【#京都紅葉2020】北野天満宮もみじスナップ
こんにちは!
京都には神社仏閣を中心にたくさんの紅葉スポットがありますが、中でも北野天満宮のもみじ苑は特に人気な場所の1つです。
こちらのもみじ苑、なんと史跡である御土居(おどい)の遺構でもあるのです。「御土居」とは京都を囲むように作られた土塁(堤防のような土壁)のことで、そのためもみじ苑は御土居の上から下へと紅葉を見ていくことのできる階層構造となっています。
今年はゆっくり紅葉狩りができなかった……。そんなコトカレ読者のために、紅葉の写真をたくさん撮影してきました。それでは京都の秋をご堪能ください!
もくじ
色付きを辿りながら……
御土居を流れる紙屋川と青もみじの1枚。
取材に伺ったのが11月半ばということで、まだ緑のままの葉も見られました。写真でもわかる通り、葉の先などは少しずつ赤く色付いてきています。
ちょうど季節の移り変わりを切り取ることができたのかもしれません。
この写真の葉の色は、だいだい色といったところでしょうか。
秋のイメージにぴったりな優しい色使いですね。垂れ下がったもみじの葉が道行く人たちをほどよく隠してくれるので、写真好きな人にとって撮影しやすいスポットかもしれません。
枝の伸び具合から視界をまっすぐ斜めに横切るもみじ。ちょっと独特ですよね。
見事に色付いた真っ赤なもみじを発見。バックの緑色とのコントラストが個人的に好きです。
私たちが訪れた頃はまだ緑が多い時期だったのでこうした色の対比を楽しむことができました。
もみじが見ごろの時期になるとあたり一面が真っ赤に色付いてしまいますから、こうした色の変化を楽しむことができる期間はごくわずかかもしれません。
こちらは御土居にかかった小さな橋。
いちばん人気の撮影スポットで、多くの人がカメラを構えていらっしゃいました。
色とりどりのもみじと真っ赤な橋、その下を静かに流れる紙屋川。すべてが調和した風景は他ではなかなか見られないのではないでしょうか。
感想を添えて
もみじ苑散策を終えての感想を、同行者の京都学生広報部PRチーム内海さんに聞いてみました!
私たちが訪れた時は完全に木々が色づいていたわけではありませんでしたが、もみじと青葉のコンビネーションが何とも絶妙でした。
「北野天満宮=学問の神様」というイメージが強いですが、昔の堤防である御土居の悪水抜きなど、歴史学・考古学的に価値のある史跡もあり、史学科に在籍している身としては非常に勉強になりました!
おわりに
いかがでしたか?
北野天満宮が持つ紅葉スポットとしての魅力を、少しでも感じていただけたのではないでしょうか。
もみじ苑は毎年公開されているので、今年見逃してしまった方は次の機会に。ぜひ緑のもみじが真っ赤になるまでの季節の変化を北野天満宮で楽しんで下さいね。
北野天満宮公式HP↓でもご確認いただけます。
(本文・写真:同志社大学 法学部 石井魁人)
(取材協力:京都女子大学 文学部 内海万知子)