剣乱舞-ONLINE- 京の軌跡スタンプラリー弐」の期間中、大覚寺には膝丸等身大パネルが設置されます。銘刀「膝丸」の関連品としてこんな可愛らしい鈴も!
私もこのゲームは大好きで、この記事に協力してくれた友人と聖地巡りもしたことがあります♪私たちが大覚寺に訪れた時も日本刀ファンの方が多くいらっしゃいました!
皆さんも膝丸に会いに、大覚寺を訪れてみてはいかがでしょうか?
[大覚寺]
https://www.daikakuji.or.jp/
[刀剣乱舞-ONLINE-]
http://www.dmm.com/netgame_s/tohken/
[刀剣乱舞-ONLINE- 京の軌跡スタンプラリー弐]
http://www.touken-kyonokiseki.com/
(文・写真:京都府立大学 文学部 田端真子)
(協力:京都府立大学 文学部 福田まなみ)