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【都ライト‘16】町家を彩るいろんな灯り

町家の格子から漏れる灯りをはじめ、和紙を通した柔らかい光などいろんな灯りが魅力的な、都ライト。
今年も広報部員が行ってきました。

昨年の様子はコチラから↓
https://kotocollege.jp/archives/1391

格子も灯りも、色とりどり

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都ライトは、実行委員会の代表、水谷さんも「干支が一周したという意味でも節目」と言われるとおり、今年で12回目。11月11日から13日にかけて開催されました。
水谷さん曰く、欠かせない地域の人とのかかわりを今年はより大切にされていたそうです。

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一言で格子と言っても、本当にさまざま。
会場を巡っているとよくわかります。

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格子の周りだけでなく、路面を照らす光も魅力的です。

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学生実行委員の方と地元の方が、水を撒くところも見られました。これは「打ち水」と言って、来客への心遣いを表すとともに、石畳を綺麗に見せる効果があります。
たしかに、濡れた路面には、漏れた光がより鮮やかに映っていますね。

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こんな目を引く工夫が凝らされた格子も。

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ちょっとかわいらしい影も見られます。
とにかく見る側を飽きさせない工夫が満載でした。

立ち寄りたくなるいろいろ

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小さいながらも存在感がある、土間に置かれたライトアップ。
聞けば、西陣織の織機で用いる紋紙(糸を通す穴が開いた、いわば型紙)のなかでも、使用済のものをつなげて光を当てているそう。

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同じ建物では町家についても勉強できました。
上の写真にある模型は、昭和初期の町家のもの。

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くぎを使わずに木を組む、伝統的な継手も紹介されていました。
こちらは大阪城の大手門にのみ使われている特殊な継手なんだとか。
そのほか町家の耐震・耐火についても丁寧に解説されていました。

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また、会場の片隅には焼き芋屋さんが!
少し肌寒かったこの日、足を止める人が多くみられました。

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さっそくひとつ購入。おいしくいただきながら歩くのも楽しいものです。
会場の景色にもよくマッチしていました。

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昨年はなかったいろんな発見があった都ライト。
年々見どころが変わっていくことが目に見えてわかりました。
あなたもぜひ記事にもないような発見を求めて都ライトへ!

(文:立命館大学 産業社会学部 宇高浩嗣)
(写真:京都産業大学 文化学部 石永路人)

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