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京都で開催中!テート美術館ーYBA&BEYOND世界を変えた90s英国アート

京都で開催中!テート美術館ーYBA&BEYOND世界を変えた90s英国アート
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こんにちは!
みなさんはイギリスのアートに触れたことはありますか?
私はイギリスに留学した際に美術館を訪れましたが、現代アートをじっくり鑑賞したのは今回が初めてでした。

今回は、京都市京セラ美術館で開催中の「テート美術館―YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」に行ってきた感想をレポートしていきます。

アートという概念を超えた、個性的な作品が多く展示されていたので、ぜひ最後まで読んでみてください!

これもアート!?地下鉄の路線図かと思いきや・・・

サイモン・パターソン 《おおぐま座》 1992年 テート美術館所蔵

一見、交通機関の路線図に見えるこの作品。しかし、よく見ると駅名がイギリスの哲学者や俳優、作家などの著名人に置き換えられています。地図や図表が信頼できるという思い込みを裏切った遊び心のある作品です。
イギリスに行ったことのある私は、川の位置や地下鉄のマークから駅名を予測することができ、面白かったです。路線図という身近なものが芸術の一部になることに驚きました。ちなみに「おおぐま座」というタイトルは星座に由来し、サイモン・パターソンが「スター」と考える人物を集合体のように配置したそうです。

身近にあるものをアートに

スティーヴン・ビビン 《コインランドリー=ロコモーション(スーツ姿で歩く)》 1997年 テート美術館所蔵

一見すると何を表現しているのか分からない不思議な作品です。丸い枠の中に写真が見えます。この作品を生み出したスティーヴン・ビビンは家庭用電化製品を改造して機械やカメラにする創作活動で知られ、この作品はコインランドリーにある洗濯機をカメラに改造したそうです。近くで見ると、自分自身がドラム式洗濯機の中にいるような気持ちになりました。前を横切る人の様子は実際に見ないと分からないことがあるため、ぜひ足を運んで見てほしいです。

コーネリア・パーカー 《コールド・ダーク・マター:爆発の分解イメージ》 1991年 テート美術館所蔵

続いては360度の視点から鑑賞できるこちらの作品。今回の展示の中で一番大きな作品です。中心の光で照らされた物体の影が壁や床に映し出され、独創的な雰囲気に引き込まれます。

よく見ると、靴やカメラ、人形など、様々なものが吊り下げられています。作者は、見過ごされがちな日用品を用いることで身近なものに精神的な意味が宿ることへの関心を反映したそうです。制作するのも展示するのも大変な作業だったのだろうと思いました。

日常生活を見つめ直すことができる作品

モナ・ハトゥム 《家》 1999年 テート美術館所蔵

「家」にある調理器具が並べられたこの空間。この作品を作るにあたって、家という環境や家庭、そして女性が暮らす領域は健全であるという意識を打ち砕くものだと考えたそうです。ワイヤーに流れる電流を通して器具が光ったり、消えたりする様子から、不気味な雰囲気が感じられます。展示された調理器具を使う人々を想像すると、家事を行うことへの苦痛を感じました。

マイケル・クレイグ=マーティン 《知ること》 1996年 テート美術館所蔵

こちらは、鮮やかな色使いが印象的な作品です。
見慣れた日用品が並んでいますが、本来、消火器や梯子より小さいはずの懐中電灯が大きく描かれています。普段小さいものにあまり目を向けていないなと気づかされる、意味のある作品だと感じました。実際に見ると、大きく描かれた懐中電灯や、背景の力強い赤色に心を奪われる作品です。

さいごに

いかがでしたか?
今回紹介した作品以外にも写真や映像など90年代のイギリスの様子が感じられる展示がありました。また、個人的に私はイギリスに行ったことがあったので、展示されていた写真にどこか懐かしい風景を感じ、この展示を楽しむことができました。

「テート美術館―YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」は9月6日(日)まで京都市京セラ美術館で開催中です。
みなさんもぜひ、足を運んでみてください。

展覧会の詳細は公式サイトをご覧ください。
https://www.ybabeyond.jp/

(取材・文 同志社大学 文学部 井本真悠子)
(取材 龍谷大学 社会学部 武居美怜)

この記事を書いた学生

Bournemouth sand

井本真悠子

同志社大学 文学部

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